胸を張ってMr.childrenが好きだと言えない僕らへ

※ミスチルがめちゃくちゃ好きな人は見ないでください



モンブランです。突然ですがMr.childrenは好きですか?
僕は好きです。
死ぬまで1つのバンドしか聞いたらダメと言われたら、迷わずミスチルを選ぶぐらい、ミスチルが好きです。

何が好きって、全部好きですよ。
一番好きなアルバムは「Q」か「シフクノオト」かな。
でも「HOME」も初めて買ったアルバムで思い入れがあるし、「REFLECTION」の無骨さもかっこいい。あのアルバムは正にミスチルの新時代、セルフプロデュースの幕開けを感じたアルバムでしたね。
あぁ、1つになんて絞れないです。

in the pocket、聞きましたか?いい曲ですよね。
僕もリリースされてから直ぐに聞きましたよ。
アルバム「I MISS YOU」もこの前出てましたね。これも聞きました。



良い曲、ですよね。




うん。でもさぁ・・・・



桜井和寿、いやMr.Children。



お前らもっとやれるやろがい。




I MISS YOU

birthdayとか生きろの時もずっと思ってたんですけど、なんでこんなに音が薄いんですか?
今回の新曲はまだマシなのかもしれないですが、なんかミックスも変ですし田原ギターが全然聞こえてこないんですがこれなんなんです?
何かの洋楽のオマージュ?だとしても伝わらないんでやめてほしいです。

I MISS YOUも全曲聞いているんですが、全体的に新曲と同じ感想です。
もっとやれるハズなのにやっていないというか。
編曲もコバタケっぽくしようとしている部分があるのかもしれませんが、薄いです。ギターも全然聞こえません。ナニコレ?
どう考えてもボーカルの声を支えるだけの伴奏になってないし、何のアクセントもないドラムは単調でしかない。メロディセンスはまだまだ感じるだけに、個人的にめちゃくちゃ腹が立ってる。

その最たるものが、「party is over」。
これ聞いたことありますか?めっちゃくちゃ良い曲です。
この曲のサビから感じるのは往年の超国民的バンドだった90年~00年代ぐらいのMr.Childrenの雰囲気。特にBメロの転調からシームレスに繋がるサビの流れがとても気持ち良い。

なのに、何故かギター1本で桜井さんによる弾き語り。
めちゃくちゃ腹立たしい。許せん。

この曲はもっともっと伸びしろがある。Birthdayなんかよりも壮大で切なさと前向きさを共存した曲になれていた。田原さんのクリーンギターのフレーズが曲全体の流れを彩る。合間に入ってくるストリングスのメロディが更に涙腺を刺激する。ナカケーのベースは案外Bメロでよく動く。全てを支えるJENのドラムは決して単調なんかじゃなく、これまでのように力強いながらも楽器隊の音を1つにまとめるだろう。
音楽なんてやってないけど、こんな風にしたらいいのにな、というイメージ
は湧いてくる。

結局I MISS YOUで一番刺さったのは「fity map」だった。
この曲は痺れた。少しあからさまではあるが、曲の構成も、メロディも、全部が「一昔前のミスチル」そのものだった。
でも、どのサイトを見てもこの曲を絶賛しているものはなかった。なんで?






他にもムカつくのがこのアルバムやら新曲を絶賛している謎の勢力の存在です。
こいつらの存在がミスチルをダメにしたんだ。
何を出されても美味しく頂けるファンとか音楽オタクの存在がこのバンドの方向性をダメにしている気がしてならない。

コバタケ脱退論は[(an imitation) blood orange]の頃にさかんに議論されていた。その前から論争はあったのだろうが、僕がネットでその論を見たのがその時期ぐらい。
そして、それに応えるかのように、コバタケはMr.Childrenのプロデュースから離れ、今後はセルフプロデュースでやっていくことが発表された。
REFLECTIONは半分ほどコバタケが編曲していたので、完全に手を離れたのは「重力と呼吸」以降になるだろう。

ファンは歓喜していた。色んなブログやYouTubeのコメントでコバタケがいなくなったのを喜んでいるファンの姿があった。
僕自身も、喜んでいた。

何故なら、その頃のミスチルはシングルを出すと大抵バラードでストリングスもりもりのお涙頂戴曲が多かったからだ。
だから、「ロックなミスチルが帰ってくる!」とその時はみんなして大喜びしていた訳だ。

その様が、今に繋がっている。
どの曲にも光るものを感じながら、イマイチ刺さらない。
重力と呼吸以降、ずっとこのモヤモヤした気持ちを抱いていた。
いつかはきっと、次のアルバムはきっとと思いながら。



イミテーション

つい語気が強くなってしまった。
結局のところ、僕自身が一番ミスチルを聞いていた時期がQ~SMFぐらいの時期だった。
その頃の記憶が強く焼き付いていて、そのころに近いものを今のミスチルに求めている、駄々っ子のような意見なのだ。
あの頃のミスチルが好きで、今のそれを求めてる。
きっとそんなものはイミテーションだ。
まがい物であり、模倣品。

だけど、きっと同じ思いを抱いているファンはいるのではないだろうか?
過去のミスチルだけが良いと思っている訳じゃない。新しい挑戦をするのなら応援したいと思っている。
だけど、胸を張ってミスチルが好きだとは言いにくくなった。

時間は残酷
もう魔法は解けてしまった
過去ばかりが綺麗に見える
現在がまた散らかっていく

イミテーションの木

それでも僕は、これからもミスチルを聞き続けるだろう。


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