手軽にパワーワードを量産する裏ワザ3選
子供の頃の夢は魔法使いでした。箒で空を飛び、東に泣いてる子がいれば、行って黄色い花を咲かせ、西に疲れたOLがいれば、行ってスタバのコーヒーを差し出す。そういう人に私はなりたかったんです。
しかし実際の所、人は魔法が使えません。箒で空は飛べないし、子供が泣いていても、花を出して笑わせることもできません。OLに関しては魔法がなくてもできることです。
そんな私に残された道はもう文章の魔術師になることしかないのです。そう、人が抗えないほどの魅力を感じるパワーワードを作りまくる。それしか道はありません。
そんな見習い魔法使いの私含め読者の方々のために、今回は超簡単にバズる言葉を生み出せるコツを3つ紹介していきます。
ナンバー法
数字を言葉に入れると、それだけ説得力が大幅にアップします。
私がよくタイトルで使う方法の1つです。あらかじめ伝えたいことの数を見せておくことで視覚的に目がいき、情報の整理がしやすいからです。
ナンバー法はタイトルだけでなく、文章に使っても効果を発揮してくれます。例えば
上記はグリコのキャチコピーです。グリコ一粒のエネルギーは人が300メートル走る分と同等入っていることをアピールしています。「ひとつぶに栄養がいっぱい」と書いてあっても漠然としていて、ピンとこないですよね。
漫画「ワンピース」でウソップが相手につく嘘の1つです。8000人という具体的な数字を出すことで、大群を想像させ、ビビらせる効果があります。
これがもし「俺にはたくさんの部下がいる!!!」だったらどうでしょうか。
相手は「たくさんって、どれくらい?100人?1000人?」と困惑してしまいます。これでは具体性に乏しいため、相手はビビってくれません。想像力が刺激されないんです。
文章の中に数字が入るとそれだけで、圧倒的に目を引きます。さらにそれが具体的な数字であると、相手はパッと理解できます。漢字やひらがなよりも、数字の方が人に伝わる速度は速いのです。
またナンバー法は奇数で使うとより効果を発揮します。
「7つの習慣」「101匹わんちゃん」「3匹の子豚」など印象的なタイトルは奇数が多いです。
あくまで言葉としての強さという視点ですが、2、4、6、8などの偶数は優しい感じがして、弱い印象があります。
恐らく数が揃っているため、歩幅が合い、協調性の高さがイメージできるからです。
反対に1、3、7、9などの奇数はエッジがあり、強さを感じさせます。これは偶数とは違い、奇数は必ず余ってしまうので、そこから協調性の低さがイメージできてしまうからだと思われます。単独で動ける分、個性が強く、目立っている印象です。目立つパワーワードを作るなら断然奇数がおすすめです。
ナンバー方の作り方は下記の通りです。
トーマス・エジソンの名言を使ってやってみます。
これだけでも魅力的な言葉に見えるのは「ギャップ法」が使われているからです。
ギャップ法とは伝えたい主張の前に、正反対の主張を置くことで、強い言葉を作る方法です。興味ある方は下記の記事を見てみてください。
話を戻します。次は①の言葉をナンバー法にアレンジします。
②の方が圧倒的に目を引きます。数字を加えたことで具体性が増し、理解度が高くなりました。
合体法
この世にある新しいものとは、そのほとんどが「2つあるものの組み合わせ」で生まれます。流行するワードを作りたいなら合体法がおすすめです。
数年前に子供に大流行したアニメシリーズです。妖怪とウォッチ(時計)という、全く関連性のない単語同士が組み合わさり、新しい世界観を構築しました。
近年ブームになっているサービスの1つです「レンタル」という言葉に「彼女」が組み合わさり、全く新しいサービスが誕生しました。
ふつうの言葉同士を組み合わせることで、新しい世界、概念を生み出せるのが合体法の魅力です。上手くいけば0から何かを創造できる可能性を秘めています。
作り方はとってもシンプル。
例えば「奥手な男子」をよりキャッチーなネーミングにしたいと考えたとします。
次に別軸の言葉を思いつき、片っ端から当てはめてみます。
この中で今まで出会ったことがなく、語呂がいいものを選択すれば完成です。
頂上法
人間は基本的に比べっこが好きです。なぜなら他人という尺度があって初めて、自分が何者なのかを知ることができるからです。
比べっこの中でも特に「1番」という数字が大好きです。日本で1番高い山は誰もが知っていますが、2番目に高い山となると、ほとんどの人が答えられません(ちなみに北岳です)1番とそれ以外とでは大きな隔たりが存在するのです。
CMなどでも「売上No.1」と書かれていると、興味のないものでも見てみようという気持ちになるのが人の性です。
キリンビールで一番売れているビールです。意味としては「優れている」という意味の1番ではなく、「一番搾り製法」のことを指します。ただ名前の頭に一番と書かれているだけでもインパクトは抜群です。
今一番勢いがあると言っても過言ではないロックバンドです。1とは書いていませんが、王や社長といったトップ(1番)を連想させる言葉は同じくらい印象に残ります。ビジネス系のインフルエンサーに○○社長が多いのもこういった理由があるからなのかもしれません。
作る方法は以下の通りです。
まとめ
✅奇数の数字を使うと具体性が増し、インパクトのある言葉ができる
✅関連性のない言葉を組み合わせてると新しい概念を生み出す言葉が生まれる
✅「1」や王などトップを連想させる言葉に人間は弱い。
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