フォローしませんか？
シェア
静寂を切り裂くように 車が畦道を走り抜ける 水の張られた田んぼに 車のライトが反射する 淡…
遮断機は、けたたましい音ともに ゆっくりと目の前を通り過ぎる 右からか、左からか どちらか…
工場の壁は高くそびえ立つも 防音の意味を失っていた 中に溢れていた音もいつの間にか 遠くに…
所々に穴の空いた小屋 割れた窓に蜘蛛の巣が張る 煙を失くした煙突 草木が覆って刺々しい道 穴…
もうどれだけ歩いた事か 孤独に耐え、走る車を横目に 道はどこまでも続く 大きな道もあれば横…
秋も終わりを告げ冬が顔を覗かせる 今日と明日の境目を私は歩いていた 時折、頬を切り裂くよ…
国道を走る車 陽はすっかりと落ちて ヘッドライトが眩しく 時折、鬱陶しい 急ぐ車もある 家にいる待ち人の為であろうか 赤になれば 何台もの行列ができる 止まっている車を覗けば 欠伸をしている人 歌を歌っている人 ハンドルを指で叩く人 青に変われば一斉に動き出す そんな車の群れを横目に 私はゆっくりと歩く 誰もいない道を 北へ北へと行く宛もなく 最後までお付き合い頂きありがとうございます。 2020年10月のスキが多かった作品 Best5をマガジンにまとめました。 宜
私の居場所をここに作ろう 沢山の人には疲れた 山の上に作ろう 独りは寂しいから 外に出て街…
寂れた街灯と朽ちかけたベンチがある 昼間は人影もなく街灯はただ その場に立ち尽くしている …
