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あの人が生きている世界と、死んでいる世界がある

ホロン


 日本は、世界のホロン(雛型)なのですよ。
 ホロンとは、アーサー・ケストラーという科学ジャーナリストが提唱した概念でね。ギリシャ語のホロ(全体)と、(部分)を合成した言葉です。

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 例えばホロン的には、北アメリカは北海道です。
 北アメリカには、ネイティブ・アメリカンが住んできたのですがね。ヨーロッパからの開拓民たちがやってきて、彼らの生活は激変しました。
 北海道も、古よりアイヌの方々が住まれてきたのですが、本州からの開拓民により、彼らの生活は激変したのですな。
 ちなみに、ネイティブ・アメリカンとアイヌの文化は、ともに精霊信仰を礎としているのですよ。
 ホロン的には、オーストラリアは四国なのです。
 オーストラリアでは、アボリジニたちが、ウォークアバウトという儀式を行ってきました。これは、祖先の歩いた土地を、同じように辿りながら巡礼する儀式ですがね。同じような巡礼の旅が、四国にはありますよ。
 八十八ヶ所巡りですな。
 オーストラリアは、オレンジに代表される柑橘類の産地で有名ですがね。
 四国は、ミカンや柚子など柑橘類の産地で有名です。日本の柚子の48パーセントは、高知県産なのですよ。
 ホロン的に見ると、オーストラリアの上あたりには、ギリシャがあります。
 ギリシャの特産品はオリーブですがね。
 四国の上には同じくオリーブを特産品とする小豆島があります。
 キリスト教の総本山であるバチカンは、日本では、総社市になるのかもですよ。総社とは、日本全国の寺社を統べる意味ですから。
 世界で一番お金儲けがうまいのは、「ユダヤ人」と言われてます。「ユダヤの大富豪」とか、諸説ありますからね。そして、ユダヤの国であるイスラエルに対応するのが、商人の都市と言われる大阪ですよ。
 世界で一番高い山はエベレストですが、ホロン的には、その場所には富士山があるのです。
 また、日本は、すべての大陸プレートが重なり合うところにあるので、世界中の鉱山資源が採れるのですな。
 そして、意外に知られてないことですがね。四季が劇的に変化する国は、世界で日本だけなのですよ。
 日本人のDNAもまた、ホロンなのです。
 日本人のDNAの特異性の1つは、世界中のさまざまな人種のDNAを内包していることなのですな。コーカソイド、ネグロイド、モンゴロイド、オーストロイドといった人種のDNAを持っているのです。

境港ムーミン


 私は、わがアニメイトのビー坊に言ったのですよ。
「だからビー坊よ。平井堅も阿部寛もジミー大西も、同じ日本人なのだ!」
「そういえば、おいらの近所に住んでるタバコ屋のおじいちゃんなんか、イギリス人に見えますぜ! 高校のときの同級生にも、タイ人そっくりの奴がいました!」
「うむ、私の友人にも、X-メンに出てくるウルヴァリンそっくりの人がいるのだよ。イタリア人と子泣き爺をミックスしたような人もいるぞ!」
「日本って、ホロンなんすね」
「さまざまなホロンを調べていて、ふと『鳥取の境港は、世界ではどこになるのかな?』と考えたのだが、私はフィンランドだと確信したのだよ! 」
「ケルマさん、なんで境港がフィンランドなんですかい?」
「うむ、フィンランドには、世界的に有名なトーベ・ヤンソンというアーティストがいるのだよ。彼女は、作家であり、画家であり、マンガ家でもあったのだ。
 有名な作品は『ムーミン』だよ!」
「ムーミンですかい? ありゃぁ、カバじゃなくて妖精だそうですね。
 ぁあっ! も、もしかすると、境港といえば水木しげる先生の出身地じゃないですか!」
「わかったようだな」
「水木しげる先生は、妖怪の大御所ですぜ! 境港には、妖怪ロードもありますよっ!
 じゃあ! ムーミンは……」
「よくぞ見抜いたな! ビー坊よ! ムーミンは、妖怪なのだ!
 水木しげる先生だったら、
こんなふうになっていたに違いない!

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なんか、すごい脱力系になってますぜ……

 この宇宙には、ホロン的なシステムが機能しているのです。
 だから、ホロンである日本で起こることは、世界に起こるのですよ。意図的に、日本でなにかを起こせば、それは世界に反映されるのです。
 ホロンは、中国医学でいうところの経絡、つまりツボみたいなものですな。

 そして日本には、いたるところにホロン・スポットがあり、そこに干渉すれば世界に影響を与えることができるのですよ。
 ホロンシステムに干渉できるのは、目に見えない《陰》のエネルギーなのです。


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