
【QOL爆上がり!】精神科訪問看護を利用し始めてよかった【利用者の体験談】(過去記事より)
精神科訪問看護の利用開始!
わたくしこの度、訪問看護の利用を開始いたしました!(2022年4月当時)
人生初です🤞
めっちゃ楽しいよお!
週に一回・30~40分の利用でとても楽しく、毎回あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そしていつもワクワクして次の訪問看護の日を待っています。
今回は訪問看護を実際に利用してわかったことを中心に書いていきます!
それから、訪問看護を実際に利用しようと思った時「どうやって家に招いたらいいの?」「どれくらいおもてなしをしたらいいの?」という問題についても私なりの考え方をまとめました。
ぜひ参考にしてください😊
精神科の訪問看護でどんなことをしてる?
私の選んだ訪問看護ステーションは作業療法士の方が中心に在籍していて、一緒に手芸などの作業をして心のケアを行ってもらっています。
具体的には私のもともとの趣味であったかぎ針編みを一緒にしてもらいました。
かぎ針などの道具はあるので、あとは訪問看護ステーションの事務所にある毛糸と編み図の書かれた本を追加料金なしで使わせてもらいました。
事務所にあるキットは無料だそうです。
他にもUVレジンや刺しゅう、ミニクッキングなど、事務所にある材料なら無料で、自分で作りたいものがある人は自分で材料を買うなど用意して一緒に楽しみます。
精神科訪問看護で作業療法をして効果があったこと
そんなちょっとした遊びみたいなことしてなんか意味あるの???
私も受けるまではそう思っていました。
でも実際体験してみるといいことだらけ!
訪問看護で変わったこと
またひとりで趣味ができる状態に戻った
寝たきりにならない
適度に疲れるので寝つきが良くなった
昼夜逆転が直った
昼間に不安になるようなことを考えなくてよくなった
自己肯定感UP
目標ができた
やりたいことができた
自分にも何かを成し遂げる力があると思えるようになった
充実を感じるようになった
特に自分一人では趣味をするのもおっくうで、ほぼ寝た切りの状態から抜け出せたことは大きいです。
仕事をしているか寝込んでいるか。
そんなの絶対に自分の人生を生きていません。
まず仕事のことばかりではなく、趣味の時間を持てるくらいの余裕を持つ。
その仕事以外の時間を自分らしく生きる。
自分の好きなことを楽しんでできるようになると、自分らしく生きられている感じがする。
自分らしく生きられていると心に余裕ができて仕事も頑張れる。
そんな風になれたのも、訪問看護で作業療法を受けたからでした。
精神科訪問看護の利用を始めたきっかけ
訪問看護を受けることになったのは、自殺念慮から精神科に入院して、退院した後でした。
仕事のことを考えて眠れない。
仕事をしたらもうそれだけでぐったり。
なにも楽しめなくて自分を追い詰めるばかり。
そんな生活を立て直すべく、医師と相談して仕事をセーブしてデイケアも再開。
プラス訪問看護も受けることにしました。
通院先の大きな病院に入院していたので、退院の時にどこの精神科訪問看護ステーションにするか病院所属のケースワーカーさんに相談しました。
ケースワーカーさんの話
ケースワーカーさん「訪問看護には看護師中心のところと、作業療法士中心のところがあるよ。
でも作業療法士中心のところは少ないかな」
ケースワーカーさんの話では、訪問看護で看護師さんが来られる場合は
薬の管理
血圧や体温など健康チェック
後の時間はお話や相談
というところが多いと聞きました。
対して作業療法士さんが来られる場合は
いっしょに手芸などの手作業をする
ストレッチなどの軽い運動をしてくれるところもある
もちろんお話や相談も作業をしながら自由にできる
という感じだと教えてもらいました。
私の場合、薬は毎日自分で飲めているし、血圧も測ったところであまり興味もなく、相談はデイケアでもできます。
でも自分一人では趣味もろくに行動することもできない!
アクティブになれなくていいから、せめて横になった状態から座って趣味ができる状態に戻りたい!
そう思って作業療法士さんが中心のところがいいと希望を出しました。
いくつかあって違いがわからず自分では選べないので、ケースワーカーさんがピックアップして電話で連絡してくれることに。
ありがてえー!!!!
そうなのです。
病院にケースワーカーさんがいる場合、とっても頼りになるのです!
作業療法士さんって何をする人?
「作業」を通して病気やけが、障害などのある支援が必要な人に社会とのつながりを作る、または「その人らしい豊かな生活」を手助けする人のことです。
この「作業」という言葉がややこしいのですが、トイレやお風呂などの日常の動作、家事、仕事、地域活動、趣味なんかも作業に当たります。
日常の目的ある動作や行動はなんでも作業、ということは対象となる人に合わせて必要な動作を一緒に練習してくれるということらしく、身体障碍者の方には日常で使う「お箸を持つ」「顔を洗う」などの動作の訓練をしてくれるみたいです。
私たち精神障害者の場合はハンドメイドなどの手作業を一緒にしてくれます。
前述のことを踏まえると、これはただ一緒に遊んでいるのではなく、その人らしい生活を送れるよう手助けをしてくれていることになりますね。
精神科訪問看護の利用開始手順
ケースワーカーさんと探す場合の全体像です。
利用開始までの全体像
医師に訪問看護を利用したいと相談する
ケースワーカーさんが病院に在籍しているか確認する。
ケースワーカーさんと相談する時間を決める。
ケースワーカーさんに相談、質問、希望を言う。
ケースワーカーさんが見繕って訪問看護ステーションに打診の連絡してくれる。
ケースワーカーさんから打診の結果報告の連絡が来るので、自分からもその訪問看護ステーションに連絡する。
自分で訪問看護ステーションに電話して初回説明の訪問日時を決める
訪問看護ステーションの人が自宅に訪問して説明、契約
自立支援の変更
次回から利用開始
ケースワーカーさんがいない場合は自分でネット検索などをするなりして訪問看護ステーションを見つけてくる必要があります。
市役所の障害福祉課(市区町村によって名称はばらばらです)に行くと場所を教えてもらえるそうですが、得られる情報は少ないみたいです。
相談支援センターなら多少情報がもらえたり相談ができると思うので、この機会に利用するのもいいでしょう!
便利な福祉サービスはどんどん使うことをおすすめします^^
順を追って細かく見ていきましょう。
①医師に訪問看護を利用したいと相談する
医師の許可が必要なので、まずは訪問看護を利用したい旨を伝えます。
精神科訪問看護を受けるには医師の"指示書"が必要になるので、病院を受診するのは必須です。
②ケースワーカーさんが病院に在籍しているか確認する。
いる場合といない場合の動きが変わってきます。
いる場合はとても強力な味方となるのでぜひ相談してみましょう。
なお、いない場合は先述の通り自力で探します。
③ケースワーカーさんと相談する時間を決める。
ケースワーカーさんが病院に在籍している場合、医師からケースワーカーさんに連絡してくれると思います。
そうでない場合は受付でケースワーカーさんがいる場所や連絡先を聞いてみましょう。
④ケースワーカーさんに相談、質問、希望を言う。
わからないことは何でも聞きましょう!
どんなことをするの?利用時間は?週に何回利用できる??などなど...
これも答えを言っちゃうと、一回30分~90分以内(30分~40分のところが多い)、保険適用は週に3回までです。
特に作業療法をしたい場合はその希望を言うのが大切です。
⑤ケースワーカーさんが見繕って訪問看護ステーションに打診の連絡してくれる。
ケースワーカーさんは利用できる訪問看護ステーションをいくつか知っているので、そこから合いそうなところをピックアップしてくれます。
そして該当の訪問看護ステーションに電話をかけてくれるのですが、これはあくまで確認の電話。
(利用したい人(自分)はこんな人で、こんな希望で...どうでしょう?みたいな話をするのだろうかと予想しています)
利用するには自分で電話をかけなければいけません。
⑥ケースワーカーさんから打診の結果報告の連絡が来るので、自分からもその訪問看護ステーションに連絡する。
ここから直接訪問看護ステーションとのやり取りがはじまります。
ケースワーカーさんがどこまで話してくれているか...は気にせず自分が初めて電話したつもりで話すとスムーズでしょう。
⑦自分で訪問看護ステーションに電話して初回説明の訪問日時を決める
話す内容はだいたい、大まかな説明と訪問看護でどういうことをしていきたいか、希望の曜日、説明と契約をするための訪問日時など、形式的なことしか聞かれません。
質問があればどんどんしましょう!
⑧訪問看護ステーションの人が自宅に訪問して説明、契約
私の場合は担当者ではなく所長さんが来られました。
説明がきちんとしていて長いので、途中で気が遠くなりそうになりました...;
不安な方は身近な人に同席してもらうと安心です。
会社の概要から細かい説明まで、ここでわかる大事なことがたくさんあります。
別料金で時間外に電話をしてきてもいいオプションがついている訪問看護ステーションが多いみたいです。
他の契約者の利用者さんが電話してくることもあるので長電話はできませんが、夜中でも朝方でも電話できるので不安の強い方は重宝しそうです。
自立支援がある方は一応オプションを付けておくとおくといいでしょう。
私は今まで一度も利用していませんが、どうせ週一回の訪問看護の利用で自立支援が上限に行くので付けています。
⑨自立支援の変更
これは代理で訪問看護ステーションの人がしてくれることがあります。
もしそうでない場合は自分で自立支援の変更をするのを忘れないようにしましょう。
訪問看護利用開始までに申請できていることが望ましいです。
自分で申請する場合は市役所に持っていく物を忘れないように確認してください。
私の場合は受給者証の原本が病院で預かられていたためいったん取りに行きました...。
⑩次回から利用開始
担当の方がやってきます。
私のところの場合は最初だけ所長さんがついてきて紹介してくれました。
初回はあいさつと次回から何をするかの話をして終わりました。
人が家に来る!どうやってもてなしたらいいの?????
お金を支払っている側とはいえ、友達ではないのでしっかりとした来客対応をしたいですね。
もちろん余裕がなければそのままのお部屋で問題ないです◎
私の場合と私の考え方、私のやってみてよかったこと、不要だったことを書きますので参考にしてみてください^^
訪問看護利用といっても家にお客さんが来るのと同じ
まず担当の作業療法士さんと良好な関係を築くためには、お互いに相手に対してポジティブな気持ちを表現する必要があると思いました(これはカウンセリングで聞いたコミュニケーションのお話を思い出してです)。
作業療法士さんは仕事として当然利用者に様々なサポートをしてくれます。
なので、私は作業療法士さんが不快にならないよう準備をしようと思いました。
やってよかったこと
来客用の駐車プレートの用意 これは私が用意したというより先にあるか聞かれました。 車で来られるので必須ですね。 適当に空いている他人の駐車スペースを使うとご近所トラブルになります。 ちなみに車は精神科訪問看護を利用していると知られたくない人のために普通の車で来ると言われました。 私は気にしませんが配慮があるのは安心ですね^^
スリッパの用意
座布団の用意(あるやつでよい)
前日に掃除機をかける 適当ですw
開始前に窓を開けて空気の入れ替えをする
他人のおうちって住んでいる人が気づかないうちににおうことありますよね^^;
部屋が臭うと苦痛かなと思って一番気を付けています。エアコンをちょうどよさそうな温度にする
アロマストーンにアロマを垂らす 完全に自分の趣味&自己満です!笑
アロマストーンはそれ自体が安いし電気も使いません。
さっとアロマオイルをストーンに直接垂らすだけだから超お手軽!
その上カビ・雑菌が繁殖する原因となる水を使用しないので心配ゼロ、お手入れも楽々です😃
一番使い倒せるアイテムです。
使用するアロマオイルによって気持ちを切り替えたり、リラックスしたり、癒されたり...。
生活の質がワンランクアップするのでぜひ使ってほしいです。
私の愛用しているアロマストーンはInstagramでフォローしている超絶おしゃれな手帳マニアさんが使っていて、ひとめぼれしました!
くすみカラーが流行りの韓国風雑貨にとっても合います。
って私はそんなおしゃれな雑貨持っていないのですが、これ一つ置くだけで気持ちに変化が起きますよ。
かわいい...癒し...
それだけでなくアロマオイルの効能が掛け合わさってからが本領発揮です。
おすすめのアロマオイルがローズマリーです。
眠気が覚めて、集中力が上がる効果があるります。
アロマオイルは期限内に使い切ることが大事なので、この小さめサイズがおすすめです。
なにより安くてじゃんじゃん使えますよね!
私はこれを訪問看護の時だけではなく在宅で仕事の時も使っています。
併せてYoutubeのBGM Channelを流すともう自宅はカフェ。
いい気分で作業できています^^
やらなくてよかったこと
お茶出し
コロナのため出されても遠慮しているらしいです全部屋、お風呂場の掃除 使う部屋しか見ません
洗面所の掃除
手は洗わないでアルコール除菌をされています
今のところ必要ないけど念のためやっていること
トイレ掃除
利用されたことないけど担当者さんは一人で何件も車で回っているので、使うこともあるかもしれない...
ただ同じデイケアの人の話を聞いていると、訪問看護で来る人でも一方的に自分の話をしてちょっと...な人もいるそうです。
自分と合わない相手だった場合、無理して我慢する必要はないです。
おもてなしも手を抜いて、早急に担当者を変えてもらったほうがお互いにとって気持ちが良いはずです。
支払いはどうやってするの?
だいたいの支払日があって、私の場合は月初めです。
月初めの利用日に請求書を渡してくれるので現金で支払っています。
担当者さんがおつりを持っていることが多いので、小銭も特別用意せず普通に支払っています。
その日絶対支払わなければならないというわけではないので、請求金額を見てから次週支払っても問題ありません。
心配なら説明の時に質問してみてください。
初月の支払いが済むころにはきっとあなたも訪問看護に慣れていることでしょう!!
訪問看護まとめ
精神科訪問看護には看護師中心のところと作業療法士中心のところがある
作業療法士さんはその人らしい豊かな生活を送れるようにするための手助けをしてくれる
利用したいと思ったらまずは医師に相談
ケースワーカーさんがいると、こちらの希望を聞いて見繕ってくれる
自分がお金を払っていても、余裕があれば来客対応してみよう
障害福祉サービスはじゃんじゃん利用すべき!
精神科訪問看護でQOLが上がったよ^^
私個人的には超おすすめですのでまだ検討したこともない、迷っているという方は一歩踏み出してみてはいかがかなと思います。
自分らしく生きるための一つのツールとして精神科訪問看護はとっても優秀です♪
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