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IoT主婦が行く!ミニマルファブで半導体ウエハ製造体験

世の中の常識が急速に変わっていく、変わらなければならない局面に私たちは突然遭遇することになってしまった・・・って思う月曜日。

こんな時だからこそ、「ミニマルファブで半導体ウエハ製造体験」したことをお話ししたいと思います。実は、昨年の年末から準備をはじめて2月末に体験したことです。

コロナの影響が収束してからお話ししよう思っていたのですが、どんどん長期戦になり、いつ収束するのかも予測できない状況なので、ここは自分も前向きに、少しでも未来が明るくなるように自分が体験してきたことをお話ししたいと思います。


半導体って何?

みなさん「半導体」ってご存知ですか?

実は半導体のこと、私は何だかよくわかっていません。材料にシリコン(Si)等が使われていて「導体=電気が流れる性質」が半分ある感じだから「半導体」。つまり「普段は電気を流さないけど条件によっては電気を流すモノ」っていうザックリとした理解です。

そして人類は、その性質を利用して、大きい電子部品で出来ることを物理的に小さくしていった・・・・この理解で正しいのかな??間違っていたらごめんなさい。

電子基板の上に黒くてゲジゲジのような足が沢山ある部品が半導体チップです。半導体チップ

この半導体チップ。今は海外で主に製造されていて非常に安価な値段で売られています。


どうして半導体に興味をもったの?

もともと半導体のことを意識したこともなかったです(笑)

5年前に子ども向けの「クリーンルームに入る体験」というのを見かけて、それがとてつもなくカッコよく感じて、私自身がクリーンルームに入ることに興味を持ったのが始まりです。

「クリーンルームに入りたい!!」って口に出して、いろいろな人に熱く語っていたら、MakeLSIというLSIを作るコミュニティをご紹介していただけました。

当時、半導体を使った回路の設計が自分で出来るとか全く思っていなかったのですが、MakeLSIの秋田先生やコミュニティの皆さんに沢山教えていただけて、学習することができたことを感謝しています。

先生方が普段出会う人々とは違って、予想しないアホな質問を繰り返す私に戸惑われたと思いますが(笑)

家族が寝静まった深夜に夜鍋して、コツコツ設計した「1ビットの全加算機」が完成し、その回路を具現化するために念願のクリンルームに入れた喜びはホントに大きいものでした!!

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半導体ウエハとは?

ウエハっと聞いたら、なんだか美味しそうに感じるのは私だけでしょうか?このピンセットで挟んでいるのが半導体ウエハです。

ウエハ

半導体ウエハを小さく切ってパッケージにしたモノが半導体チップになります。


ミニマルファブ とは?

半導体ウエハを作るのは、莫大な予算をかけた施設が必要だったのですが、ミニマルファブという、小さい自動販売機みたいな、記念メダルを作るみたいなモノで半導体を使った加工が実はできるんです!

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ミニマルファブで使う半導体ウエハは、コインぐらいな大きさです。

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これは今回ミニマルファブ で作った半導体ウエハの写真です。1工程ごとに、1つのミニマルファブの機械を使います。もうちょっとミニマルファブの詳しい説明はこちらをご覧ください。

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ひとつ工程が終わる度に、電子顕微鏡で確認することが出来て、工程の途中で、ある程度のミスなら直せてしまうのがスゴイ!!

ウィルスと戦ってる私たちの生活は一変し、もし輸入も輸出もストップしてしまったら・・・。自給自足しなければならないのは、食品だけとは限らない!チップだって自分たちで使う分を作れたら!

xRの分野やIoTの分野で使うセンサを自作したり・・・夢が広がりますね!

設計の詳細などの話も、また追々お話しできたらと思います!なので今後も日々、自分ができることをコツコツと重ねていこうと思います

(おしまい)

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