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【備忘録】リリーサー修理 T.R.U BALL GOAT

こんにちは、ケロクマです。

実は、1月にリリーサーのコッキングスプリングが切れました。
バネが切れるとは思いもしなかったですが、今回修理して無事に復活したので、修理中にわかったことなどを色々共有しようと思います。

T.R.U BALL GOATを使っている方の参考になれば幸いです。

修理内容

今回修理したのはコッキングスプリング。コッキングしたときDループにかからずおかしいなと思い、数回カチカチてもかからなかったので中で壊れたことがすぐわかりました。

これが切れたバネ。

幸いにも射つ前で良かったです。もし、ドローイングの途中でコッキングが外れたりしてたらと考えると怖すぎます。

モノタロウかホームセンターで同じようなバネを探しても良かったのですが、SHIBUYAでCarterのコッキングバネ12#があったので、それを使うことにしました。


コッキングのバネって切れることあるんや…。とシンプルに思いました。


T.R.U BALL GOATの中身

修理のためにまずはリリーサーを解体します。リカーブはタブ皮を交換すれば終了ですが、リリーサーは仕組みが複雑なので部品を無くすと終わります。

修理期間中、何度もバネを部屋のあっちこっちに吹っ飛ばしてしまいました。

中を開けるとこんな感じ。見事にバネが逝ってますね笑

①コッキングしたときに青丸を浮かせるためのバネ
②トラベルを調節するバネ
③コッキング部分のバネ→今回壊れたのはここ。

トラベルとは?
トリガーを押し始めてから、作動するまでのトリガーの移動距離のこと。
ようするに、トリガーに指をかけてから作動するまでの間隔のこと。


バネのセット方法

コッキング部分のバネを交換したら元の状態に戻していきます。
このとき、バネの位置などをミスるとコッキングしてくれなかったり、トリガーがうまく作動してくれません。

①にコッキングバネをセット。
②のバネは縮ませておきます。


リリーサーを解体するときに外す場所

リリーサーの中身をいじるには、ネジを外す必要がありますが、外さなくてもいい部分もあります。

外す部分は画像の赤丸です。

【表】

①フィンガーを固定しているネジ
②トリガーの位置調整するネジ。外した方が作業しやすい
③、④本体が開かないように固定しているネジ
⑤黒いボックス本体
⑥本体固定ネジ


【裏】

Mの文字近くにある六角ネジ

※Mはリリーサーのサイズ。MとLの2サイズあります。

【黒いボックス】

後ろから見た状態
前から見た状態

①のプラスネジ
②、③プラスネジを外した後、どちらかから六角レンチで押せば取れる棒


【シーアー部分のネジ】


ネジを外し中身をオープンするとこんな感じ。ネジを外したときに、バネが吹っ飛ぶ場合があるのでそおっと開けるようにしましょう。

GOATの仕組み

バネをセットしたら、コッキングしたときにちゃんと動くのかを確認します。

コッキング前はこんな感じ。

①のバネはコッキング前なので伸びたまま。②は縮んだ状態です。

コッキングするとこんな感じ。

どんな感じで動いているのかを説明すると、

①コッキングすると、バネが縮む。
②青丸部分が動き、②のバネが伸びます
③②のバネが伸びることで③が浮き上がります。
③’③と同時にトリガーがカチっと音を立ててロックされます。(コッキングされます)

開けたままコッキングして何度もバネを吹っ飛ばしているため、あえてバネを抜いています。

本来なら緑丸部分にトリガーのトラベルを調節するためのネジがあります。
組み立てた後に入れて、ネジの締め具合でトラベルを調整します。

ここのネジを締めたり緩めたりしてトリガーのトラベルを調整する。中にはバネが入っている。


最後に

T.R.U BALL GOATの修理と仕組みについて解説しました。

バネ交換と上手くコッキングしなかったりで何度も解体しては組み立てを繰り返していたので、大体の仕組みをつかめました。

実射はまだですが、ヒモで100回くらいテストしたのでおそらく大丈夫だと思っています笑

同じリリーサーを使っている方の参考になれば幸いです。

それでは、次回noteで!


P.S
誰も教えてくれないけどめちゃくちゃ大事なこと書いてます。興味があればどうぞ。


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