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病室についてから、リハビリを見守りながら仕事をしていると、

旦那さんがぽつっといった。

旦那さん「ねぇ、ケロ子。病院近くのマンションに引っ越すのやめよう。

      俺、大丈夫だよ。

      退院後に危篤になんてならないから。

      調子上がることしか考えられない。

      先生も皆良くなってきてるっていうし・・・。

      なによりも、俺あの家に帰りたいの。

      ケロ子の心配はわかるよ。

      でもね、おれどうしておあの家に帰りたいんだ・・・。お願い。」

何も言えなかった。

旦那さんの気持ちはわかってた。

ケロ子が迷っているところへ、看護師さんがいいことを教えてくれた。

旦那さんの自宅近くの病院に、東京女子医大の脳外科の先生方が

出向して診察をされてるそうなのだ。

隔週で、主治医も行ってるとの事。

それなら、万が一の時はその病院へ運べば大丈夫という事だ。

それなら安心だ。

もっと早く確認すればよかった。

妹の旦那さんと、不動産屋さんにさっそく連絡をして、お詫びをし、契約を白紙に戻すことを伝えた。

もうこうなったら腹をくくって自宅へ戻る支度をしないと。

あの家荷物多いんだよなぁ・・・。


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旦那さんの病気の発症についてはこちらからどうぞ→発症時の日記 2016年12月 医師の告知

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