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「チェンジ」から「シフト」へ

あ…野球の話ではないです(笑)。

今回は、思いついたことを、思いついたまま書いていこうと思います。

漠然とした内容になってしまうかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

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ライフシフト」や「ワークシフト」というベストセラー書籍があります。

私たちは、今まで「変化」について「チェンジ」を想起することはあっても、「シフト=変化」と考えたコトは無かったのではないでしょうか?

それが、これらの書籍をはじめ、様々な場面で「シフトする」という概念が出来上がり、トレンドワードになりつつあります。

では、まずは「チェンジ」と「シフト」の違いから見ていきましょう。

地球・世界・昼と夜・earth

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「変化」していく様が違う

辞典引用よりも、ニュアンスをお伝えしたほうが分かりやすいと思うので、ざっくり違いを述べるならば、

チェンジ=ガラリと(全面的に)変わる
シフト=ズレるように変わる、推移する」

といったところでしょうか?

人によっては大差なく感じるかもしれませんが、個人的に、この二つを意識的に使い分けることが、今後の「生き方・働き方」にとって重要ではないかと感じています。

イラスト・電球・イノベーション・明るい

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マクロな視点で例を挙げると、「イノベーション」という言葉をご存知でしょうか?

イノベーションとは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」のこと。一般には新しい技術の発明を指すという意味に誤認されることが多いが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。(Wikipediaより)

多くの場合、言葉に対する「思い込み」からか、「イノベーション=破壊的」と捉えがちです。

確かに、「破壊的イノベーション」により、競合他社を寄せ付けない圧倒的な技術革新を起こすことができれば、一気にマーケットシェアを独占できる可能性もあるでしょう。

ですが、そう簡単に「破壊的イノベーション」のは見つかりません。

そこで、この「チェンジ」の考え方から、「シフト」の考え方に移行することで、「漸進的イノベーション」という段階的な技術的進歩に到達し、リスクやコストを抑えつつ、徐々に販路を拡大できる道が見えてきます。

個人的な感覚ですが、「富士フィルム」が「アスタリフト」というブランドで化粧品業界に参入した例は、「破壊的イノベーション」だと考えます。

一方で、「3M」の「ポストイット(付箋)」は、漸進的…というと批判されそうなので(笑)、「イノベーション・シフト」という立ち位置にします。

電球・火花・イノベーション・閃光

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ポストイット」の話は有名なので、ご存知の方も多いでしょうが、「強力な接着剤を研究開発していたら、非常に弱い粘着性の接着剤が出来てしまった」というものです。

しかも何度も剝がして使えるという奇妙な接着剤…。

この話には続きがあって、現在は「接着性の高いポストイット」が販売されています。

…これが「シフト」の考え方だと思います。

接着性の弱い接着剤=ポストイット」と決め込むのではなく、あくまで用途はそのままに、「軸をずらす発想」で、「接着性の高くする」としたのは、非常に面白い発想だな、と思いました。

ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、「ガラリと変える」発想にしても、「軸をずらす」発想も、アイデアを標品に落とし込む労力大差ないのですが、「軸をずらす」発想の方が、実は「ありそうでなかった」という消費者の潜在的ニーズを満たす商品が多いと、個人的には考えています。

つまり、ビジネスにおいて「シフト」と「チェンジ」は、似ているようで異なる性質だということです。

ボード・黒板・チョーク・階段・キャリアステップ

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シフト」と「チェンジ」といえば、キャリアを考えることもできるでしょう。

一般的に、同業他社への転職キャリアパスを進むケースは「シフト」の考え方で、自己の特性や強みを理解しているという評価をされる変化だと言えます。

反対に、「チェンジ」は、キャリアの世界では異端だと思います。

私のキャリアが、まさに「キャリア・チェンジ」で、IT系から営業、そして製造業と、職種も業種もバラバラです。

これが転職時に、「行き当たりばったり」…という言い方であっているのか分かりませんが、企業側が採用する気にならない要素となっています。

まあ、当たり前ですよね( ̄▽ ̄;)。

自らの特性を理解した上で、その特性を活かせる職業を調査し、マッチングするのが、普通の就職活動です。

転職に際しても、職歴をみれば、その人の特性が分かるものです。

まとめると、「キャリア形成はシフト思考が超大事」です。

イラスト・イノベーション・チームワーク・電球

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なんだか、危惧していた通り漠然とした記事となってしまいましたが、今回お伝えしたかったのは、「シフト=軸をずらす発想」というものを知ってもらいたかった、ということです。

人は「極論」しがちで、「好きの反対は嫌い」だとか「良いの反対は悪い」など、「二極化」したがる傾向にあります。

ですが、そうではない「グレー」の部分に、落としどころがあるのが、人間社会というものです。

結論に聞こえる事柄は、「腑に落ちる」感覚が心地よく、安易に納得してしまうこともあると思いますが、少しだけ「シフト」することで、見える世界が一気に変化することもあると思うのです。

着地失敗っぽい(;´・ω・)w。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は駄文でごめんなさいm(__)m。

以上です。

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