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情動音痴 ~ココロの瞬発力~

一応ググってみましたが、ドンピシャ(死語)でヒットするワードがなかったので、完全に私の造語です(=゚ω゚)ノ…多分。

ということで、今回は私の苦手分野について、あれこれ考えてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

それでは、まずは「情動」と「音痴」について調べてみましょう。

情動
恐怖・驚き・怒り・悲しみ・喜びなどの感情で、急激で一時的なもの。情緒。(デジタル大辞泉より)
音痴
1 生理的欠陥によって正しい音の認識と発声のできないこと。
2 音程や調子が外れて歌を正確にうたえないこと。
3 あることに関して感覚が鈍いこと。また、その人。
(デジタル大辞泉より)

音痴」については、今回の意味として「あることに関して感覚が鈍いこと。また、その人」の部分を用います。

女性・モノクロ・横顔・プロフィール・感情・目を伏せる

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ヒトの感情

人間が人間らしくあるために必要な要素、あなたならどんなことが思い浮かびますか?

体毛の少ない陸上哺乳類、直立歩行で生活する生物といった身体的特徴でしょうか?

それとも、理性や論理的思考、感情といった心理的特徴でしょうか?

愛や慈しみといったスピリチュアルな特徴もあるでしょうし、言語能力に優れ、意思疎通によって群れとして生存競争を勝ち抜いてきたといった社会的特徴も考えられることでしょう。

これらを統合的に備えた存在が人間という生命体なので、これらは全て必要な要素と言えると思います。

今回採り上げる心理的特徴の一つ「感情」は、言語とは異なる系譜の意思疎通方法であると考えられます。

要するに「非言語的コミュニケーション」の一種です。

女性・アジア・学生・待ち合わせ・制服・路肩に座る

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メラビアンの法則

「非言語的コミュニケーション」といえば、メラビアンの法則ですよね。

メラビアンが提唱する概念において、初対面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。(人材マネジメント用語集より抜粋)

…おそらく「コミュニケーション」や「心理学」といったハッシュタグで検索していただけると、さまざまな方のメラビアンの法則についての記事が読めるはずです。

興味がある方は、ぜひ多くのnoterさんの記事に足を運んでみてはいかがでしょうか?

…話を戻しますが、感情は「見た目/表情」といった視覚情報と「口調/抑揚」といった聴覚情報といった非言語情報に属すると位置付けられます。

…だとすると、初対面であっても93%の情報により、感情は相手に伝わるものだと言えるのではないでしょうか?

特に「喜怒哀楽」は、人間を象徴する感情ですから、比較的認識されやすい非言語情報です。

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情動音痴

冒頭の引用文を参照すると、感情の中でも「急激で一時的なもの」を情動と指しています。

親しい方からのサプライズプレゼントや、思いがけない悲報などによって引き起こされる心の動きが情動に当たると思われます。

なお、情動には「自分自身の内面で起こるもの」と「他者の内面で起こるもの」の二つが存在します。

どちらにせよ、感情が瞬間的に高まることで、非言語情報として自身で自覚したり、他者が認識したりできる割合として考えられるのが、先に述べたメラビアンの法則から推察される93%という数値です。

つまりは、自分自身や他者の情動は、93%の割合で認識できると、私は仮定したのです。

そう考えると93%の方は情動をキャッチできるマジョリティで、たった7%の方が情動を把握しづらいマイノリティと考えることができるのではないか?と考えたのです。

そのような仮説の上で、自分を鑑みたところ、今回のタイトルである「情動音痴」ではないのか?と思うようになっていきました。

手・ハート・夕日・シルエット

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情動音痴は短所ではないが…

ここからは私自身の話です。

周りからよく言われるのが「何を考えているのか分からない」というフレーズです。

ここまでの話を読んで下さった方には伝わると思いたいのですが、これは自分の情動を他者に認識される状態に出来ていないと言い換えることができるでしょう。

「喜怒哀楽」自体を、私自身があまり感じることがない、というのも原因だとは思いますが…。

また、他者の情動に対しても、情報認識が低く「朴念仁」と云われることもしばしば…。

このように、情動に対して絶望的に認識能力がない私ですが、自身の感情のコントロールや、他者の感情に寄り添う対応は出来ていると思っています。

…まあ、根拠としてキャリアコンサルタントの面接試験に合格していることや、周囲からの評価しか挙げられませんが、多分、出来ていると…思いたい(急に消極的w)。

女性・想像力・光・フラクタル・ビジュアル

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問題なのは想像力の欠如

情動に対しての認識能力というのは、個人的な意見ですが、性別や年齢・生活環境といった要因が絡み合って形成しているモノだと考えています。

「情動に対しての認識能力=感受性」と捉えるならば、男性よりも女性、成人よりも未成年のほうが高い気がします。

感情そのものの認識については、人生経験の量で左右されそうです。

要するに先天的に与えられた能力ではなく、どちらも人生の中で変動する能力だと言えると思うのですが、両方に言えることは、創造力が欠如している場合、認識できないということです。

HSPと診断される方は、創造力が過敏に働くのではないでしょうか?

その結果、現実には起こらないであろう不安感を消すことができず、苦しまれているのだと思います。

一方の「想像力の欠如」は、HSPとは違い「自閉スペクトラム症」に代表される障がい特性です。

もっとも、私は医者ではありませんから診断はできないのですが、この想像力の欠如の状態にある方が増えているように感じています。

…本編とは関係ないので、この話は別の機会に…。

女性・モデル・微笑み・サマードレス・髪がなびく

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ココロの瞬発力

久々に脱線しまくりですが、話をまとめていこうと思います。

情動とは急激で一時的な感情の高まりであり、認識できる方が圧倒的に多いのではないか、という話をしました。

また、例え情動を察知できなくても、感情さえ認識することができ、想像力とコミュニケーション能力で対応することができれば問題ではないとも書きました。

ですが、情動音痴の私が思うのは、やはり情動を認識できた方が良いということです。

自分の情動を認識できれば、自己理解は深まるでしょうし、他者の情動を認識できれば、より人間らしい人だと言えるでしょう。

なにより、人は共感を得たい欲求を備えています。

いち早く情動を察知できる瞬発力があれば、他者の共感欲求を満たすと同時に、自己欲求も満たされ、生きる活力につながるように感じます。

あまり考えることのないようなテーマで書いてきましたが、何か感じるモノがあれば幸いです。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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