「人間の半分は優しさで出来ている」と聞いて信じられない人は、とりあえず自分から変わってみよう。
タイトルを見て、
「その言い回しって、バ〇ァリンのパクりじゃん(*´з`)」
「何を言っているんだ?人間の6割は水分だよ( 一一)」
といったニュアンスで反論される方が…いないとは思いますが、もし、いるのであれば、それは悲しいことです。
国連の持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)が発表している「世界幸福度報告書」を持ち出して、「日本は62位と低い順位だった」と、データや情報を語るだけの人と、大差ないと思います。
せっかく、人には「想像力」という現実に大きな影響を与えうる力があるのですから、ちゃんと活用してみましょう。
「あなたが変われば世界は変わる」
…あ、これもパクリと言われそう(;一_一)、語彙力~(笑)。
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上記で述べた「幸福度報告書」が好例になりそうなので、もう少し話を広げてみます。
「日本は156カ国中62位」
まず、「数字の妙」といった話ですが、あなたは、この順位を高いと感じますか?低いと感じますか?
それぞれに理由はあると思いますが、私個人の意見としては、「特に悲観する数字ではない」です。
この数字に至る調査には、「あなたの幸福度は10段階中どの程度ですか?」といった質問があるようですが、実際にあなたが自己評価するとしたら、何点ですか?
「10点」をつけた人は少ないと思います。これはなにも、社会や経済に不満があるというだけでなく、「国民性」も関係してくると思います。
日本人は世界と比べて「自己肯定感」が低い国だということは、あなたも、なんとなくは納得するのではないでしょうか?日本には「謙遜」や「配慮」といった、独自の、優しく美しい文化があるからです。
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あなたは、就職面接で「自己PR」をする際、手放しで自分がいかに素晴らしい人間であるかを、面接官に語ることができますか?
おそらくは「自分はまだ未熟ですが…」というニュアンスを含めて話すのではないでしょうか?
ですが、世界では「自己PR」の機会を与えられたら、嬉々として自分の武勇伝を話す方が多いそうです。「根拠のない自信」であっても(笑)。
これも、国民性だと言えると思います。
また、「幸福度」は「62位」ですが、「世界の名目GDPランキング」では、日本は「3位」です。つまり世界3位の経済力を有しているのが日本ということです。
このデータを踏まえた結果、「国の経済力はあるのに、自分に反映されていない」と感じる方が、「幸福度が低い」と考えるのだと思います。
…これって、ちょっと傲慢だと思いませんか?
国が(あるいは政治が)良いのか悪いのか、それは各人の気持ち一つだと思いますが、それは関係のない話なのです。
要するに、「自分はもっと好待遇されるべきだ」と思っていませんか?ということです。
多くの方が気づいているはずです。自分の外的環境を変えるには、自分が変わるしかないということに。
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待遇を改善したい。
こう思うのは自然なことです。人間だもの(だものw)。
しかし、そこで他人を貶めるのはNGです(国も然り)。
「我欲」を抑え、他者とともに豊かになる、という考え方というのは、個人的には国民性に即していると信じています。
ですから、「自分だけが良ければいい」という考えから脱却し、他者への優しさ・思いやりをもって行動してみてください。
自分一人では感じることのできなかった満足感・充足感を得ることができるでしょうし、それが「幸福度の向上」にも繋がると思います。
自分と他者、相互にバランスよく思いやる、それが「人間の半分は優しさで出来ている」ということだと私は考えています。
んー、まとまったかしら?(。-`ω-)
ということで、今回の投稿は以上です。