#読書感想文 No.4

今回紹介させていただく、こちらの書籍です。正直、私には少し難しかったです。最終的なまとめは共感できるのですが、ピンとくるフレーズが少なかった印象です。

ですが、これは私の感想であって、おそらくエンジニア系のお仕事をされている方には、刺さる内容だと思います。

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話は直接的には本の内容から外れますが、私は以前、参加したとあるセミナー後の交流会で、本の選び方について登壇者の方とお話する機会がありました。

当時の私は、とにかく手当たり次第に本を読み漁っていて、「読むのが目的」の状態でした。そんな私の読み方を聞いたその方は、「本を選べ」と、一つの考え方を教えてくれました。

とは言っても、特別なものではなく、「作者で選ぶ」という選び方です。人生サボりまくっていた人間が急にアタフタと学び直しをすると、こんな簡単なことにも意識が向かないという好例です。

私が読み漁っていたのは、抽象的な表現になりますが、「今の自分とは、かけ離れた本」だったのです。

これって、一見すると何の問題もなさそうですが、私の場合は、地に足がついていない読み方でした。遠くを見過ぎて、そこに憧れを抱いて、理想を語る、これでは学び直しがスタートすらしていないと、私は気づきました。

読書を通して成長するためには考え方のベースを創る。そのためには、参考にすると決めた著者の本を何冊も読み、思考を読み解く必要がありました。それがなければ、どんなに本を読んでも、ただ知識をつまみ食いして満足しているに過ぎない、そう考えたのです。

本を読むのは目的ではなく手段。

得るべきは情報や知識より、著者が人生で学んだ智慧。

冒頭で書いた、最終的なまとめは共感できるという意味は、途中、著者の職業上の専門的な内容が、エンジニアではない私には、すべてが腑に落ちる訳ではなかった、ただ、著者が伝えたい言葉は汲み取れたのではないか?という意味で、そう表現させていただきました。

学び方は、大きく分けて「広く」か「深く」だと思います。どちらを選んでも、大事なのは自分の目的なのではないでしょうか?

今回は本の内容から逸脱してしまいましたが、学びと向き合うことで生まれる悩みや葛藤は、より成長するためのスパイスだと思いますし、この本は「学びとは何か?」という疑問を持つ方に、一つの道を示してくれると思います。

それでは、今回の投稿は以上です。

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