#読書感想文 No.35

小難しそうな本は苦手」、「ビジネス書に書いてあることが難しくて呑み込めない」、そういう方にオススメです。

基本的には、「対人コミュニケーション能力」に関する内容。表紙は「スティーブ・ジョブス」を完全にパクっているのですが、Apple崇拝者は、どう思うのでしょう?

それはさておき、著者の「伝達能力」の高さは、見本となる部分が多いと思っています。ハッキリ言って、分かりやすい

この本は、内容も然ることながら、「文章としての伝え方」という面も、note投稿者にとっては参考になると思います。できるだけ専門用語を使わず、行間を空けてあるので、賞味40分程度で読み終わると思いますし、読み続けるのが苦ではないです。

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対人コミュニケーションにおいて、「聴く力」と「伝える力」のバランスは重要だと思います。「どちらが大事か?」なんて議論がありますが、正直どちらも重要なスキルです。

ただ、「自分が伝えたいこと」が「伝わらない・賛同されない」などで悩んでいる方は、純粋に「伝える力」を向上させる必要があると思います。

例えば、好きな人と付き合いたいなら、自分がどれくらい好意を寄せているのか、相手に知ってもらいたいですよね?だから、「もっとあなたと一緒にいたい」ということを、相手に伝えなければなりません。

一般的な人間関係において、「私は人見知りだから…」と「伝える努力」が出来なくても、好きな人には「伝える努力」を惜しまない人は多いと思います。その(伝える)能力が高ければ、好きな人とお付き合いできる確率も上がると思いませんか?

だとすると「伝える力」って、あった方が幸せになれそうですよね?

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本の冒頭部分にも、「なぜ『伝える力』が必要なのか?」が書いてあります。その中の一節を引用したいと思います。

誰もが人間関係に悩むのは、心が弱いからではない。
それが、最も重要な「生存競争」だからだ。

…なんか説得力ありますよね。これも「伝える能力」があるから、読み手(私)に届くのだと思います。

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お笑い芸人『オリエンタルラジオ』の中田敦彦」さんは、「聞いたことのない小難しい本の著者」より、あなたにとって近しい感じがすると思います。

読書が習慣にならない方は、もしかしたら、「今の自分とかけ離れた本」を読もうとしているのかもしれません。

分厚い本何かの賞を取った本人が紹介する本だけが名著とは限りません。あなただけの名著はきっとあると思いますし、もし見つけたのなら、「伝える力」を用いて、多くの方に、その感動を拡散してもらいたいと思います。

この「共感・共有の時代」に、私たちは、自分の存在をどう伝えるのか

この本は、その手引きになってくれると思います。

というわけで、今回の投稿は以上です。

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