
Lightningってなかなかよく出来てるなあという話
みなさんこんにちは。
先日Apple関連情報を発信されているgori.meさんがこんな記事をアップされていました。
私としてはいずれはType-Cに統一されればいいかなと思いつつ、そんなに困っているわけでもない、というのが率直な感想です。
複数のデバイスを同時に充電するためにはケーブル本数は必要だし、それがType-CだけかLightningも込みになるかの違いでしかないですからね。
デバイス必要な電力にも差がありますし、分かれていることにそれほど違和感は感じていません。
ところで今回の本題はそこではなく、記事中の”Lightningは挿しやすい”という部分についてです。
挿し込みやすいと感じる人も多い。確かにLightningのほうがスッと入るイメージがある。MacBook Proに挿すケーブルは毎回苦戦するが、iPhoneを充電するLightningケーブルは毎回スッと入る。不思議だ。
「ふむ、確かにLightningって挿すのに手こずったことないな」と思い、改めてじっくり観察してみました。
ケーブル(オス)側の形状
こちらがLightning端子の先端部分です。

全体的に角ばった部分がなく、丸みを帯びた形状であることがわかります。
側面も平らではなく緩やかにカーブしているんですね。
この丸みが挿しやすさにつながっていることは間違いありません。
一方USB-Cはかなり直線的な形状になっています。

切り口は面取りされているものの、基本的には垂直に挿さないと上手く入っていかないことは想像できます。
差し込み口(メス)側の形状
続いて挿し込み口の方ですが、Lightningはかなり余裕を持った作りになっていることがわかりました。

実は入口が広く、奥が狭い設計になっているんですね。
そのため、多少斜めから挿し込もうとしても問題なく入っていきます。

この挿し込み口の余裕が”スッと入る”体験を生み出しているようです。
一方USB-Cの口は寸法ピッタリで出来ており、隙間はありません。

これはこれで美しい設計ではありますが、ケーブルの位置や角度をぴったり合わせないと挿すことはできません。
端子すらも考え抜かれている
今回わかったのは、デバイスを充電する体験さえもこだわって設計されていること。
神は細部に宿ると言いますが、ケーブルがストレスなく挿せるかどうかもちゃんと考えられているんですね。
Appleはユーザビリティを何より重視する会社です。
充電は日々誰もが行う行為ですから、UXに大きく影響する部分であることは間違いありません。
それゆえ統一規格で設計の自由が効かないUSBよりも、自社の哲学が注ぎ込まれたLightningを優先する判断をしているのかもしれません。
ところで最近のApple製品を見ると、TYPE-CとLightningはユーザー層や電圧など諸々の事情を考慮して使い分けられているように見えます。
Mac,iPadなど周辺機器と接続する需要が高いデバイスにはUSB-C、主に充電でしか有線接続しないデバイスにはLightningを採用しているのでしょうか。
そういう意味ではProシリーズのiPhoneにはUSB-Cを搭載しそうですね。
いずれは全てTYPE-Cに統一されてしまうのかもしれないけれど、もう少し「iPhoneだけだよ!!!」が聞きたいなぁ。
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