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RPAとAI

この記事は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)アドベントカレンダー、12月6日分の記事になります。

とりあえず、自己紹介から…

ということで、かーでぃと言います。コミュニティは色々と参加させて頂いております。
今回はRPAとAIについて、ちょっとだけ書こうかなと思っています。

今年は画像生成系のAIをはじめ、何かを生成するAIが多数登場しましたね。個人的には、プログラムコードを生成するAIが一番驚きました。

下が実際に書いたテキスト(仕様)と、出力されたPythonのコードとその実行結果です。実行結果は長いので途中でカットしていますが、テキストを書くだけでコードが生成されて、実行すればもちろんちゃんと動作する。
すごい時代になったもんです。
※12/2に公開されたOPEN AIのChatGPTもすごいですね!!

3は3の倍数
4は4の倍数
6は3の倍数
8は4の倍数
9は3の倍数
12は3と4の倍数
15は3の倍数
16は4の倍数
18は3の倍数
20は4の倍数
21は3の倍数
24は3と4の倍数
27は3の倍数
28は4の倍数
30は3の倍数
32は4の倍数
33は3の倍数
36は3と4の倍数
…

複雑なコード生成はまだ難しいかもしれませんが、簡単なコードであればサクっと生成してくれます。現状だとそれを人がつなぎ合わせなければなりませんが、仕様書をAIに読ませれば、仕様に沿ったコードが生成される日も遠くないと思います。

また、PowerAutomateでも、テキストからフローを生成するAIツールの提供が始まっており、プログラムの世界にもAIがかなり浸透してきています。

さて、そうなるとRPAのようなノーコードツールに対してもAIで指示を出して…と出来そうですよね。でも、RPAは人が操作を行う作業を代わりに実行してくれる仕組みです。ですから…

テキスト → AI → 生成

ではなく、

PC操作ログ → AI → 生成

の方が、より簡単に、そして確実にシナリオが出来そうです。
操作ログに関しては、操作ログを取得するツールは多数出ております。有名なところだと、JP1とかSkySea、LanScopeCAT等があります。これらが生成した操作ログをAIに取込むことで、

誰が、いつ、どんな作業をしているのか

を分析することができ、その分析に基づいてシナリオを生成する仕組みも、そう遠くない将来、出てくるだろうと考えています。

わたくし、(一応)仕事は技術営業職なのでお客様先に訪問をしてお話を伺う機会もあります。「そういった困りごとであればRPAはおすすめですよ」という営業トークもするのですが、「RPA便利そうだけど、開発・運用できる人材が居ないんだよね…」と躊躇されているお客様も多いです。
そこさえクリアすれば売上が上がるお客様の課題解決も達成でき、さらなる効率化も可能なのですが、費用や開発を含む運用を天秤にかけた際に導入を見送ってしまうお客様も多く、勿体ないな…と感じております。

このようなAI+RPAで、よりよい環境が提供できるようになれば、少し下火にもなりつつあるRPA界隈に新たな風を吹き込むことが出来るのでは?

メーカーの皆様、よろしくお願い致します(^^)

ちなみに!
最近書けていませんが、RPA事例集もいくつか作っています。良かったら参考にしてみてください。


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