[すこし詩的なものとして]0089 100マイル先のあの場所へ
色あせた空の色
力まかせに
声を出す
鳥がいなくなったこの空に
虚しく響く
思いは言葉で語るべきものだ
そう信じて君を見た
なんの兆しもない
なんの記憶もない
そんな場所
なんて美しいのだろう
気がついたら失った
そんな日々と
歩き疲れた道の途中
君の導き出したアイデアは
僕の背中を刺した
どこにもヒントはないし
なにも思い出させない
かるく注いだ
コップのレモネード
泡立つその中に
思いは浮き立つのだろうか
いくつもの海を越え
地図に開いた穴を見る
風がさらった砂のかけら
波が流した君の瞳
空をそよいだ風の音
月のこぼした光の跡
どれもが君の思うまま
ボーダーラインを超えて
僕を迎えにくるのだろうか
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勝手な人の声こそが、どこかの用意された言葉より、深い意味を持つのかもしれない。やっぱり言葉は時に偉大だ。
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