[すこし詩的なものとして]0027 まぶたに残る光
なぜ何事もなかったように振る舞うのですか
なぜあなたは私の顔を見ないのですか
なぜ私をいない人のように扱うのですか
なぜ私の発する言葉に舌打ちをするのですか
なぜ男を否定するのですか
その自信に満ちたふるまい
その嘘にまみれた汚い言葉を吐く口
その髪に混じった死んだような白い糸
そのか細くて哀れな貧相な肉体
その虫のように静かで滑稽な歩き方
圧倒的主権の中における服従の強要
完全なる自己存在の肯定
排他的自己愛の陶酔
それらが何になるのでしょう
人が人を従わせ
人が人に忠