ソフトウェアエンジニアのリクルーター面談で何を話すべきなのか

Ken Wagatsuma

ソフトウェアエンジニアの一般的な面談プロセスでは、初期にリクルーターとの面談がほぼ必ず入ります。

タイミングとしては、履歴書を提出した後、見込みのある候補者であると判断された場合に、最初に呼ばれます。

リファレンスをかけてもらって会社に呼ばれた場合も、まずリクルーターと話すことが多いでしょう。

リクルーター面談の一番の目的は、募集職種とのマッチングです。従って、候補者にとっても募集職種に対する正しい理解をすることが第一目的です。

どのようなスキルが求められているのか。募集している Seniority はどれか。どのような仕事に挑戦できるのか。チームの文化はどうか。給与レンジはどのくらいか。福利厚生には何があるのか。

従って、リクルーター面談を通した後で、候補者側から「やっぱりこのチームは自分の希望する仕事ができない」という判断をして、インタビューに進むことを辞退することも珍しくはありません。

面談をする側にとっても、募集しているよりもジュニアなメンバーが来てしまったり、ソフトウェアエンジニアを募集しているのに System Administrator 寄りの人材が来てしまったりなど、ミスマッチを早い段階で防ぐことで、インタビュアーの貴重な時間を消費しないというメリットがあります。

ですので、以下のような質問をすることが多いです。

  • どのような候補者を期待しているのか

  • どのような仕事にチャレンジできるのか

  • どのようなスキルセットが期待されているのか

  • どのような技術面談プロセスを踏むのか

  • 期待している Seniority レベルはどれくらいか

  • どのような経験・学歴・リーダーシップ経験が必須か

  • コアタイムはあるか、裁量労働制か

  • フルリモートか、オフィス勤務か、ハイブリッドか

  • 給与レンジは何か

  • どのような福利厚生があるか

  • 有給休暇はどれくらいあるか

  • Visa Sponsorship はしているか

  • 自分のスキルセットが活躍しそうな別チームの募集はあるか

会社によっては、簡単な技術面談が入ることがあります。ネットワークレイヤーの一問一答であったり、データ構造・アルゴリズムの一問一答であったりと、電話越しで行える簡単なレベルの技術面談です。

従って、個人の意見としては、わざわざ "対策" をするような面談でもないでしょう。会社とのマッチングを図るために貴重な機会だと捉えましょう。そう考えれば、質問リストも、知りたい、と思ったことを全て聞けば良いだけです。

人によっては、募集しているケースや転籍の可能性なども含めて、以下のような質問をする場合もあります。

  • 引っ越し費用は出るのか

  • 期待している英語力はどれくらいか

  • 現在他の会社を受けているが、インタビューのタイムラインはどれくらい動かせるか(例えば、早めることができるか)

  • オファーを出す権限を持っているのは誰か(ある程度の規模であれば Hiring Manager や Director of Engineering あたりがほとんどですが、小さいスタートアップだと CTO のケースも)

  • リファラルを出してもらった場合、スキップできる面談プロセスがあるのか

このリクルーター面談で落ちても、必要以上に落ち込む必要はありません。お互いの時間を無駄に浪費せずに済んだので、「この会社とは合わなかったんだな」くらいに構えておけば大丈夫です。

最後に、リクルーターの目線で考えてみましょう。

リクルーターの仕事としては、「XXX チームに今期中に N 人の採用候補を入社させる」といった目標を持っているケースがほとんどですので、見込みのある候補者の味方であることがほとんどです。

良い候補者がいた場合、その候補者を可能な限り少ない額のオファーで入れることがリクルーターの仕事になるので、お互い win-win の関係を築きやすいです。その上で、面談の後半で Suprise が無いように、気になっていることはこのリクルーター面談で聞くと良いです。

なお、面談に必要以上に気構える必要も無いです。前述した通りほとんどのケースで "味方" なので、必要があれば追加で質疑応答用の面談を設けてくれますし、メールでいつでも気になることを質問したら教えてくれます。なので、仮に聞きそびれたことがあっても問題ありません。

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Ken Wagatsuma
🇬🇧 英国在住シニアソフトウェアエンジニア https://kenwagatsuma.com/