見出し画像

「営業」は楽?

元営業で、いまはCS(カスタマーサクセス)として、オフィス内での勤務が多くなっている先輩と話していました。

そのCSの先輩と一緒に、クライアントのオフィスへ伺ってインタビューをさせてもらったのですが、移動時間のとき、その先輩が『この移動時間、おれたち実質的には仕事してないもんなあ』という言葉が、すごく印象に残りました。


世の中的には、会社員の移動時間に対して、交通費は支給してもらえるし、仕事中の時間に換算されているし、『仕事としている時間』、厳密に言うと『仕事のために必要な労力』という認識が一般的です。

それに、移動時間中でも電車やタクシーに乗ってしまいさえすれば、チャットの返信などの業務はできるので、まったく仕事をしていない時間ではありません。

しかし、やはりオフィスで大きなモニターを見ながらする仕事よりは明らかにできることの幅は小さくなるわけで、その先輩が『営業やってたときは、オフィスにずっといる人は、外に出なくていいから楽だなあと思ってたけど、逆にずっとオフィスにいる人はずっと仕事してるから、むしろ営業のほうが楽かもしれない』とポロッと言っていて、そうか、そんな考え方もできるのかと思いました。

最近の学生は営業職に対する嫌悪感があるなんて話も聞くので、そういった風潮とは真逆の意見だった点で、余計にインパクトがありました。


ぼくは別に楽とか大変とかって感覚は特にはないですが、ぼくは東京に滞在しているときは、基本的にインタビュアーとして、先方のオフィスへ出向くことが多いです。

オフィスにずっとこもっていたり、逆に弊社のオフィスに来てもらって商談をしたりすることがほぼありません。

そうすると、例えばインタビューの時間は1時間だったとしても、その前後の移動時間は余裕を持って1時間前に出るとすると、1時間という実質的な仕事のために、3時間を費やしていることになります。

だから、1件しかアポに行ってないのに、オフィスに帰ってきたらなんかすごい時計の針が進んでいるなあという感覚はありました。


いまはウェブ会議の普及も進んでいますが、本当に大事な話だから直接会って話したいだったり、例えばぼくの場合だと写真の撮影などもあったりするので、まだまだ『直接会う』ことのニーズはあります。

そういう点を踏まえると、一概には『そんな話はウェブ会議や電話ですぐに解決できる』だったり、ましてや『移動時間のたくさんある営業は意外と仕事をしていない!』なんてことは言えません。

ただ、実際問題として、移動時間中に仕事の効率が落ちることは確かだし、一方でオフィス勤務の人はその時間中もずっと大きなモニターで仕事してるっていうことは、頭に入れておいてもいいのなとは思いました!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!!すこしでも面白いなと思っていただければ「スキ」を押していただけると、よりうれしいです・・・!