MUP WEEK10 「ロジカルシンキング後編」

前回に引き続きロジカルシンキングについて学んでいきます。今回は実践編です。

サービス設計の流れは一般的に下記の流れが必要です。

サービス設計の流れ
①3C分析
②SWOT分析
③4P分析
④デプス調査
⑤ペルソナ設定
⑥市場調査

次からそれぞれについて説明していきます。

1.3C分析、SWOT分析

3Cとは?
Customer:顧客
Company:自社
Competitor:競合

3C分析では顧客・自社・競合についてそれぞれの強みや弱み、市場規模などを分析します。

自社分析ではSWOT分析を使うことが一般的です。

SWOT分析
・Strength:強み
→自社が他社より優れている特徴(強み)
・Weakness:弱み
→自社が他社より劣っている特徴(弱み)
・Opportunity:機会
→外部環境で大きく成長するチャンス、環境変化
・Threat:脅威
→外部環境で成長の妨げになる、避けるべきこと

MUPの動画では紹介されていませんが、よく事例として紹介される、スターバックスの日本進出の際の分析を簡単な例として紹介します。

スターバックス(日本進出当時)の3C分析
◆顧客(市場環境)・喫茶店市場規模1.4兆円
・喫茶店の店舗数は縮小
・セルフサービス型カフェが急増
・オフィスや自宅以外でもコーヒーを飲みたい人が存在
・従来のカフェではくつろぐことができないという不満を持つ人が存在
・喫茶店やホテルのコーヒーは高価で若者や女性は敬遠
・テイクアウトコーヒーの味に不満
・従来のカフェはメニューが少ないことが不満

◆競合
・一般的なカフェはコーヒー1杯200円以下が主流
・ドトール:売上230億円、店舗数500店
・ベローチェ:売上89億円、店舗数120店舗
・ホテルなどではコーヒー1杯が600円以上
・一般的なカフェは狭い空間で座席数を少しでも多く確保することに重点
・ブレンドコーヒー中心でメニューが少ない
・フランチャイズ形式で店舗ごとの品質に差がある

◆自社
・北米でスペシャリティコーヒーストアとして地位確立
・最高級コーヒー豆を使用
・直営店による展開
・マニュアル化による徹底した品質管理
・メニュー豊富、カスタマイズ可能
・理念共有する社員のみ採用、高いサービスレベルを維持
・内装は高級ソファや絵画など、おしゃれ
・これまでの海外進出の実績はない

スターバックス(日本進出当時)の3C分析からSWOT分析

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