名門酒会 加盟の件

名門酒会(めいもんしゅかい)に加盟しました。岡永さんという問屋さんが運営している、日本各地の「名門酒」を販売する組織です。

HPにはこのように書かれています。こういうことや。↓

日本名門酒会は「良い酒を 佳い人に」をスローガンに、全国約120社の蔵元が丹精こめて造った良質の日本酒を、全国1,700店あまりの酒販店を通して流通させてきたボランタリー組織です。

Japan Prestige Sake Association was founded in Japan in 1975. The initial purpose of the institute was to build a network through which to provide high quality sake to consumers who search for quality sake products.


現在は清酒だけでなく、焼酎や泡盛や食品なども取り扱われています。今回南島酒販はご縁あって加盟させてもらいました。ありがたいねぇ。なぜありがたいかというと、名門酒というだけあって名の通った銘酒がたくさん扱えるようになるんですねぇ。一般問屋流通を許してる地酒は全国問屋さんから仕入可能なんですが、そうじゃないメーカー(泡盛で言えば春雨)も沢山あるんで、日酒販から買おうと思っても無理な銘柄も死ぬほどあるんですねしかし名門酒会にはあるんだなこれが。

清酒ってのは季節感がありますからね今の時期ならひやおろしとか、これから熱燗向けの日本酒とか、季節折々の清酒を季節に合わせて提案できるようになるし、名門酒会はそういう販促グッズとかものすごく丁寧に用意してくれているので加盟各社はやる気次第で何でもできるということだよ。

元々泡盛売れまくってた島ということもあり沖縄の清酒の流通はかなり手付かず状態で、大手メーカーは各問屋が特約もってやってますが(ウチが白鶴やってるように、月桂冠はどことか決まってる)、地酒というカテゴリーになると特約というのがあまり無くて、結局量販に並ぶのも業務店で飲むのもどこの誰がどう運んだか不明みたいな銘柄が多数あり、まぁそういうのはだいたい内地の有名地酒屋さんが宅配してたりウチみたいにブローカー経由で仕入れて流してたりする。

つまり何が言いたいかというと、沖縄でも清酒特に地酒はかなり広まりましたけど、酒屋にとっても消費者にとっても、「定価より高く買わざるを得ない状態」が続いていたんですね。また、買いたいけどすごく買いにくい銘柄も多いわけですね、沖縄には地酒売ってる店が少ないから。インバウンド向けにも重要なことですね売場を増やすというのは。それらの是正が今回の趣旨ということになるでしょう。

※以前、泡盛マイスターの教習で「日本酒とか言ってるけど国酒には泡盛も焼酎も含まれるのだから清酒のことを日本酒と言い切ってしまうのはおかしい」というお話を聞いて一理あると思ったので、極力「清酒」と呼びます。


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