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ビジネスチームの分業と一体感の両立を成功させる カミナシ流! 「月次会」の取り組みの全貌

こんにちは!
カミナシのカスタマーサクセス部の雁部(@kentarokaribe)です!
入社から1年半、新しい発見と挑戦に満ちた毎日を過ごしています。

今回の noteでは、分業が進むビジネスチームで、一体感を高めるために取り組んできた実践例をご紹介します。

この取り組みのきっかけは、以前の職場で感じた課題にあります。
部門間の連携が不足し、ビジネスチーム全体としての一体感を失ってしまった苦い経験。その時、「もっと早く自分が動いてアクションを起こしていれば、状況は変わったかもしれない」と強く後悔したことが、今の原動力になっています。

その反省を活かし、カミナシではマーケ、セールス、CSなどで構成されるビジネスチーム全体が同じ目標に向かって進めるよう、入社直後からこの仕組みづくりに取り組んできました。その中心となるのが「月次ビジネスチーム会」です。この noteでは、その取り組みの背景、具体的な方法、そしてそこから得られた学びを詳しくお伝えします。

この内容が、同じような課題に向き合う方々の参考となり、小さなヒントや新しい視点を提供できれば幸いです!みなさまのチームでは、どのようにこの課題に向き合っていますか?ぜひ、コメントやフィードバックをお寄せください!少しでも皆さまの参考になれば幸いです!


「効率的な分業と、強い一体感。それを両立させる方法とは?」

分業が進むことで、チームの専門性やスピードが向上するのは間違いありません。しかし、同時に全体の方向性が見えにくくなり、一体感が希薄になるというジレンマを抱えることは、多くの組織に共通する課題ではないでしょうか。

カミナシのビジネスチームも、目まぐるしい変化の中でこの課題に直面しました。各部門に新しい仲間が加わり、それぞれが専門性を発揮して成果を上げていますが、その一方で、「他の部門の動きが見えない」「全体とのつながりが感じにくい」といった声が聞こえるようになりました。

入社直後の私は、この状況を目の当たりにし、何か行動を起こさなければと考えました。まだ経験も浅く、全体の業務を把握しきれていない中で「月次ビジネスチーム会」を企画。チーム全体が同じ目標を再確認し、情報を共有することで、一体感と連携を強化する場をつくりました。この仕組みは、チームとしてのさらなる成長を後押しする土台となっています。


カミナシのビジネスチームの組織体制と課題

カミナシのビジネスチームは、急成長の中で大きな変化を迎えています。

各部門が年々拡大し、それぞれの専門性を活かして役割を効率的に分担してきた結果、チーム全体のパフォーマンスは飛躍的に向上し、数々の成果を上げてきました。
しかし、成長に伴い、部門ごとの専門性が高まる一方で、他部門の動きが見えにくくなったり、全体の方向性を共有しにくくなるといった課題が見えてきました。これらは、組織が成長する中で起こる、自然で前向きな挑戦とも言えます。

とはいえ、このままではチームの一体感や全体の統一感が弱まるリスクがあります。そこで私は、「分業の効率化」と「全体の一体感」を両立させるために、具体的な方法を模索し始めました。


各部門の活動をつなげる架け橋、「月次ビジネスチーム会」

「分業の効率化」と「全体の一体感」をどう両立させるか。
この課題に向き合い、私は「月次ビジネスチーム会」を企画しました。

ビジネスチーム全員が参加するこの会は、毎月1回オンラインで開催。
出張先やリモートワーク中のメンバーでも必ず参加することができる環境を整え、全員が等しく情報を共有できる仕組みを構築し、チーム全体の透明性と連携を強化する場となっています。

目的

  • 透明性の向上:各部門の進捗や成果、課題を共有し、チーム全体を「見える化」。

  • 戦略の連動:部門の活動が全体目標にどう貢献しているかを確認。

  • 一体感の醸成:情報共有を通じて相互理解を深める。

主なアジェンダ

  • 進捗報告:各部門が取り組むプロジェクトや次のステップを共有。

  • 課題・成功事例の共有:他部門にも役立つ学びや発見を発信。

  • 目標の再確認:全体戦略と部門目標の整合性を確認。

この会を通じて、分業体制をさらに効率化しながら、ビジネスチーム全体の一体感を育む土台を築いています。


運営で工夫したこと

「月次ビジネスチーム会」を、効率的かつ有意義な場にするため、以下の工夫を取り入れました。

1:1人でやらずに、仲間と一緒にやる

間違いなく、これが一番重要でした!
特に、違う職種のメンバーと一緒に運営することは非常におすすめです。

  • 役割分担で効率的に進行
    1人で抱え込むとどうしても限界がありますが、役割を分担することで、さまざまな視点が得られ、準備がスムーズに進みます。特に、異なる職種のメンバーと協力することで、普段自分では考えつかない視点やアイデアが生まれました。

  • 多角的な意見で内容をブラッシュアップ
    異なる職種のメンバーと議論を重ねることで、多角的な視点や新たな発想が加わり、会の内容がより具体的で価値のあるものになりました。参加者がどのような情報を求めているかを正確に把握することができました。

私の場合は、同じ想いを持っていた同級生のフィールドセールスの豪士さんに声をかけて一緒に企画・運営をやりました。いつもありがとう!

2:運営の意図や目的を、繰り返し伝え続ける

ただ業務を共有するだけではなく、なぜこの会を行うのかを繰り返し発信することを心がけました。特に、新入社員が多いタイミングでは、このポイントがより重要です。

  • 目的意識の共有
    月次会は、単なる業務報告の場ではなく、チームの方向性を確認し、共通のゴールを意識する場です。この目的や運営メンバーの想いを冒頭でしっかり共有することで、参加者が「自分たちは何のために集まっているのか」を理解し、会に能動的に関わる姿勢を持てるようになりました。新入社員にとっては、会社やチームの価値観を学び、早く馴染むための大切なきっかけとなります。

  • 一体感の醸成
    会の冒頭で運営の意図や期待を丁寧に伝えることで、参加者全員が同じ方向を向いて話を進めることができるようになりました。特に、新入社員にとっては「自分もこのチームの一員なんだ」という意識を持ちやすくなる効果があります。また、運営メンバー自身が想いを言葉にして発信することで、他のメンバーにも影響を与え、ビジネスチーム全体に一体感や連帯感が生まれました。

  • 継続的な発信の大切さ
    運営の想いを伝えるのは1回だけでは十分ではありません。毎回、少しずつでも想いや目的を言葉にすることで、「この会がどれだけ大切か」という認識がチーム全体に浸透していきました。これが結果的に、会の質を高めるだけでなく、メンバー一人ひとりが主体的に参加する雰囲気づくりにつながりました。

会の目的を継続的に発信してくれている、フィールドセールスの豪士さん

3:アジェンダを固定しすぎず、柔軟に変化させる

会を効果的な場にするためには、アジェンダを柔軟に設計することが重要です。
同じ形式を続けるだけではなく、状況や参加者のニーズに合わせて内容を進化させる工夫を取り入れました。具体的にはこれまで以下のようなコーナーを企画しました。

  • スポットライトトーク
    隠れた取り組みに光を当てるライトニングトークコーナー

    部門内には、特定のメンバーしか知らないけれど、大きな挑戦や素敵なエピソードがたくさんあります。そんな取り組みを「もっとみんなに知ってほしい!」という思いで始めたのがこのコーナーです。

    短時間のライトニングトーク形式で、普段表に出ない工夫、成果、課題に焦点を当てて共有します。それぞれの業務に関する詳細や進行中の取り組みを共有することで、メンバー同士の理解が深まり、新たな気づきや共感が生まれました。「知らなかったけど、こんなことをしていたんだ!」という驚きと発見が、チーム全体の刺激になり、一体感を高めるきっかけとなっています。

フィールドセールスチームとの連携による成果創出の取り組みを発表してくれた、インサイドセールスの大輔さん

  • 前のめり採用通信
    ビジネスチームの採用活動のレポートコーナー

    全社で掲げる「前のめり採用」をテーマに、ビジネスチームの各部門が取り組む採用活動にスポットライトを当てます。日々の努力や創意工夫、成功事例を共有し、他部門との連携をさらに強化!全社一丸となった採用文化を育むきっかけを作ります。

エンタープライズセールスのイベントの様子を発表してくれた、インサイドセールスのよっちさん

  • 新規事業の今!:
    新規事業ユニットの最新状況をシェアするコーナー

    新規事業ユニットが取り組む最新の進捗や成果、課題を共有するコーナーです。具体的な動きや学びをメンバー全員に伝えることで、チーム全体の理解を深めるだけでなく、新たな視点やアイデアのきっかけにもなります。
    「どんなことが進んでいるのか」「今後の展望は?」といった疑問に答えながら、全員で新規事業の成功を応援する場をつくります。

新規事業の各部門の現状を発表してくれた、新規事業チームの真基さん

柔軟さが生む成果を実際に感じており、あえてアジェンダを固定しすぎないことで、会が「ただの業務報告」から「チームが前進するための場」へと進化しました。毎回、新しい工夫を取り入れることで、メンバー全員が主体的に関わる姿勢を持つようになり、チーム全体のモチベーションアップにもつながりました。


得た学び

今回の取り組みを通じて、2つの重要な学びがありました。

  1. アクションを起こすことの重要性
    課題を感じたときに、まず行動を起こすことが状況を前進させる鍵だと実感しました。役職や経験に関係なく、気づいた人が主体的に動くことで、チーム全体に良い影響を与えます。完璧を追い求めるよりも、小さな一歩を積み重ねることが変化を生む原動力になるのだと改めて感じました。

  2. 一人ひとりが主役になれる場を作ることの重要性
    メンバー全員が自分の取り組みや役割がチーム全体にどのように貢献しているのかを実感できる環境を整えることで、主体性やモチベーションが自然と高まります。個人の成果や努力がきちんと認識され、共有される場が、一体感のある健全なチームづくりの基盤になると確信しています。


終わりに

今回の取り組みを通じて得た学びは、カミナシのビジネスチームに限らず、さまざまな組織やチームに共通するものだと思います。課題に気づいたら、役職や立場に関係なくまず行動を起こす。そして、一人ひとりが主役になれる場を意識的に作る。この2つを大切にすることで、チーム全体の力を引き出すことができると実感しました。

私たちカミナシでは、これからもこの考え方を軸に、挑戦を続けていきます。そして、同じように「課題を解決したい」「変化を起こしたい」という想いを持つ仲間を求めています。少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひカミナシの採用ページをご覧いただければ幸いです。


カジュアル面談も、YOUTRUSTよりお気軽にお待ちしております!


読んでいただきありがとうございました!
引き続き、皆さまからのコメントやフィードバックをお待ちしています。