オートメーションは雇用を奪わないのかもしれないが、労働者の学習機会をごっそり奪っていくだろうという話

『ほかのテック企業と同じように、エンジニアリングやビジネスに精通した人々を高賃金で何千人も雇用しているが、雇用の大部分は、いわゆる「フルフィルメント・ワーク」──つまり、荷物を仕分けし、選別し、パッケージに詰め、商品を発送するために必要な人力の作業で、機械では代替できない判断を必要とする仕事のことだ。』

こちら、アマゾンがロボットを使った物流の自動化をやったらむしろ従業員が前年比42%増してトータル30万人を超えました、ロボット雇用奪わへんやん、という記事なんですが、

内実は、技術の発展によって「人間の苦手なことを人間のかわりにやる、ロボットの仕事」が増えてゆく裏側で、「ロボットの苦手なことをロボットのためにやる、人間の仕事」が増えていくっていう話では。

つまり今後この手のテクノロジーは、熟練や学習の機会が極度に限定されたタイプの労働者を大量に生み出していきます、というふうに読めるんじゃないかと思いました。

なんともディストピアな話。おめでとう人類。


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