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記事一覧
人工知能(GPT-3 text-davinci-003)を用いた「質的データ分析の自動化」──SCAT:Steps for Coding and Theorizationを対象に
openAIが公開している大規模言語モデルGPT-3 text-davinchi-003を使った「質的データ分析の自動化」というのをやってみたのでその結果の報告です。今回自動化の対象にするのはSCAT:Steps for Coding and Theorizationとよばれる質的データ分析手法(大谷, 2007)です。
質的データ分析手法とは「質的研究」において用いられる、研究手法の一部です。
Riveというインタラクティブアニメーション制作ツールを触ってみた
Riveというwebベースのインタラクティブアニメーション制作ツールを触ってみたら面白かったので、そのご報告です。
Riveとは?安心と信頼のusagimaruさんのツイートで知りました。「ステートマシン」という言葉に惹かれてとりあえず30分ほど触ってみようと思いました。でやってみた。
とりあえず作ってみた。なんか動く四角形がつくれました。これはどうなっているかというと
まず静的なグラフィッ
超線形設計プロセス論再考
と、面白いかもしれないと思った。
リアクションがある程度ついたら頭の中を書き下してみようかと思います(文章版のクラファンみたいなイメージ)。よろしくおねがいします。
健太郎
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英語学習について──個人的な経験を中心に
最近恐れ多くも翻訳出版を行なったおかげか、英語の勉強法について聞かれることが増えました。別に英語の勉強が得意だった記憶はないんですが、振り返ってみると言語習得に関してはいろいろ考えてきたかも、と思い、思いつく限りのことを書き下してみました。よければご笑覧ください。
中村の経験のなかで比較的ユニークなところ
高校生のときに通っていた学校のプログラムで2週間ほどアメリカの高校へホームステイしにいっ
『スマート・イナフ・シティ』 訳者あとがきを全文公開します
8月に訳書を出版しましたご無沙汰しております。中村です。noteでは報告が遅れたんですが、今年の8月に初めての翻訳書となる『スマート・イナフ・シティ──テクノロジーは都市の未来を取り戻すために』が出版されました。大学の先輩で、現在MIT Media Labに所属されている酒井康史さんとの共訳です。
特設サイトを作りました出版から2ヶ月、いくつかオンラインイベントをやったり、twitterでクチコ
サイバネティクスの建築学──デザインリサーチに埋め込まれたクリストファー・アレグザンダー
デザイン研究(デザイン・リサーチ)の新展開と、そのルーツ
近年、相次いで理論の整備が進む「デザイン・リサーチ」。プロダクトデザイン(製品)→サービスデザイン(ビジネス)→社会システム(行政など)のデザインというようにその守備範囲を急速に拡大し、いまでは"文明そのもののデザイン"とすら取れるTransition Designのような領域すら出てくる始末。建築学徒からすれば、羨ましいような妬ましいよ
フォレンジック・アーキテクチャにビビッときたら。 次に見るもの、読むべきもの
年始の休みが終わらないうちに。
去年はいくつか書き物の仕事をしたんですが、特に国際犯罪調査機関Forensic Architecture(以下FA)の書評は僕にとってひとつの転換点でした。オランダにいる盟友木原共が公開に先立ってFAの展示をレポートしてくれたこともあり、オンラインで公開された記事はそこそこ多くの方に読んでもらえたようです。デザインの政治性や倫理といった、とっつきにくいテーマが広が