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自分でシュートいかないのはなぜか #775

おはようございます。
近所のゴミ捨て場にダンボールが曜日関係なく捨ててあって、「ダンボールは指定された日にだせ!」とダンボールにマッキーで書いて置いてありました。いや、お前もダンボール捨ててるやん。

めちゃくちゃいいタイミングでパスをもらったにも関わらず、自分でシュートに行かないでパスを出してしまった…というシーンをけっこう見たりします。せっかくのチャンスなのになんで自分で行かないのか。というお話です。

<決められるのに>

せっかくの自分の見せ場なのに、全然自分でいこうとしない選手はなかなか多いのではないでしょうか。

サッカーであればスコアは同点、後半44分で相手からファールを受けてPKを貰えたとしましょう。

チームとしては絶好のチャンス。もしキッカーを任せられたとしたらみなさんどんな気分でしょうか?

野球の場合だったら9回裏のツーアウト満塁で自分の打席になったとしたらどうでしょう。

「よっしゃー!」と思うのか「うわ、まじかよ…」と思うのか。

同じシチュエーションにも関わらずどう感じるかはその人によって違います。当然の如く「よっしゃー!」と思っている方がパフォーマンスは発揮出来ます。

そうした場面で「よっしゃー!」と思えるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。

<評価ではなく自分のチャレンジ>

チャンスだと思える場面で「うっ…」と足踏みしてしまうのは、ミスや失敗を恐れてしまっているからです。

ミスや失敗を恐れてるからこそ「失敗したらどうしよう」とネガティブな感情が頭を支配して行動に移らなくなってしまいます。

絶好の場面で、仲間から最高のパスが通った時に自分でシュートを打たずにパスを出してしまうというシーンをよく見かけます。

そうなってしまうのは「シュートを決めるぞ」というポジティブなイメージよりも「ミスするかも」というネガティブなイメージが強いため、瞬時の判断でミスをしないパスを選択してしまうということになります。

そのパスがつながって結果としてはシュートが決まったとしても、決定的なチャンスで行動できなかったということには変わりはありません。

なぜ失敗を恐れてしまうのかというと「失敗はいけないものだ」と学習しているからです。

失敗をしたら怒られた。失敗をして笑われた。失敗をしてレギュラーから外された。そうした経験が積み重なっていくと失敗はダメなこと、恥ずかしいもの、評価が下がるものとして学習します。

するとミスを必要以上に怖がってしまって避けようとしたり、ミスをした時に極端に落ち込んだりしてしまいます。

そうなってしまうとチャンスが来たとしても、迷いが生じたり、見送ってしまうことにもつながるのでいかに「ミスに対してビビらないでいれるか」が大切になります。

結局失敗はダメなものと考えているのは「周りとの比較」「周りからの評価」を気にしているからにほかなりません。

ということは自分のモノサシで物事を判断するというよりかは、誰かと比べて優れていると思われるように、評価が高くなるようにという基準で物事を判断しているんです。

だからミスして評価が下がったり、あいつ下手くそだなと思われる可能性があることから避けるようになってしまうんですよね。

自分の軸がなくて周りの影響で左右されてしまう。本当の意味で自分に自信がないからこそ優劣や評価にすがってしまうのでないでしょうか?

<ほんとうの自信をつけるには>

周りを気にしすぎないで、自分の軸をしっかりと持つためにはどうすればいいでしょうか。

周りを気にしすぎてしまうのは「ミスをダメなものと学習してしまったから」だということはお話しましたよね。

それならば逆に「ミスをポジティブに捉えること」が出来ればミスに対する考え方も変わってくるということです。

そのためには「ミスをしてよかった!」と思える経験が必要になります。

とはいえ、誰しもミスはしたくはありませんし、ミスをすれば落ち込んだり悔しかったりします。

その場、その時はそれでいいんです。むしろミスしても全然悔しくないもんね。というほうがちょっとマズイ。

ミスをしたその後に、そのおかげで気づけたこと成長できたことにフォーカスしていくことが大切なんです。

最初は心からそう思えなくてもOK。無理やりポジティブに考えるなら成長の素だなと思えるくらいでいいです。

そういうことを考えて、メモや日誌なんかに記録しておきましょう。しばらくしてそれを見返したあとに「あの時の失敗があったからこそ成長できた」と思えるようになれば、ひとつミスをポジティブに捉えるキッカケになります。

そして失敗を乗り越えて、成長、成功をすると「努力」の大切さに気がつきます。

優劣をつけたり、周りの評価を気にしている人は「努力」ではなく「才能」にフォーカスしているんです。

ミスをしたら才能がない、能力が低い、ダメなやつというレッテルを貼られると思ってしまう。

ですが「努力」の大切さに気づくことが出来れば(ほんとうの意味で)、自分も努力をすれば成長することが出来るんだと思えるようになります。

これが「自信」に繋がり、ミスや失敗を恐れずに積極的にチャレンジしていくことができるようになります。

一番大事なのは周りを気にすることではなく、自分自身の努力やチャレンジにフォーカスしていくことです。

まとめ

① チャンスだと思える場面で足踏みしてしまうのは、ミスや失敗を恐れてしまっているため。失敗を恐れてしまうのは「失敗はいけないものだ」と学習しているから。

② 失敗はダメなものと考えているのは「周りとの比較」「周りからの評価」を気にしてしまっているから。

③ 「ミスをポジティブに捉えること」が出来ればミスに対する考え方も変わってくる。そのためには「ミスをしてよかった!」と思える経験をしていくこと。

ここぞの場面で堂々とプレーをしている選手は相手にとってはなかなかの脅威です。それだけでプレッシャーを感じるはずですよ!

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株式会社メンタリスタマネージャー
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(4歳)と娘(0歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。

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