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残ったのはあの時本気で全国制覇を信じたやつだけだぜ #320

おはようございます。
なんか雪降っとる。気温の変化についていけないおじさんこと、おじさんです。
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同じチームや組織にいても、いろんなモチベーションを持った人が集まっています。

ただなんとなくいる人もいれば、しょうがなくやっている人もいる。好きで楽しくてやってる人もいれば、嫌々やらされてる人もいる。

スラムダンクの湘北のキャプテンの赤木もそのあたりのチーム内のモチベーションのギャップに苦しんだ1人でしょう。

今回は「チーム」について考えていきましょう。

チームとグループの違い

チームとグループの違いはなんでしょう?

サッカー日本代表はチームでしょうか、グループでしょうか?

AKBはチームでしょうか?グループでしょうか?

結論から言うと、チームとグループの違いは共通の目的があるかないかの違いです。

共通の目的があるのがチーム。共通の目的が特になくてただなんとなく集まっているのがグループですね。

赤木が湘北に入学した当初から、目標としているのは「全国制覇」でした。

ですが、他の多くのメンバーはただ楽しくバスケが出来ればいいくらいで考えていたので、赤木と他のメンバーとの間にはモチベーションのギャップが生まれてしまいました。

出典:スラムダンク(井上雄彦)

挙げ句の果てには、モチベーションの違いからお互いに不満を持ち対立してしまいます。

プロレスラーばりに担ぎ上げて、思いっきりぶん投げるという、身体能力の違いを思い切り見せつける赤木に対して

全国制覇という目標を押し付けるなと言われてしまうのでした。

チームの成り立ち

当初の湘北は共通の目的がない状態、チームなのかグループなのかで言ったら、グループの状態です。

心理学者のタックマンによると(タックマンモデル)チームの発展段階には大きく分けて5つの段階に分かれます。

①形成期(フォーミング)
②混乱期(ストーミング)
③規範期(ノーミング)
④生産実行期(パフォーミング)
⑤解散期(アジャーニング)

ひとつずつ簡単に説明します。

①形成期(フォーミング)
この時期は、メンバーが集まり、まだ共通のルールや目標が決まっていないいわばグループの状態です。わかりやすく学校でいうなら入学して4月あたりのよそよそしい感じだったり、変に気を使ったりしてる感じです。

この段階ではお互いのことを知ったりする時間を作ったり、仲良くなるために簡単なアクティビティを行ったりします。

②混乱期(ストーミング)
文字通り、混乱が起きてゴタゴタしだします。意見の食い違いや、モチベーションの違いから対立が生まれます。

まさに先ほどの湘北の状態ですね。モチベーションの違い、バスケへの取り組む姿勢の違いから対立が始まりました。

お互いの考えを出し合い話し合うミーティングの場を持ってコミュニケーションを図ることが大切です。ぶつからないとわからないこともあるのです。

③規範期(ノーミング)
ゴタゴタを乗り越え、役割が決まり、ルールが作られていきます。
それぞれの役割が明確になり、自分から行動をチームのために行動ができるようになってきます。コミュニケーションも活性化してきて、チーム全体のモチベーションも高まってきます。

どうすればチームの目標が達成できるか、意見を出し合い実行に移していくことが大切です。

④生産実行期(パフォーミング)
チームとして最高のパフォーマンスを発揮できる状態です。
共通の目標に向かって一致団結して課題を解決し乗り越え、強い信頼関係でつながっていきます。「All for One,One for All」

自主性、主体性を尊重し、モチベーションの継続を目指していく。

⑤解散期(アジャーニング)
目的の達成、時間的な関係(卒業とか)でチームが解散します。
それぞれのメンバーが別の目標に向かって歩み出します。

ゴタゴタは必ず起きる

できればゴタゴタは起こらないで、当たり障りなく終わって欲しいと言う気持ちもあるかもしれません。

それでも必ずゴタゴタは起こるものです。
スラムダンクで言ったら、目標の違いもそうだし、三井が荒れてバスケ部を潰そうとしたのもそう。

出典:スラムダンク(井上雄彦)

好きでゴタゴタを起こす人はいません。(もしいたらそういう人はやめてもらいましょう)
タックマンによると混乱期(ゴタゴタ)が起きたほうがそのあとのチームのパフォーマンスは上がると言っています。

ようは、チームとして混乱期(ゴタゴタ)を経験して、腹を割って話し合う(規範期)がないと生産実行期にはいけないということです。

出典:スラムダンク(井上雄彦)

腹を割ってぶつかり合った仲間は一生の仲間ですよね。

混乱期がきた時にそこから目を背けてしまうと、いつまでたってもパフォーマンスを発揮できなくなります。

表面上はぶつかり合うことはないので一見平和に見えますけど、言いたいことも言えずに不満やストレスだけが溜まっていく、「偽りの平和」状態になってしまいます。

結構こういうチームって多いんじゃないでしょうか?

まとめ

チームとグループの違いは共通の目標、目的があるかないか。ここがしっかりと共有されていないとゴタゴタが起きて、パフォーマンスを発揮できなくなります。

そしてチームである以上ゴタゴタは必ず起こります。そこから目を背けずに向き合って話し合うことで、徐々にお互いの理解が深まり、チーム内でのルールや役割が決まって目標も決まってきます。

ゴタゴタが起きるのは誰しもいやだと思いますが、くるものだと思って理解しいておけば、これは成長のチャンスと前向きに捉えれますよね。

今は世界的に新型コロナの影響で大変ですが、ここは地球人のチームとして一致団結して乗り越えていきましょう!


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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。

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