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プロになるってしんどい? #416

おはようございます。
スーパーでちょろっと買い物をして御会計をするときに「一括でよろしいですか?」と聞かれるんですけど、あれ分割してくださいって言ったらできるんですかね?と気になってムラムラしています、森下です。

こないだイチロー選手のYouTubeを見ていて「イチロー選手は不安はなかったのか?」的な質問があって、

「常に不安はあった」ということをおっしゃっていました。あんなにバリバリ活躍していた選手でも常に不安は抱えている。

それがプロの世界なんだなと感じたというお話しです。

<プロとはなにか>

なにを持ってしてプロというのか。
辞書を引くと「専門家、本職」というようなことが書いてあります。

まぁつまり、それを業として飯食ってるのか。というところでしょうか。

そうすると、お笑い芸人だけじゃ食えないからバイトで賄ってますって人はプロのお笑い芸人と言えないのだろうか?

職業の欄には「芸人」じゃなくて「フリーター」って書かないといけないのか。

プロの定義については人それぞれ解釈が違うと思うし、答えはないのだと思うけど、僕が思うにはそれをやることで「世の中に価値を生み出せているかどうか」だと思います。

それで飯を食えたら、つまりはお金がもらえたらプロという考え方もありますが、価値を生み出した対価としてお金を貰うと思うのでそれも含みます。

ただし、報酬がお金じゃない場合もあるわけでして、そういった意味では世の中に価値を生み出しているというのが僕の中ではしっくりくるわけです。

プロ野球選手であればチームの戦力として結果を出すことで価値が高まります。もしくはチームのモチベーションの持続やファンとのコミュニケーションで価値を生み出す選手もいるかもしれません。

プロには結果が求められます。対価を払うなら結果を出しなさいよというのが基本です。

昨日、エアコンの掃除を業者にお願いしたのですが、「エアコンをきれいにしたい」という期待に対して結果を出すから僕はお金という対価を業者に払いました。

すごいきれいになったのでとても満足でしたが、これが全然汚かったら「お前何しにきたんか?金返せやコラ」となるでしょう。

対価に見合う結果を生み出していないからです。プロは常に結果を求められるのです。

<義務は楽しくない>

子供の頃から野球がずっと好きで、甲子園を目指し、プロ野球を目指し時くんできた。とします。

学生のうちは結果に対しての報酬はありませんので、アマチュアということになります。

結果が出せなくても報酬がもらえなくなり、生活ができなくなるという不安はありません。そんなことを考えてバッターボックスに立っている学生はかなりの少数だと思います。

もちろん、報酬以外のプレッシャーは出てくるとは思いますが今回の話はちょっとその辺りには触れません。

ですがプロになり、結果を求められ対価を支払われると、そこには責任が伴います。自分にとっての仕事を100%で求められます。

結果が出せなければ、報酬は下がるし、チームでの居場所もなくなる。ファンからも叩かれる。そういう世界です。

プロ野球選手のイチロー選手も「楽しいと思ったことはない」とおっしゃっていました。ずっと不安を感じていたそうです。

常に結果を残してきて、大事な場面でも活躍してきたイチロー選手ですらそう感じていて、そう思っていたんですね。

結果を求められず、好きでやっているうちは自分の好きなようにできるし、失敗したって何したって誰も困ることはありません。

ゲームのように何度も挑戦して、失敗して、そこから学び、上達していくことができます。

ですが、それがプロ(仕事)になった瞬間、結果を出すことが義務となり、常に結果を求められるようになります。

今まで楽しさを優先して好き勝手やっていたことが、義務を果たすこと、結果を出すことが第一優先事項になり好きなことが楽しめなくなります。

義務感を感じると、やらされている感が出てきてしまい、内発的なモチベーションが下がります。

結果を出していかなければならないのはプロだから当たり前で、その結果を出すための準備、プロセスを工夫していきたいところです。

プロになるとはそういうことです。

<常に失敗と向き合う> 

とはいえ、人間はロボットではないのでミスをしたり、失敗をしたりします。だからこそ失敗しないように考えるし、練習をします。

特にスポーツの場合は勝敗は相手が絡んでくることなので、自分ではコントロールできない領域もたくさんあります。

その中で結果を出し続けるのは至難の技です。

ですからミスや失敗に対してどう考えていくか、メディアやファン(もしかしたらチームから)の批判も受け入れて、自分にできることを探っていかなければなりません。

常に自分のできないところを見つけて、分析し、改善していく作業は並大抵のことではありません。

大好きなカルビを食べているのではなく、常に栄養面を考えて嫌いなピーマンを食っているのと同じです。(←なんだそれ)

とにかく、できないことを受け入れ、改善していく作業は「しんどい」ということです。

そうして改善して、結果を出し続けるのがプロの世界。プロの世界はそういう人間の集まりですから、立ち止まった瞬間に追い抜かれていきます。

結果の出せない人間は必要とされなくなります。
一回行ってまずいレストランにはもういきたくないですよね?

「あのレストランはまずい」「もういきたくない」とかSNSで批判されちゃうのがプロの世界。

でももしそう叩かれたとしても、本人の努力次第で美味しくする(改善する)ことは可能なはずです。

プロであるのなら、期待に答えるために(価値を生み出すために)日々の努力を行っていはいけないということです。

<まとめ>

①プロとは価値を生み出す対価として報酬を受け取る人のこと

②プロになった瞬間に、結果を出すことが義務になる

③義務感を感じてしまうと、やらなくてはいけないことに変わり内発的モチベーションは下がる

④結果を出していく中で、準備やプロセスに拘っていく

⑤結果を出していくために常にミスや失敗を受け入れて改善する作業をしていく

スポーツ選手も、会社員もアルバイトも、結果を求められ(結果の度合いはそれぞれ違うが)対価をもらっている時点でプロな訳です。

その責任感、義務感があるからこそ、やり遂げたときの達成感や貢献感、やり甲斐、充実感を感じれるのだと思います。

結果を求められなくなるのも寂しいですよね。
それすらも楽しめるメンタリティ、マインドセットになるといいと思います。

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。


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