リンクをこう動かしてみた!【コマ撮りアニメ】
世界の感動時間を増やそう!篠原健太です。コマ撮りアニメーションを制作したり、発信したりしています。
フィギュアコマ撮りが面白いので色んなキャラクターをやってみたいなあと思いました。僕自身が知っているか、もしくは好きなキャラクターを選んでいます。今回Twitterで投稿しているのですが、キャラクターでたくさんの人が繋がれるって素敵だなと感じました。篠原健太Twitter
figma ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 リンク 神々のトライフォース2ver.
今回挑戦したのはゼルダの伝説のリンクです。お店で一目惚れして買いました。
盾と剣を持たせることができるので、それを活かした動きを撮りたいなーと考えました。一人で立ち回りしても寂しいので、そばにあった消しゴムと鉛筆を使ってアクションしてみました。
『リンクvs文房具』
フレームレート15fps 4秒 撮影約5時間
画面上半分は編集後、下は編集前のものです。編集前は支えの突き出しが入り乱れて、見づらい画になってますが、コマ撮りをしたい人の参考になればと公開してます。
僕なりに工夫した動きのポイントをお伝えしようと思います。
・反動による戻しを入れよう!
消しゴムが盾にぶつかり、リンクは後ろへ反って滑っていきます。その後すぐ体だけ戻しを入れました。こうすると、消しゴムの衝撃に耐えるため踏ん張っていたのだと伝わります。この戻しのアニメは動きを柔らかくするための方法としてとてもよく使います。例えばジャンプした後の着地にも戻しを入れると柔らかく見え、自然になります。
・飛んでくる消しゴムと鉛筆のやられ様をかっこよく!
アニメートは動きを整理して考えるとやりやすくなります。例えば
消しゴム①飛んでくる。②盾にぶつかる。③上に跳ね飛ばさる。④落ちてくる。⑤地面で弾む。
鉛筆①飛んでくる。②真っ二つに斬られる。③その勢いのまま奥へ飛ぶ。④壁にぶつかる。⑤地面に転がる。
というように、順番に分解して考えます。そして消しゴムと鉛筆の素材、硬さなどを考えて動きを作っていきました。
消しゴムは弾力があるので盾にぶつかった後、反動で高く舞い上がります。地面に落っこちた後も少しボンボンと弾みます。この弾みで消しゴム感を出しました。
鉛筆は木なので軽くて硬いです。勢いよく飛んできますので、斬られた後もそのまま進み続けますが、奥の壁にぶつかった後は地面に転がります。跳ね返って地面に落ちる速さ、転がる速さで軽くて硬い鉛筆感を出しました。
無音でも消しゴムと鉛筆の音を想像させるようなアニメにできれば最高だと思います。
これが逆で鉛筆が盾にぶつかり、消しゴムが剣で斬られる場合だったら全く違う動きになってたと思います。みなさんも想像してみてください。
・帽子もアクセント!
帽子の先端は回転できるようになってます。ちょっとテンションは固めなのでアニメ中に動かす時は気をつけなくてはいけませんでした。
衝撃で振り回される帽子の先端。
落下でフォロースルーする帽子の先端。
ちょっとしたことでアニメーションが生き生きします。帽子の回転でもうまく動かせば柔らかさを出せました。全体的な動きとは少し独立したものはアクセントになります。
おまけ
回転斬りの時、剣のハイライトを編集で足しました。一瞬ですが刃がキラッと光るとかっこいいなあと思いました。
つづく!
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