
鉄腕アトム【フィギュアコマ撮り】
こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを作ったり、発信したりしています。
先週金曜日に秋葉原のボークスで鉄腕アトムを買いました。ここの店員さんは明るい人が多いので好きです。
フィギュアの関節の具合をチェックすると左肩だけとても硬いです。Twitterのフォロー様からクセの強いフィギュアだと伺いました。個体差があるのかもしれませんが…。
『鉄腕アトムのガッツポーズ』
フィギュアコマ撮り「鉄腕アトムのガッツポーズ」脇を開くことがあまりできない構造で苦戦しました。テレビアニメの8fpsを見慣れてるので、アニメートしながら不思議な印象を感じました。エフェクトはラフです。#ストップモーション #動くオモ写 #stopmotion #MAFEX #手塚治虫 #アニメ pic.twitter.com/6Hr98aBiYS
— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) April 6, 2019
15fps 撮影時間2.5h
昔の鉄腕アトムのop映像を見ると、ジェット飛行からの着地は素直に降りていましたが、今回は一度ホバリングしてから着地させることにしました。なぜなら、フルショットではありますが、素直に降りると人の目が追いつかない恐れがあったからです。
動きの整理
①素早く飛んでくる
②急停止ホバリング
③着地決めポーズ
分解して整えてあげることで見やすくなります。①〜③の流れを気持ちの良いリズムで繋げてあげられると大成功です。
アトムが飛んできて空中で停止する動きをかっこよく作るために、3回ほどリテイクしています。いつものことですが、初めて触る人形は慣れるために少し時間がかかります。
空白のアニメーション
アトムが着地する瞬間に足のひらが出てきます。
一コマで足のひらをくっつけただけなのですが、違和感なく繋がるように工夫しました。パーツを置き換えてアニメートする場合は全体の動きの中で行うと置き換えのショックが吸収されて目立たなくなります。これは顔パーツの交換にも同じことが言えます。
アニメーションは変化する画の連続によって動きを作っています。なので、作っていく画にアニメーションが存在すると思いがちです。もちろんそれはそうなんですが、僕は画と画の間の空白にもアニメーションが存在していると感じます。少ないフレームレートになれば、その存在も大きくなっていきます。
アトムのかっこいい着地を考えている様子
コマ撮り準備中のオフショット??アトムの着地の仕方を考えている様子です。人形が素敵に写る角度やポージングを探します。#手塚治虫 #ストップモーション #StopMotion pic.twitter.com/WdiD5O1h1i
— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) April 7, 2019
撮影前にしっかり設計したほうがアニメートがスムーズに進みます。キメのポーズを決めたり、移動があればその位置を決めたりと、迷いがなくなるまで詰められるとベストです。
ジェット噴射の照り返しはスマホのライトを当てて撮りました。
メイキング小話。ジェット噴射の光の受けはスマホのライトを使ってみました。#タンク萌え pic.twitter.com/zXPXUi6u8f
— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) April 6, 2019
床の光受けは素材を撮っておきます。
メイキング小話。床へのジェット噴射の光の受けは露出を明るくした背景素材を撮っておき、編集で切り抜いてのせました。こだわるともっとリアルにできると思います。 pic.twitter.com/taOgeRIzsd
— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) April 7, 2019
おまけ
偶然にもTwitterでこの動画を投稿した今日4月7日はアトムの誕生日だっだそうです!おめでとう!
つづく。