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作品を発信すると?【シルバニアファミリー】

どうも篠原健太です。オモチャをコマ撮りして遊んでいます。

先日、新しいアトリエでのコマ撮りテストも兼ねてシルバニアファミリーの人形を撮ってみました。

鉛筆を削るショコラウサギのファミリー


15fps 約200コマのループアニメーション
効果音はフォーリーアーティストの渡邊雅文さん 

撮影から編集まで休憩なしでぶっ続けでやりました。僕は作ろうと思い立って完成までに一気にエネルギーを集中してしまうタイプの人間なので、今回は14時間くらい作業を続けていました。

「コマ撮り」は「ストップモーション」ともいいます。人形などの物体を少し動かして写真に撮り、また少し動かしては撮り、を繰り返していくことで、後からその写真を連続で見たときにあたかも自ら動いているように見せる技術です。

お仕事ではゼスプリキウイのCMやNetflixのリラックマとカオルさんに参加しました。そして趣味ではこういったオモチャをコマ撮りして発信しているのです。

篠原のTwitter

Twitterでもたくさんの方にコメントをいただけて嬉しいです。ありがとうございます!普段は会えない人から感想をいただけるのがSNSの良いところだなあと改めて思いました。Instagramもやってます!

オモチャのコマ撮りで幼い頃を思い出すって本当素敵だなぁと思います。

コマ撮りの技術的なことはさておき、観る人の想像力をかき立てるアニメーションというのに僕はとても興味があります。
例えば、今回のシルバニアのコマ撮りだと、表情の変わらない人形から観る人へどのような印象を与えることができるだろうかと考えたり、鉛筆削りの奥を見せないように設計したりです。「ショコラウサギたちが鉛筆削りに登るために何か台のような物があるのだろう」とか「ショコラウサギの赤ちゃんはお父さんが持ち上げているのかも」と観る人は想像すると思います。

僕は想像する余白を作るのが好きです。

そして皆さんの感想を読むと本当に勉強になるのでありがたい!全部チェックしています。

自分のため

僕は「世界の感動時間を増やそう!」と謳って活動しています。

キャッチフレーズっていえばキャッチフレーズですが、これを言い出したのはビジネス目的ではありません。(ビジネス目的ならもっとちゃんと考える!)

この愚直な文句は自分に言い聞かせるために言いはじめたもので、日々コロコロと変わってしまう自分の気持ちをセンターに戻すためのスイッチです。

そして約一年半色々とやってきました。

みんなの楽しめるコマ撮り作品を発信したり、みんながコマ撮りをもっと楽しめるようにノウハウを教えたり、道具を手配して販売したり、みんなが繋がれるようにアニマソンというコマ撮り大会を開いたり、、、。

よく周りの人から「なぜノウハウを無料で出すの?聖人なの?」と言われます。みんながコマ撮りを楽しめるように僕が発信をしているように思っていただいてるようです。僕自身もみんながコマ撮りで楽しめるようにと思っているふしはありました。

しかし最近気がついたことがありました。僕は人を感動させるために活動しているのではないっぽいということです。

あれ?

誰かのためにやっているのではなく、自分のためにやっていたのです。

誰かが感動している姿を僕が見たいのです。

壮大な自己満でした!

以後よろしくお願いします!

世界の感動時間を増やそう!

お知らせ

コマ撮りのオンラインサロンを立ち上げました。Animistの活動や裏側をリアルタイムに発信しています。すこし踏み込んだ仕事の話や思い、コマ撮り裏話など色々やっていますので興味がある方は覗きに来てください。↓


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