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バンド

遡ること今から24年くらい。

初めてバンドを組んだのは中学2年の時でした。

小学六年生でたまたま知り合いから譲り受けたアコースティックギターでギターを始めて、お年玉やお小遣いを全く使うことなく貯めたお金でヤマハの黒いアコギを買い、翌年にはグレコのエレキを買い…

エレキを買ってしまったらならば、やっぱりバンドがやりたい!

楽器屋のバンドメンバー募集(メン募)の掲示板を見たり、雑誌の「バンドやろうぜ!」を読みまくったりとそんな毎日。

バンドやりたいなーやりたいなーとずっと思っていたところ、当時同じサッカー部の友人二人と音楽の話になった。

それぞれに音楽の趣味は違ったけれど、バンドに対する憧れがみんなキラキラしていてほとんど勢いで結成に至ったのでした。

※この後バンド名表記の際にはその当時のバンドキッズ感が伝わるようにいわゆる「さん付け」は省略させていただきます…!

まずベースはK君に決定。黒夢が大好きでベースを始めようとしていたらしい。

ギターは私、松本

そしてドラムはM君に。(M君よりギターが上手かった自分がギター担当になったのでした。)ちなみにM君はMr.Childrenが大好き。

アプローズのアコギを大事に弾きながら、Mr.Childrenの「Over」を歌っていたのを今でもよく覚えている。

それでバンド練習はどうしていこうかとしていたところなんと、またもや知り合い(ギターの時とは別の知り合い)からドラムセットを譲り受けたのです。実家のプレハブ小屋を自分の部屋としてもらいそこにドラムセットをドーンと構えバンド活動がスタートしたのでした。

今考えると全てがなんだか運命のような感じもします。

最初はMr.Childrenやスピッツなどの当時のヒット曲をコピーしていく。

めちゃくちゃ下手くそで、でもただひたすらに音を合わせるのが本当に楽しかった。

そこからさらにそれぞれの音楽的な趣味が変化?進化?していきます。

K君はBLANKEY JET CITYに傾倒していきます。

M君はゆず山崎まさよしへと、アコースティック路線に。

自分はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT山崎まさよしthe pillowsプロペラという感じに。

性格と音楽の好みが見事に現れていたなと思います。

そういう流れでこのバンドは自然に活動停止になっていくのでした。

しかしながら真夏のプレハブ小屋で意識朦朧となりながらも、汗を撒き散らしながら音楽に夢中になった日々が色褪せることはありません。

K君は国を守る仕事に。
M君は先に旅立ちました。
自分は…

余談…

カリスマ的なロックが好きだったK君ですがバンドのためにポップな音楽も知ろうとしてくれていたのでしょう。3人でCD屋に行ったときにThe Beatlesの白盤を買ったのです…!

しかしながらその数週間後には中古CD屋の買取カウンターに、彼はいました。笑

提示された買取金額は

「10円」

数秒の沈黙ののち

「売ります!」

と彼は何かを吹っ切るようにそして自分の気持ちを確信したかのように10円を握りしめたのでした…笑
ロックやな

バンドって楽しい!

そんな話でした♪

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