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改めて書く自己紹介。

初めまして。鎌倉在住のモリモトケンタと申します。これまでnoteでは読む専門でしたが、過去を整理する出来事があり、まとめたものをそのままにするのはもったいないと思い立ち、この記事を書きました。

今担っていること。

社会人8年目の29歳。2017年に独立し、個人事業主としてお仕事をしています。独立のタイミングで東京から鹿児島に移住したこともあり、リモートでの仕事もかれこれ3年くらいしています。(今は鎌倉に住んでいます。)
担っている役割の大半はアドミニストレーター/管理部で、チームを支える裏方ポジションとして管理会計を中心とした予算実績管理と体制構築と研究支援に携わっています。
また管理部的な仕事の傍ら、何かを実現したい人の後押しをするセッションを開いています。

東京の田舎出身で至って平凡で。

話を遡ると1990年12月に東京都府中市に生まれ、高校卒業までは東京とは思えない自然が広がる八王子市西部で育ちました。中学の時の部活はどういうわけだか楽器経験もなく、吹奏楽部に入ってしまい、ホルンで悪戦苦闘した苦い記憶が蘇ります。

高校は地元から2時間かかる都立の総合学科高校に進学。
新設校ということもあり、先輩は上に1学年だけという環境で、すべてのことを0から作る経験やユニークな仲間に恵まれた記憶があります。
ただ悲しいことに在学中に同級生が亡くなることがあり、その経験が今の原動力につながる大きな出来事になりました。

大学時代も案外大きなことはしていないもので。

大学時代は、いたって普通の大学生で、サークルやバイトに明け暮れ、友人と旅行に行き、ゼミにそこそこ取り組む生活を送っていました。
強いて力を入れていたといえば、3年からのゼミ活動で、「実践的にたい焼きとたこ焼きの屋台に取り組む」というのは今でもちょっとした話のネタになっています。

「地域」ってなんだ?

もうひとつ印象的だった大学時代の出来事は、宮崎県高千穂町での地域づくりインターンへ参加したことでした。東京生まれ東京育ちの20歳が初めて自分の以外で2週間生活する経験を体験したのがこの時。
高千穂町は宮崎県の県北地域にある人口約1万2千人の町。九州山地の中央部に立地する中山間地域でもあり、重要無形民俗文化財の夜神楽や名勝高千穂峡などの観光資源があることから年間約150万人観光客が訪れる県内一の観光地でもあります。

学生の時にお世話になった方々は、60歳から集落の仲間と起業し、試行錯誤の上、事業を立ち上げ、農協からの借金を返済した村おこしグループのみなさんでした。お世話になったときは70代後半になっていましたが、当時の自分より元気が溢れていて、いろいろなことを見えないところで教わっていたんだろうなと思っています。そして初めて焼酎を飲み、味を覚えたのもこの時でした。

他にも、100人いたら70人程度は高齢者の小さな集落で民宿を起業し、今では村のお米を甘酒に加工した商品を台湾に輸出している方々との出会いもあり、どんな場所でもできること(可能性)はある。そしてチャレンジに年齢は関係ない。自分がご機嫌に楽しむ暮らす秘訣を感じ取っていたんだなと大切な経験になったなと感じています。

地方移住と2年間の生活と。

大学卒業後は、建材商社に2年間勤め、起業家育成や地方の中小企業支援を行っているNPO法人に転職。かつて学生時代の中で感じた疑問やもっと知りたいことにのめり込んでいきました。
そんな中で出会ったあるイベントから、実際に地方に住んでみようと行動したのが2017年。移住後は、地域のNPO法人や複数の団体で仕事をし、パラレル&リモートワーカーとして生計を立てていました。

実際に住んでいた期間はとても濃密で、2年間で3年以上の時間が過ぎていたような感覚が今でも残っています。
住んだからわかる地域性や、地方で起業する難しさ、地域自治と新しいコミュニティの課題や可能性を近い距離で感じることができ、今の自分の考え方や価値観に大きく影響しています。
今は仕事の都合で鎌倉に住んでいますが、県内の離島を含めて色んな人にお勧めしたい場所やお店、会ってほしい人がたくさんいる場所だと思っています。(ぜひコロナ明けには行ってほしい!)

鎌倉という街に住んでみて。

外から見る鎌倉のイメージは「大仏」「湘南の海」「鶴岡八幡宮」といったところでしょうか。実際に住んでみると観光では見えないことが多い街なんだと感じています。
鎌倉は、日本で初めてナショナルトラスト運動が始まった場所でもあり、1998年から公設民営でNPOセンターが運営されています。また2013年から始まったカマコンでは街を愛する人を全力支援するために毎月1回のまちをもっとよくするアイデアを募るブレストを行っています。

地域にまつわることだけでなく、鎌倉駅周辺のエリアでは個人経営の小さいお店が多く、それぞれが地域に暮らす方に愛されるようなお店を開いていることが印象的だなと感じています。このコロナ禍の中でも比較的早い段階でテイクアウト可能な店舗をWeb上でまとめる動きがあり、今では複数のサイトでそれを見ることができます。

鎌倉に来てからは、「機能的に住む」感覚が「日々の選択肢を楽しみながら地域に暮らす」感覚に変化してきていると感じています。周囲の影響もあると思うのですが、より丁寧に時間を使おうという意識が高くなっているからかそんなことをよく感じるようになりました。

この状況下に考えていること。

私はこれまでの体験を通じて、どこに住んでいようが、自分の暮らしを営めている手ごたえ感があること。そして健やかにあること。意識的な人もいれば、無意識でもどんな人の頭の中には考えていることがあると信じています。
また感じ取っている方も多いと思いますが、これまでの考え方や価値観、当たり前とされてきたことや、「街と人」、「店と人」、「人と人」の結びつきが大きく変わっていきます。そこに可能性と小さいながらのジブンゴトを携えて関わることが、その人にとっての幸福につながるだろうと思っています。
そしてどんな形であれ、周囲に流されず自分で選択するという意志が育まれ、尊重される社会に変わっていくことを小さいながら願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!もし気になったことや感想があればリアクションやコメントをいただけたら嬉しいです。
もしも何かどこかでお会いすることがありましたら、その時はあなたの話もぜひ教えていただけたら。
それでは、またお会いしましょう。

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