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「そうだ、屋久島に行こう。」と思ったときにどう行けばいいのかがわかるnote

こんばんは。モリモトケンタです。
久しぶりの投稿がとてもしょうもなく、tips的な記事になってしまいますが、これはなかなかまとまってないネタだと思い、勢いで記事化しようと思いました。
関連ネタで、関心ある方は、東京対九州路線で最安路線はどこか?という記事も合わせてお読みください。笑

さて、この記事では、不意に「屋久島に行きたい!!」という衝動が走ってしまった方に、どうすれば屋久島に行くことができるのか?を可能な限りわかりやすく、コスパ良くいくための記事になります。
またあくまで個人的な考察になることをご了承の上、読み進めていただけたらと思います。

1.屋久島へのアプローチ方法

屋久島へ行く行かないな話題に触れたときに多くのケースであるのが、「屋久島って船で行くんだよね??」という声。
正確には船も3種類、加えて飛行機での路線が開設されていて、案外離島へのアクセスにしては選択肢の多さはあるのように感じます。
具体的な選択肢は以下の通りとなっています。(2021年9月20日調べ)

1.JAC「鹿児島空港~屋久島空港」(1日5-7便)
2.JAC「福岡空港~屋久島空港」(1日1便)
3.JAC「伊丹空港~屋久島空港」(1日1便)
4.種子屋久高速船「鹿児島港~宮之浦港/安房港」(1日3便※)
5.フェリー屋久島2「鹿児島港~宮之浦港」(1日1便)
6.フェリーはいびすかす「鹿児島港(谷山港)~種子島経由~宮之浦港」(1日1便)
※高速船はコロナ禍の影響で1日3便程度まで減便。平時なら1日7便程度運航。(但し、指宿・種子島経由便が有)

飛行機は鹿児島空港~屋久島空港で35分程度の所要時間になっていて、鹿児島空港の乗継も最短20分(JAL同士の乗継に限る。ANA、SKY等⇒JALは30分以上)と使いやすいのですが、フェリーに関しては、フェリー屋久島2が鹿児島8:30発屋久島12:30着(片道4時間)、フェリーはいびすかすが谷山港18:00発屋久島7:00着(夜行便!)と比較的時間がかかる選択肢になっています。

またフェリーはいびすかすは、生活物資を運ぶ貨物メインのフェリーなので、鹿児島側で発着する港が谷山港と市街地から30分程度離れている場所にあるちょっと不便な港だったり、夜行だったりするので選択肢としてはかなり優先順位が低いものになります。
フェリー屋久島2も8:30出発と鹿児島市内に前泊が必要な時間になり、前日に鹿児島市内で観光したりすることがあれば選択肢になってきますが、旅行日数が1日増えるので、時間に余裕がある方の選択肢になってきます。

また高速船に関しても、平時であれば便数も多いのですがコロナ禍で1日3便程度に減便で経由便も増え、平均2時間から2時間半程度と空港から鹿児島市内の港への移動時間を合わせるとスムーズに行って大体3時間半から4時間以上の所要時間がかかります。
また金額面でも往復割引を適応した運賃でも19,900円(2021/7/1以降の運賃)となっていて、鹿児島空港~屋久島空港の運賃(大体先割で片道12,000円前後)に片道2,000~3,000円程度しか変わらない金額になっています。(高速船の運賃は燃油の問題もあって年々上がっている。)

2.到着する場所のバリエーションは?

屋久島側の到着地は、船、飛行機合わせて3つあります。
1つ目は、屋久島空港。
島の東側の真ん中くらいにあり、島の中心地、宮之浦と南部の中心地、安房の大体中間地点。
空港近くにチェーンのドラッグストアがあるのが何気に便利で、ちょっとした医療品や忘れたものを調達するには空港近くに出ることになると思います。(サンキュードラモリ)

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2つ目は、宮之浦港。
高速船やフェリーで島に到着した場合のメインターミナルはこちら。
港の近くに、世界遺産センターやお土産屋さんがあったりするので、何かと観光客にとっては比較的便利な港になっています。

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3つ目は、もう一つの港の安房港。
今は1つの自治体になっている屋久島町ですが、以前は2つの行政区があり、南側の港になっていたのがこの安房港です。
今でも高速船の1便から2便程度が安房港行になっていて、よく見てないとこちらに到着することにもなります。
宮之浦港に比べたら港の規模と発着数が少ないので、小さい港になっています。

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3.個人的な見解としてのベストな屋久島へのアクセス方法

これは完全に独断と偏見になってしまいますが、「羽田空港から鹿児島空港経由で屋久島空港まで全部空路でアクセスする」ことを推しています。
一番の理由としては、羽田空港から最速3時間程度(組合せによっては2時間45分)の所要時間の短さと、予約のタイミングにもよりますが、羽田~鹿児島間の航空運賃が比較的安価なことがあります。

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また飛行機での移動するときに、LCC含めていくつかの選択肢があるのですが、比較的早い段階で予約できるのであれば、検索の手間も含めて全区間JALで予約するのが簡単かつ乗継がスムーズに移動できるのでお勧めです。

もうすぐにでも行きたい!という方であれば、スカイマークの羽田~鹿児島線の運賃を検索して、予算的にカバーできるようでしたら、スカイマークで予約。
鹿児島空港から屋久島までは、スカイマークの到着時間から30分以上空いた屋久島行の便があればその選択肢でもよいですし、時間が空くようでしたら、鹿児島空港から鹿児島市内までリムジンバス、天文館から徒歩15分ほどで高速船ターミナルに向かい高速船という選択肢もあります。
(が、移動が非常に煩雑なので、1円でも安く行きたい!ということがなければ、素直に鹿児島空港で乗り継いで移動した方が気持ち的にも時間的にも楽に移動できます。)

また鹿児島空港と屋久島間の移動は、往復で同じ交通手段にすることで割引がかかるものがあるので、行きが飛行機、帰りが高速船となると、高速船が飛行機並みの金額だけど時間がかかることになるので、往復で同じ交通手段を選択することをおすすめします。

屋久島の観光協会のHPでも移動手段の選択肢をまとめているので合わせてみていただけたらと思います。

番外編①:島内の交通手段

屋久島内での交通手段は、島の1周する県道沿いに走る路線バスとレンタカーのほぼ2択になっています。
路線バスは、フェリー、飛行機の接続はいいようであまりよくなかったり、便数も限られているので、時刻表とにらめっこしながら旅程を組むことになると思います。

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路線バスの時刻表は、時折改正があるので、屋久島観光協会のこのページのリンクにアクセスするのが確実だと思います。(大体1時間から2時間に1本の間隔で走っています。)

そんな状況ということもあり、よほどの長期(1週間以上)の滞在ではない限り、島に着いたタイミングから帰る時までレンタカーを借りて島内を移動することを個人的にはおすすめします。
最初はバスで移動して、宿からレンタカーを借りるにも選択肢が限られていたり、料金も通しで借りるよりもそこそこ割高だったりするので、滞在期間中に島を一周したり、登山や川で遊ぶ予定があるのであれば、バスの定員や時間に縛られない移動手段を持っておけると自由度高く島を楽しめると思います。

また鹿児島県の助成金で、島内の指定の宿泊施設に宿泊して、観光施設を2か所巡るとレンタカー代が5,000円キャッシュバックする事業が鹿児島県内全域で実施されているので、これもうまく活用できるとよりお得に滞在することが可能です。

番外編②:登山したい!という人の宿泊地

屋久島といえば、縄文杉!もののけ姫!というイメージがあると思います。
じゃあどうやって登るのよ?ということがあると思いますが、縄文杉がマストな方は、先ほどからも出てきている「安房の宿」を予約することをおすすめします。

その理由は、荒川登山口までのアクセスが一番近いから。
縄文杉だけでなく、九州地方最高峰の宮之浦岳にアプローチする淀川登山口も宿泊先があるエリアから車で1時間程度かかる場所に存在しています。(淀川登山口に至っては標高1,300mまで車で上がります。)

かつ、縄文杉への登山時間は10時間以上とかなりの早朝出発が条件となっているのと、登山口まではマイカー規制でバスに乗り換える必要があるので、宮之浦の宿の宿泊にしてしまうと、登山口まで1時間半以上はかかることになり、朝2時出発ともはや漁に出も行くのか?という時間になってしまいます。

もののけの森と呼ばれる場所は、宮之浦からアクセスできる白谷雲水谷にあるのですが、こちらは半日程度で散策できる場所なので、安房からでも比較的アクセスできるので、宮之浦に着いた日ないしは、帰る日に行くという行程もできなくないので、一番メインの山に登るのにアクセスしやすい場所に泊まることをおすすめします。

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なお、個人的な定宿は、島の南部の平内集落にある「屋久島サウスビレッジ」さんで、長期滞在向けの設備が充実していて自炊OK、大型冷蔵庫あり、テレワークするにも全くストレスないインターネット回線と快適な個室で仕事もよく捗ります。(近所の平内海中温泉も個人的にはイチオシスポットです。)

おわりに

つい鹿児島県って、東京から見たら果ての地感がとてもあると思うのですが、案外飛行機に乗ってしまえば近いもので、かつ金額的にも九州内で比較したらリーズナブルなもので、比較的行きやすい場所だったりします。

なかなか旅に出ずらいご時世ですが、おひとり様やカップルや夫婦、親子などの2名程度の少人数の旅行であれば、行動管理をしつつ、その土地の自然や風土、食を感じてリフレッシュできることもできると思います。

きっとこのご時世でのモラルある旅人は、これから先の観光業界にとってはとても大事な存在で、観光バスで大人数がただ運ばれてきて同じもの提供されるモノカルチャー的観光事業から、より小さい規模で多様な価値の見せ方ができる観光地の在り方や観光事業の在り方の創っていける存在なんじゃないかなと個人的には思っています。

屋久島に限らず、「私の好きな場所」は何かしらの方法で応援していく繋がりを選択できると、より開かれた未来が現れるんじゃないかなって思っています。

最後は少し脱線してしまいましたが、ここまでお読みいただきまして本当にありがとうございました!
こんな場所に旅してみたいんだけど?!というご用命がありましたら、コメントやDM等にてお問合せください◎

あなたに、良い旅との出会いがまたありますように。

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