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総合型地域スポーツクラブの終わりを考える

 望む終わり方を考え、そこに向かって今を生きる。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『総合型地域スポーツクラブの終わりを考える』というテーマでお話したいと思います。形ある全てのものには終わりがある。これを前提とすると、当然のように全ての総合型地域スポーツクラブにも終わりがきます。例えば企業の場合、その寿命は30年ほどだと言われています。

 いくら私が半永久的に続く総合型地域スポーツクラブを目指すと言ったところで、時代は変わり、人が変わっていく中で、恐らく私が関わってきた総合型地域スポーツクラブ達も終わりを迎える時が来るのでしょう。

 だからこそ、終わりを考えることは重要なのだと思います。総合型地域スポーツクラブはどのように終わっていくべきなのか。どのように終わりたいのか。それをゴールとし、そこに向かうんですね。生まれた瞬間に死に向かって歩き出す人間と同じです。

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 さて、どうして急にまたこんなことを言い出したのかというと、世界中で大ヒットを飛ばし続けている名著、『7つの習慣』を読み直したからですね。

 この本をものすごくざっくり言ってしまうと、「まずはお前が成功しろ。そして、その後に周りを巻き込んで成功しろ。そしてそれを何回もやれ」ということなんですね。その為に7つの習慣を身に付けて、やり続けろと言っています。

 ちなみに7つの習慣は以下の通り。

①主体性を発揮する
②目的を持って始める
③重要事項を優先する
④WinWinを考える
⑤理解してから理解される
⑥相乗効果を発揮する
⑦刃を研ぐ

 これだけ見ても、「なんのこっちゃ?」となる習慣もありますが、今日は置いておいてください。今日は②の『目的を持って始める』の部分のお話です。

 今回のお話の主体は、あくまでクラブに置きたいと思います。私の一生ではなく、とある一つの総合型地域スポーツクラブの一生について想像してみたいのです。

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 私たちが人生の最後をどのように迎えるか分からないように、クラブもその最後を正確に推しはかることはできません。倒産するように終わるかもしれないし、目的を達成したプロジェクトのように解散するかもしれないし、いつしか愛情を失ったカップルが特別な意思決定することなく別れるように、溶けていくようになくなっていくのかもしれません。いや、もしかしたら盤石な基盤を持ち、優秀な人財が入り続けるクラブであれば、未来永劫続いていくのかもしれません。それでも、やがて地球または宇宙規模の何かが起き、人類が滅びる時が来る。その時には、クラブも当然のように終わりを迎えます。

 さて、その時に何か儀式のようなものをするとしましょう。解散式?臨時総会?お別れ会?何でもいいです。とにかく、「これでクラブは終わりにします」という会です。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5