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ペルソナ

 どうも!ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる”総合型地域スポーツクラブの運営をしたり、アドバイザーをしたり、コーチをしたりしています。

 今日は、『ペルソナ』をテーマにお話してみたいと思います。

 このテーマにしたきっかけは西野亮廣さんです。お笑い芸人キングコングのツッコミの方ですね。実はここ2年ほど、西野亮廣さんの発信を毎日欠かさずキャッチするようにしています。具体的にはオンラインサロンに投稿される記事とVoicyですね。
 もう本当に刺激的というか勉強になることばかり発信されていて、私がたかぎスポーツクラブを出て日本一の総合型地域スポーツクラブマネジャーになる挑戦をしようと思ったのも、たぶん西野亮廣さんの発信に感化されたからだと思います。

(※あと499人ほど追い抜かなきゃいけないと思ってやっています!)

 このnoteが続いているのも、西野亮廣さんの「習慣化」の方法を真似したからできていると思っています。簡単に言うと、「2日に1回とか1週間に1回は辛いから、毎日やっちゃった方が楽だよ」という方法ですね。実践してみたら、本当にその通りでした(笑)
 西野亮廣さんのオンラインサロンは6万人を越えるメンバーがいるそうで、中には熱心に西野亮廣さんのサービス(絵本や映画など)を購入しまくっている人もいるみたいです。「西野教」とか「西野信者」などと揶揄されてしまっているらしいですが、私は西野亮廣さんの発信内容は本当に勉強になると思っています。
 そんな西野亮廣さんが毎日配信されているvoicyでペルソナについてお話していて、それについて気づいたことがあったので今日のネタにさせていただこうかなと思ったんですね。

(西野亮廣さんのvoicyは無料なので、何本か聴いてみるといいと思います!)

ペルソナとは

 まずペルソナの説明から簡単にしておきたいと思います。ペルソナとは、言葉の意味としては「人格」です。ただ、マーケティング的には、「顧客像」みたいな意味合いで使われます。

 似た言葉として「ターゲット」がありますが、「ターゲット」をより詳細に、具体的に描いた像が「ペルソナ」です。

 例えば、たかぎスポーツクラブ(長野県喬木村)で『テニス悠々クラス』というクラスを新設した際に設定したターゲットとペルソナはこんな感じです。

【ターゲット】
60~70代、喬木村在住、昔テニスをしていた、平日の日中に時間がある

【ペルソナ】
・田中 正一
・68歳
・喬木村に住んで40年
・妻と二人暮らし、息子夫婦が隣の町にいて、たまに孫を預かることがある
・勤めていた会社を退職して、今はたまにアルバイトをしている
・若い頃にテニスをしていたが、今は特に運動はしていない
・アルバイトがない日は一日暇にしていて、しょっちゅう出かける妻に付いていくこともできずにいる
・趣味は運転で、車で出かけるのが好き。免許は返納したくないと思っている
・携帯はガラケーで、SNSはまったくやっていない。LINEは息子夫婦から教わってやっている

ペルソナを作る目的

 ペルソナは、ベネッセで働いていた頃から作っていました。私が感じていたペルソナの効果は、サービスを提供したいターゲット像が組織の中でぶれないということです。「それって田中さんにとって嬉しいの?」みたいに、共通のターゲット像で語りやすくなるんですね。

 さらに、サービスの作り込みにも影響します。例えば「田中さんって体力どうなんだろう?時間は1時間がいいのかな?2時間がいいのかな?」みたいな議論が生まれてきます。これは田中さんというペルソナを設定しているからこそ、生まれる疑問点だったりします。

 実はたかぎスポーツクラブにおいては、ペルソナというものを作ったことはありませんでした。というのも残念ながらたかぎスポーツクラブでは、企画内容を議論するということがほとんどなかったからなんですね(^^;) クラブに提案したものは、多少の意見をいただくことはもちろんありましたが、ほとんどはそのまま承認されて、ターゲットに設定に踏み込むような議論になったことはないからですね。実行段階においても、組織自体が小さいので、ターゲット像がメンバー間でぶれて困るということは全くありませんでした。実際はぶれているのでしょうが、ほとんど企画者が単独で実行していくので、ぶれに気づけないし、気づけなくても問題が顕在化されない。
 なので、小規模な組織においては、ペルソナの設定というのはあまり必要ではないのかもしれません。ただし、出資者や共同事業者がいるような場合は説明の為にペルソナの設定が有効だったりもしますよね。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5