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オンラインサロン田端大学に入学して2週間で月間MVPになれた話

はじめまして!オーストラリア、シドニーに住みながら教育機関(語学学校/留学エージェント/ビザコンサルタント)の運営と日本/オーストラリアのクライアント企業に経営コンサルティングを提供している松久保(まつくぼ)です。小さなチームで大きな成果を上げる戦略を立てることを本懐にしています。

自己紹介はこれくらいにさせていただき、今回はタイトルの通り、ブランド人材輩出サロンである田端大学に入学し、2週間で月間MVP(特典がある学生に昇格)できたお話をさせて頂きたいと思います。少し長いですがお付き合い頂ければ光栄です。MVP取った話だけ読みたい方は目次から前半部分を飛ばしちゃってください。

なぜ、ブランド人材になろうとしたのか?(Why)

36歳の今になってようやくブランド人材(発信力のある存在)になろうと思ったのは、自分が関わるクライアントのプロダクトやサービスは魅力的なのに、発信する力が不足していると痛感したからです。予算も人手も限界のある小さなチームではマーケティング活動に振り向けるリソースが余りにも不足し後回しになりがちだと感じています。それでも良いサービスやプロダクトは世の中にもっと知ってもらいたい、そして僕自身がやっている事を皆様にもっと知ってもらいたいと思いました。

そして以下の目標を固めました。
”30代の後半戦は自分が影響力を持ったエバンジュリスト(伝道者)になる。”

なぜ、田端大学を選んだのか?

次にどうやってなるの(How)?を調べていたところ、アクセンチュア時代の優秀で素敵な先輩(イケメンで料理もできて愛妻家)である新井さんが田端大学の取締役に就任したというお話を思い出し田端大学を調べ始めていました。でも具体的にどんな活動しているのか、自分も対象になるのか分からず1ヶ月ほど立った4月15日に大きな転記となるTweetがありました。

発信ツールであるTwitterをどう伸ばすかを知りたいし、新井さんがモデレーターをやる安心感と、”サロン会費の元が取れる”という殺し文句にすっかりハマり、トントン拍子で入会を決めちゃいました。ここはノーロジック、もう勢いです。

新井さんから期待値を相当上げて頂いたし、善は急げということで、このTweetの後、4月15日付けで田端大学に¥9,800を支払い入学しました。

田端大学の洗礼を受け、短期目標が定まる

入会翌日に4月入学者向けのオリエンテーション(めっちゃ大学っぽい)があり、予定を調整して参加しました。

ここで、”塾長(田端さん)が新入生オリエンテーションに来ない”が起こります。

塾長参加のオリエンテーションという触れ込みだったので、新入生一同苦笑スタートだったと思います(笑)ちなみに田端さんはオリエン前の食事会で飲みすぎて寝てしまっていたそうです。

田端大学については事務局と取締役の方が丁寧に説明していただき、ぶっちゃけトークもありの面白いオリエンテーションでした。

このオリエンテーションで田端大学月間MVP制度を知ることになります。

MVP制度の概要
・月次定例会で事前課題が優秀な学生数名がプレゼンし月間MVPを選出する
・MVP学生は学費が永久に無料になる
・田端さんの奢りでサシメシがある
・MVP学生用のグループチャットがある(後から知る)

さらに取締役の荒木さんがおっしゃってた「MVPに選ばれると田端大学にメンバーに覚えてもらえるよね」が"コレだ!"と思いました。
アクティブに発信し、各方面で活躍している田端大学メンバーの方にフォローしてもらうだけでも情報の拡散力は上がるに違いない。

そのために田端大学のメンバーに最速で名前を覚えて貰う
= ブランド人材のファースト・ステップになるはず。

短期目標は”月間MVPを最短で取ることだ!”に決まりました。

過去の課題がどんな感じか目を通し、塾長がどんな軸で評価しているのかを研究し、最初の課題発表を待つことになります。課題はギリギリで出ることが多いそうで月間MVPを取るのは準備期間が短い中での戦いのようでした。

いよいよ4月の課題発表、初戦は怖いもの知らずで。

4月18日に塾長より課題が発表、提出は約1週間後の朝に設定と割と考える時間があるじゃんという感じでした。課題もシンプルな命題に思えます。

4月の課題内容
田端の新著は「部下は育ててはいけない」というタイトルです。
会社における上司と部下の関係性と、田端大学の学生である皆さんと、塾長や取締役ら、田端大学運営サイドとの関係性は、もちろん全く同じではありませんが、皆さんは、
(塾長は、田端大学の)
「学生を育ててはいけない」と思いますか?
それとも
(塾長は、田端大学の)
「学生を育てるべきである」と思いますか?
皆さんはどちらの意見ですか?
必ず、どちらかの意見の立場を取り、そうすべきである!と言える理由を「ロジックツリー」の形で、スライド1枚にまとめてください。

課題を提出し優秀だと判断された上位学生のみがプレゼンの機会を与えられますので、スライド1枚で相対的に優位に立たなければいけません。当然、初課題で選ばれるのは難しいとは思いますが、全力投球しないことには反省点も見えませんので”差別化戦略”をまず検討しました。※私の仮説がベースなので事実とは異なる内容も含まれている事をご理解ください。

戦略1.視点を上げる
課題文章で気になるのは、カッコ書きで丁寧に”塾長は”と何回も記載があることです。求められている視座は高く、”田端塾長が育成すべきか”という問いに答えるのが必須のはずです。単純に「学生を育てるべきか」を因数分解して説明するとハマってしまうと考えました。

ロジックツリーを作成せよとは書いていますが、ロジックツリー以外を書くなとも書いていません。理由を述べた後に提案する要素を持ってくれば塾長が見る意義を与えれるのではと仮説をたてました。

塾長に対する提言というスタイルを選択

戦略2.塾長の勘所を抑える
課題の評価者は、塾長のみまたは取締役の一部が参画していると考えられます。即ち一見して塾長が「これはツッコめる論理の甘さがある」と判断すると評定が悪くなるはずです。塾長がオリエン寝坊の穴埋めで開催した新入生向け質問会で、塾長は学生の思い込みについて容赦なくツッコミをいれていました。

では、どうしたら良いのか?
ここでコンサルタントとしての経験で考えてみると答えがありました。コンサルティングでは時にはクライアントと激しい討論になります。議論を円滑に進めるために必ず重視すべきポイントは”ファクト”です。既に合意したこと、全員が反論できない事象をベースにすれば、反論の余地はありません。

ロジックツリーで提言を作成する際に、これまで田端大学が既にやってきた事や過去の発言内容、決めた事を調査し盛り込むようにしました。

ロジックツリーは思い込みではなくファクトに基づいて作成する

戦略3.行動は目標から決まる
改めて今回の課題を考えると「塾長は田端大学の学生を育てるべきか。」という行動を決める問題です。目的やゴールもなく行動を決めるなんてナンセンスです。何かを達成したい、その手段として塾長自らが育てるか、育てないかを論じなければ正しい答えは導けません。

戦略2で導いたファクトにも繋がりますが、田端大学が何を目指しているのか?をサロンの過去投稿から洗い出し、現状と目指すべき姿のギャップを考えてみました。ギャップを埋めるために、どちらの行動をとるべきかという論理展開にすることで説得力を上げられたと思います。

自分の主張が課題の背景にある目標と繋がるようにする

戦略4.背景にあるエモーションを読み取れ
人を動かす、納得させるためにはロジックだけでは足りません。ロジックは議論のベースであり、人を動かすのはエモーショナルな要素です。今回は主語が塾長であるため、塾長のエモーションに注目する事を考えました。新入生質問会で塾長に話を聞いたところ、「楽しいか」という軸に重点を置かれていると推察しました。私の質問に対しても、後日のTweetでも出てた内容を踏まえても「楽しくやれるか」は大きな判断軸になると思いました。

このTweetのメッセージは、「どうせ死ぬんだから楽しめ」という読み替えをしています。

ロジックツリーの要素に塾長の気持ちに寄り添う、「塾長が楽しくなくてモチベ下がったら駄目だよね」という要素は入れるべきと考えました。

塾長から共感を引き出すコンテンツが必要

戦略5.塾長に伝わる事が最も大事
最大の評価者は塾長ですので、書いている内容が塾長にスッと理解されなければ意味がありません。具体的には、塾長はアイドル(AKBなど選抜がある形態)に興味があるとのことで、具体例として上げる軸はアイドルに連想して説明可能であれば共通のイメージが持てるはずです。

お互い人間なので頭の中を共有することは出来ません。言語とイメージの間にはギャップがあるので同じ言葉が同じイメージにならないと思っています。言葉を補助に同じイメージが共有できる具体例を持つ事は理解のスピードを上げるために必須の技術だと思います。

塾長にイメージを伝えるならアイドルで例えよう

課題が完成!選抜される!

長々と書いてしまいましたが、戦略に則り作成したスライドが上記です。ここで縦書きをわざわざ選んだ理由は、上部に戦略3の要素を記載するスペースを設けたかったこと、スマホで見る人が多いはずなので1枚で情報量が多くなるためです。スライドだから横だろっ!って怒られたら終わりですが、初戦なので自分がやれるチャレンジは全部やってみようというスタンスでした。全提出者の内、縦書きは僕だけだったと思います。

大きく2ブロック構成で、目標達成のために塾長が学生を育てるべきではないという主張ブロックと具体的な理由へのロジックツリー分解パート+3カ年計画実現のための対応する取組ブロックで作成しました。

極力色は使わず、画像は貼らずの原則を守り、提案書スタイルを貫きました。既に実施している取組と未対応の取組が一目に判断できるよう配慮した箇所は唯一色を使いました。

4月26日朝に締め切られ、なんとプレゼンに進むことができました!

選ばれるとは正直思ってなかったので嬉しさ半分驚き半分でした。

ドラマティックなMVP決定トーナメント

選抜者決定と共に明らかになったのが、プレゼンがトーナメントスタイル(勝ち抜き)で開催されることです。育てるべき派と育てるべきでない派で各2名ずつ選ばれ、初戦は育てるべき派と育てるべきでない派でディベートをし、視聴している塾生の投票で勝者を決める方式です。初戦を勝ち上がった二人で決勝戦を行う形になります。

初戦1組目 山﨑健介さんvsゆうせいかなやまさん

初戦2組目 小川さん vs 松久保

1組目は若者対決、2組目は大人対決と呼ばれていました(笑)

僕の対戦相手は小川さんで既に1万フォローワーに到達しているお医者様で、強敵の予感がしていました。

じゃんけんの結果、小川さんからスタートで自身のスライドをプレゼン、その後、僕がプレゼンを3分で実施。その後、塾長からプレゼン内容について指摘をいただき、小川さん、松久保それぞれが回答します。
そしていよいよディベートを行うという展開でした。

僕はとにかく”塾長が”という主語を大切にすること、田端大学の目標を実現する目的を意識して話すようにしました。あと、AKBネタを交えて選抜のイメージを掴んでもらえるようにしました。塾長のやる気がなくなるという意見は、塾生の皆様からもパワーワードとチャットで話題になるなど少し盛り上げられたかなという感触でした。

そして運命の投票

塾長だけが投票の途中経過を見れたようで、接戦だーーと漏らしながら、結果発表。

小川さん 51%
松久保 49%
1票差で敗退!!

悔しいですが負けです!

しかし、ここで塾長の物言いが入り、塾長票で同点扱いに!

そして、塾長裁定でまさかの逆転勝利となりました。

賛否両論がある展開でしたが、小川さんは大人な対応をして頂き、僕が決勝戦進出となりました。

アーカイブでもう一度見たいシーンです(笑)

僅差で勝ち抜き、1組勝者の山﨑さんと決勝戦

勢いがあり熱いトークの山﨑さん vs コンサルタントスタイルで冷静に挑む松久保という構図で決勝戦が開催されました。

決勝戦の内容は、育てるべき/育てないべきという意見を逆転させてディベートを行うというスタイルです。山﨑さんは初戦で育てるべき派、僕は育てないべき派だったので、準備していないサイドを取り即興で戦う形です。

僕が先行をさせて頂き、今度は育てるべきという論理を展開。ロジックというよりやや感情論的な要素も含めてしまいましたが、塾長がもっと学生に構って逸材を発見する事が、組織の活性化につながるという論法で戦いました。即興ってやっぱり難しいですね。

決勝戦も具体的なイメージを掴んでもらうこと、塾長のエモーションを踏まえることに注力できたかなと思っています。育てるべきサイドの方が塾生の共感は得られる立場かなぁと思い、投票形式で勝つなら育てるべきサイドが有利かもと思いました。

山﨑さんのターンが終わり、最終結果発表へ!

松久保 70%
山﨑さん 30%
僕が何とかMVP獲得!

ディベート大会とかも参加したことがなく、仕事以外で評価されるのも長らく経験していませんでしたので、めちゃくちゃ緊張しました。紆余曲折あれどもMVPを取得できたのは本当に嬉しかったです。

田端大学に入るキッカケを作っていただいた新井さんにも温かいメッセージを頂き、とても嬉しかったです。

田端大学の田中さんが4月MVPのTwitterタイムラインをまとめて頂いているのでご興味あるかたは是非見てみてください。

MVPでもまだスタートライン

同期入学の皆様にもLINEで応援してもらったり、温かいコメントを頂いたり本当に感謝しています。同じ目的を持った人のつながりができるサロンっていいなぁと実感しています。

目標に掲げるMVPは獲得でき、田端大学のメンバーに知ってもらう目的は達成できました。早速Twitterのフォローもいただき389人→423名に一日で増えました。(まだまだこれからですが)

僕としては、MVPがゴールではなく、影響力を高めるための第一歩を踏み出せたという感じで、さらに身が引き締まる思いです。ここからの行動次第でブランド人材になれるのか、一般人で終わるのかが決まる気がしています。

課題を通して田端大学の理解が一気に深まりましたし、MVP決定戦の経験ができ成長できたと思います。これからも田端大学を通して、影響力のある人材になるよう努力していきたいと思います。

長文になりましたが読んでいただきありがとうございました。
今後も田端大学ネタ、コンサル視点や事業拡大ネタ、オーストラリアで働くことの魅力などを発信していきたいと思います。
是非、Note、Twitterをフォローいただけるとやる気に繋がりますので宜しくお願いします。

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