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じつは「文章嫌い」こそ、ライター向き!

「1文字だって読みたくない」。そう思っているあなたこそ、じつはライターに向いていると言ったら、どう思いますか?

少し、興味が湧きますか?「そんなの嘘」としか思わないでしょうか?
これは、直近1年間に10人以上のライターさんと一緒に仕事をし、たどり着いた一つの答えです。

文章嫌いな人の特徴は、「読みたくない」ことです。文字を読むことに苦痛を感じます。

いえ、文章を読むことに、苦痛を感じ「られます」。

だからこそ、もっと読みやすくするための方法を考え、かんたんな文章にする工夫ができるわけです。

文章を読み慣れた人に、可読性の悪さを指摘すると、「そうですか?」という反応をされます。もちろん、その人が悪いわけではありません。本当に理解できないんです。

日本語は、とても特殊な言語です。主語・述語・目的語がバラバラに配置されていても、なんとなく意味が通ってしまいます。

特に、口語を主体に生活する私たちは、文法をまったく意識しません。悪文でも、なんとなくでニュアンスを受け取ってもらえ、コミュニケーションが十分に成立するからです。

さて、ライターさんが上げてきた文章を修正してみると、「あ、ほんとに読みやすくなった」と言われます。つまり、体感してみれば、「差」を感じるほどなのに、比較するまでは良し悪しを判断できないわけです。

この感覚は、訓練しないとなかなか身につかないでしょう。感覚である以上、身につくまでに、どのくらいの時間がかかるか分かりません。おそらく
一生理解できない人もいるでしょう。

何度も書きますが、「文章を読みたくない」のは「才能」です。最初から、悪文に対する違和感を身につけているのは、大きなアドバンテージになりえます。ぜひ、良質なコンテンツの発信に挑戦してみてください。


※※※ 以下、余談 ※※※
「才能」について

本文にて強調した「文章を読みたくないという志向」は、あくまでライターとして開花できる才能であり、文章作成の才能ではないと考えています。

悪文に対する違和感に敏感なことは、たしかに大きなアドバンテージです。しかし、その感覚を、論理に当てはめれば、その才能の差を努力で埋められます。

今後、論理的な文章術についてを、「才能いらずの文章術」と題して配信する予定です。現在、鋭意作成中ですが、なかなかの長文になりそうで、時間がかかっています。気長に待っていただけますと幸いです。

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