ファイヤー

ALL YOURSを#マーケティングトレース

こんにちは!
今回は「ALL YOURS」というD2Cブランドのマーケティング・トレースをしたいと思います。

たまたまTwitterのタイムラインに流れていて、調べてみると超面白い!!!
調べてわかった自分なりの考察をシェアしながら、自分ならこんな施策を打ってみる!という観点でnoteを書きます!

調べてたら、オールユアーズのことめちゃくちゃ好きになりました。。。

是非読んだ方はFB下さい!
では行ってみましょう!

1.企業概要

会社名
株式会社オールユアーズ
事業内容
オリジナルウェアブランド「DEEPERʼ S WEAR」の企画・開発・販売。
小売店「ALL YOURS」の運営。「LIFE-SPEC 事業」の運営。
設立
2015年7月1日
代表者
代表取締役 木村 昌史
代表取締役 原 康人
資本金
96,155,000円 (資本準備金含む)
引用:https://allyours.jp/company-profile/#company

オールユアーズは既存の「服=ファンション」ではなく、「服=身に着ける道具」と捉え、服から来る日常のストレスをカイホウするアパレルブランドです。
例えば、「かっこいい」や「かわいい」の基準は人によって違いますが、「雨に濡れる」「臭いが気になる」「汗シミが気になる」「色が落ちてしまい困る」といった事象は、誰もが気になる不快なことですよね?これらの問題を解決するのが、そうオールユアーズです。

2.ビジネスモデル

D2C(Direct To Consumer)モデルで事業を展開しています。

画像1

現時点で購入するには
・キャンプファイヤーなどでクラウドファンディング
・自社ECストア
・リアル店舗(池尻大橋にあります)
上記の3つです。

3.フレームワークで分析してみる

前提としてアパレル市場の現状も掲載しておきます。
国内市場は横這い推移。

アパレル

スクリーンショット 2020-02-02 21.17.30

しかし世界的に見ると伸びている市場です。
参考:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2276  https://www.rolandberger.com/publications/publication_pdf/rb_tokyo_cgr_2.pdf

STP分析
参考にしたnoteはこちら。


まずセグメンテーションです。

セグメンテーション.001

オールユアーズは日常にも溶け込む機能性重視のスタイルとして、新しい市場を創っていると考えています。ワークマンも同じ市場にいるのでは?と考えたのですが、ワークマンは元を辿れば作業着ブランドであるし、ブランド価値として何か違う気がしています。「コミュニティを創りながら売る」っていうアパレルブランドは国内ではなかなか無いので、そういう観点でみると新しい市場なのではと思います。

次にターゲットです。

オケージョン.001

服へのストレスというのは年代問わずに感じているはずなので、「ターゲットはこの人!」という絞り方は出来ないと考えました。そこで「オケージョン」を見てターゲティングしてみました。
赤ちゃん用のオールユアーズとかもあったら面白いかも!

最後にポジショニングです。

ポジション.001

他社と圧倒的に違うポイントはブランドそのものの考え方だと思います。

リアル店舗の最も重要なことは販売じゃない。それはブランドを表現する一部分に過ぎないのだ。そのブランドの姿勢を発揮し、そこで行われる全てのサービスがブランドらしさを表現するもの。ブランドとのコミュニケーションを重視した場を作りたいと思っています。

ただの小売業としてでは無く、コミュニケーションを中心とした文化を作る。
このブランドコンセプトは誰にも真似できない差別化ポイントなのではないでしょうか。



4P分析

画像7

注目すべきはやはりプロモーション。オールユアーズはクラウドファンディングでの販促活動によって、共犯者(オールユアーズはファンのことを共犯者と呼んでいます)と一緒にブランドを創り上げています。
またインスタアカウントのストーリーにも店舗の様子がアップされたりと、親しみ易さがあります。

これまでの現状を踏まえてポジショニングマップを書いてみると、このような感じになると思います。

ポジショニングマップ.001

オールユアーズまとめ
オールユアーズの特徴を挙げると
・D2Cによって中間マージンをカットできる
・シンプルなデザインで尚且つ圧倒的な機能性を持っている
・共犯者と共に創りあげるブランドカルチャー

だと思います。これらを踏まえて、施策を考えてみようと思います。

4.もし自分がCMOだったら?

前提として売上の計算式は、この方程式にして算出します。


売上=客数✖️単価✖️リピート率

この方程式だと仮定したときに、どのような施策を取るのか考えていきます。
単価をこれ以上値上げするのは実現性が低いし、リピート率は服自体に圧倒的な機能性があるため、一度着れば病みつきになると考えて既に高いのではと考えました。

そのためオールユアーズは客数をいかに増やしていくのかが課題になると思います。

そこで施策。。。


・服のストレスに関することを4コマ漫画で発信してみる


先日Twitterで面白いツイートを発見しました。

服のストレスって、実は相当な物だと思うのですが、
「ストレスが当たり前になっていて、そもそもストレスに気が付いていない」「知っているとは思っているけど知らない」可能性が高いのではと考えています。

潜在的にはあるニーズをどう顕在化させていくのか。
4コマ漫画なら誰にでもわかりやすく伝えることができるし、SNSで拡散もしやすいので、親和性も高くやり易いのかなと思いました。

客数を増やすための有名人を起用した広告を打ったり、店舗数を安易に増やすのは、オールユアーズのコミュニケーションを大切にする文化と相反する気がして、ディスブランディングになってしまいそうなので、施策から外しました。マーケティングって難しい。。。

参考したnoteはこちらです。

5.まとめ

「役に立つから、意味があるへのシフト」山口周さんがよく言っています。ブランドの価値とは、ブランドに込められている意味にあると思っていて、なぜ高いお金を払ってグッチやsupuremeを買うのかと考えると、あのブランドには意味があるから。(ヴィトンを持っている自分はカッコいいなと思うなど)

オールユアーズはファンのことを"共犯者"と呼ぶことで、ブランドに対する当事者意識が強く生まれると思っています。
共犯者と呼ばれれば「ブランドを一緒に創りあげるぞ!」という意識がお客様にも生まれるし、当事者意識が生まれれば、それこそオールユアーズを着ている意味にもなる。

そして創業者木村さんの想い。


このツイートからも見てわかるように、想いが溢れ出ています。
想いが詰まったブランドは超かっこいいな。。。


僕もこのnoteを書く上で、オールユアーズのブログなどを読んでいるうちに、気が付いたら"共犯者"になっていましたとさ。


*最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!
今回の分析の反省点として、
・自分がまだ店舗に行ったことが無い(すみません、商品や記事見てたら超欲しいと思ったので早急に行きたいです)
・施策に対する数字インパクトが無い
・我ながら施策イケてなさすぎ(いきなり分析し出して、この不完全な施策は失礼なのでは?と思ったのですが、世に出してフィードバック貰って次に繋げようと思いました。。。)

ぜひ読んだ方は、「いいね」か辛辣なFBをお願いします笑
ではまた!

Twitterもやってます。


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