20歳で見つめる自分史⑤【剣道編】

前回の記事はコチラから

最初は時系列順で進めてく予定だったんですが、振り返っていくうちに、「剣道」っていうトピックでまとめた方がわかりやすいかも知れない、と感じたので今回は【剣道編】をお送りします。

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剣道はじめました

剣道を始めたのは小4の秋ごろ。

野球が辛く嫌になったので辞め、その次に何をしようかということで始めたのが剣道でした。

僕が入った道場では週2回、一回2時間ずつくらい練習していた。

先生は顔が怖くて厳しかったけど、いい先生でとても可愛がってもらったし、一緒に稽古していた大人たちもすごく熱心に教えてくれた。

市内だと一番強い道場だったので、大会の時はその看板と自分の実力のギャップに苦しんだりとか。でも勝った時は嬉しいし、ほかの仲間と一緒に稽古したりするのは楽しかった。

剣道部に入る

さて時は流れて中一の春、僕は剣道部に入ることにした、というより水泳部がない時点でほぼ確定だった。

入ってびっくりしたのは

「先生がいない」
「男の先輩が一人しかいない」
「練習の雰囲気が緩い」

入部当初はそれほどハッキリ感じていたわけじゃないけど、部活を続けるにつれて「部活と道場の差」を実感するようになる。

入部後は部活と道場どちらも行きながら練習頑張っていた。自主的に練習ノートつけたり、本を読んで研究したり。我ながらほめてあげたくなる。笑

一つ上の先輩方が引退し、僕は副部長になった。
部長が生徒会長でもあり生徒会の活動が忙しかったので、実質僕が練習を見るという形になっていた。

当時の僕の悩みは「部活動の緩い雰囲気を改善すること」だった。やっぱりこの点は道場という、厳しくも皆で練習を頑張ろうぜ!というある意味、やり甲斐のある環境を体験した僕だからこそ感じるものだったのだと思う。

ここを改善したかったのは、ただもっと試合で勝てるようになりたかったので、その為に部活の練習をもっと有意義なものにしたかったから。

具体的なサボり事例を挙げると、練習中に部室でサボっている、練習はしているけれども集中してない、全力を出さない、楽なメニューばかりやりたがる等…

結局、自分と他人との熱量の差っていう問題だと思うんだけど、当時の僕にとって

アイツらはサボっているけど、
自分は頑張っている

というところから

自分は真面目だ、努力家だ!

と、強力に刷り込まれた感じがする。

これはあながち間違ってはいないと思う。けど今、冷静に振り返ってみると「副部長」という肩書きに責任感を感じて頑張っていた部分も大きいと思う。

この時どうしても他の人に火をつけることができず、「人を動かす難かしさ」を感じた。

スポーツに対する価値観

最後の大会での個人戦、僕は初戦で負けてしまった。試合直後、顧問から「どうした?」と言われたのを思い出す。

自分の課題として、型はまっすぐで綺麗だけど試合だとイマイチ、っていうのがずっとあって。

そこを再び思い知らされる結果になったし、団体戦で僕に負けた相手が個人戦で県大会出場を決めていたのも理不尽だと感じた。

この辺りから剣道を続けるモチベが下がり始め、高校入学の時にはもう剣道辞めたくなってしまっていた。

正確には、剣道やりたくなくなったことに加えて、水泳の魅力が意識されてきたから。

剣道の辛い点を挙げると

・外されたら痛い
・荷物が重い、かさばる(道着+防具+竹刀で7~8 kgあった気が。)
・汗の量が尋常じゃない(確かに道着と防具付けてたらね…)
・対人競技ゆえの相対性

相対性っていうのは、比較対象がどうしても目の前の相手だけになってしまうこと。勝ち負けで一喜一憂するだけでその要因まで深く分析できていれば、その中に自分自身の変化・成長を感じられたのかもしれない。

逆に当時の僕が感じた水泳の魅力は

・痛くない、ケガのないスポーツ
・荷物が軽い(水着、ゴーグル、キャップ、タオル)
・水中なので汗が気にならない
・自身の成長が自己ベストの変化でわかる

タイムを計ったら、その結果を前回のものと比較することで自身の成長を体感できる。言い方を変えると、比較対象は常に過去の自分。対人競技だと相手も一緒に成長していくだろうし相性もあるから、自身の成長を感じづらい。でも記録がものを言う競技では、少しでも前進していれば必ずその結果が数字に表れてくれるので、成長を感じやすい。

で、結局高校では水泳部に入ることになるんだけど、この選択には、僕のスポーツ観とでもいうべきものがよく表れていると思う。

最近、周りの人から「サッカーするからおいでよ」と誘ってもらったけど、行きたいという気持ちになれず断るということがあった。

僕としても楽しくできたらいいだろうな~、という思いはある。でもなかなか心が頑なでどうしようもない。どうすればいいのか…って思っていたところ。

でも今回振り返ったことで、何か糸口がつかめた気がする。つまり、僕が剣道つらいと思ったポイントと似たところで、サッカーつらいと思っているかも、という可能性が出てきた。

確かにそうかもしれない。サッカーをすることで、激しいプレーでにより怪我したり痛い思いをしたりすることがあるかもしれない、着替えやらシューズやら荷物が増えるかもしれない、汗びっしょりになるかもしれない、なかなか自分の成長を感じられないかもしれない。

でも、あんなにサッカーを真剣に楽しくやっている人たちがいる。これはやはり何かあるのではないか。もちろん向き不向きはあると思う。だとしても、これは僕が気が付いていないサッカーの魅力があるのかもしれない。

この間相撲好きの人からディープな角界の話を聞いて「面白いな」と思ったことがあったので、サッカー好きの人からサッカーの魅力をプレゼンしてもらうとかしたら見方が変わるかもしれない(実際にやらないと分からない、という面もあると思いますが…笑)

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ということで今回は【剣道】についての思い出を中心に振り返ってみました!同じトピックでまとめたほうがストーリーが見えやすくて楽しかった笑

次回も頑張って投稿する所存でござりまする。

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