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【アートの支店 #03】 STAY HOME

今日は現在制作中の無料配布ポスター『STAY HOME POSTURES』について紹介します。

このコロナ禍の自粛中、たくさんの時間を家で過ごさなければならなかったと思います。日々の生活のリズムも変わり、以前は行けた場所に行けなくなったり。運動量が減ったり、体も凝ってるのではないでしょうか?そして僕たち舞台関係者も公演やプロジェクトがキャンセルになりました。でも、こういう状況でもなんとか創作を続けたい、人々のダンスとの関わりをつくりたいという想いが僕にはあります。自粛生活を乗り越えるのにインターネットは今回たくさんのことを助けてくれましたが、パソコンの前で過ごすことが同時に体にストレスを与えていることは確かです。そしてパソコンが使えない事情の人もいます。そこで、オンラインではない、人々の接点とはどこだろうと考えました。

自粛下でも、食糧や病院や用事で外出するとき、郵便物を受け取るとき、電話のときなど、私たちは外の世界との接点ができます。そこで僕は、実際に配布物・ポスターを郵送し、紙の媒体で手元に置いてもらう、それで遊んでもらうというのはどうだろうと思いました。紙の媒体はどんどん減る今日ですが、画面越しではない、具体的なものを手元に持てるという意味で、いまでも魅力的なツールです。このポスターに、みんなが楽しめるようなポーズをのせる、それもダンサーが難しいポーズをやるのではなく、親しみがあって遊べるもの、老若男女のためのポスターがいい。そのためにダンサーだけではなく、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間に声をかけ、アメリカやスウェーデン、ブラジル、ドイツ、日本から写真を送ってもらいました。また、ポーズに「キリン」「くるま」「ユニコーン」といった名前をつけることにしました。そのポーズと名前に少しズレがあるのがミソです。「なんでこのポーズはキリンなんだろう?」と考え、想像してもらい、「いや、キリンならワタシはこうする!」みたいな遊ぶ余地を残したかったからです。ポーズをアレンジするのもよし、つなげるもよし、全然違うものに変えるもよし。ストレッチのポーズに使ってもらうだけでもOKです。あえて遊び方の説明は書いていません。自由に遊んで欲しいと思います。

ポスターは近日中に完成し、地域のコミュニティ、学校、企業、ご希望の家庭、日本だけではなくアメリカ、中国など他の国でも無料で配布する予定です。日本では自粛期間は一旦終わりましたが、まだまだ社会が元通りになるまでには、また「新しい生活様式」を始めるにあたって試行錯誤は続きます。ぜひその中で、このポスターで遊んで欲しい。今後は実験的に、みんなのポスターの使用アイデアをYoutubeに載せることを考えています。

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無料配布のポスター『STAY HOME POSTURES ステイ・ホーム・ポスチャーズ』

デザイン:Zhen Zhen Zhong、Brin Gordon、kotorimomo(篠原憲作+篠原朋子)

サイズ:タブロイド (11x17 inches) カラー

ご希望の方 >> ポスターは無料で、郵送代のみご負担いただけると幸いです。また店舗や学校など、設置していただける場所をご紹介の方は郵送代無料でお送りいたします。

お申し込み:kensakushinohara@gmail.com

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アメリカと日本を拠点に活動する振付家。メディアを超えてアートと人を繋ぐkotorimomo代表。2017年ハークネスダンスセンター、2016年国際交流基金など多数受賞。現在、米カリフォルニア芸術大学大学院修士課程(振付)にて社会におけるパフォーミングアーツの持続性を研究。
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