見出し画像

歴史の中で現代の位置付け 近代〜現代

みなさん、こんにちわ。今日は、現代を歴史の中で同位置つけるかというお話です。

高度成長期の世界観では、私たちは、学校を卒業し、一旦就職し仕事をはじめると、それが自分が選んだ職種でなくとも(そもそも、そういうシステムになっていないので、それはあり得ない)自分の感性や個性、生まれてきた意味などは一旦脇に置き、仮面を被り会社員としての仕事に邁進することが美徳だとされました。集団の中でこそ安心する民族性と仕組みは、明治維新からの富国強兵や、第二次大戦後の高度成長にはとても有効に機能しました。「高度成長」「奇跡の復興」は当時の日本には必須であり、個性を脇に置いても、これらを旗印に国民が一致団結することが必要でした。皆、物質的欠乏状態であった事もあり、こうした物質的な外側の世界と、心の中から湧き上がる欲求が一致していたのだと思います。

潮目が変わったのは、1985年 プラザ合意、バブル経済の破綻後でしょうか。世界経済のイノベーションと経済成長率においていかれ、現代は、AIやロボティクスの進展によって、日本が得意としていた領域は合理化の対象となりつつあります。しかし、時代が変わっても、認識や習慣を変えることは難しく、すぐには変われないでいる間に失われた20年などと言われています。近代を相対化するために、もう少し古くを振り返ってみると以下のような流れが見えます。

1868年〜  明治維新 武士のOSによる支配からの解放

「幕藩体制」から「富国強兵」の軍人社会 *1853年に黒船来航


1945年〜  第二次大戦終戦 軍人のOSによる支配からの解放

「富国強兵」から「高度成長」へ企業戦士社会  *1933年国際連盟脱退

202?年〜  経済の終焉 企業戦士の OSによる支配からの解放

「高度成長」から「自律社会」 *2011年?

明治維新や戦後という巨大な変革期にはイノベーターが排出されましたが、それ以外の時代は同質性により生まれたものを成熟させる。そんな特性が日本という国にはあるのでしょう。良し悪しではなく、自分たちの特徴を知り、活かすことはとても大切です。80年周期?だとすると、私たちは、今、歴史的転換点にいるように思います。

経済的・物質的満足を獲得したが、その経済社会の中で、生産者としても消費者としても期待した幸福を得られないことに気づき始めた人たちがいます。その人たちは集合無意識か直観的把握で、現状のフレームの延長に私たちの望む未来かないのでは?と感じているのではないでしょうか。昔であれば、これらは、「ええじゃないか」運動として、江戸城無血開城に至り、終戦後は、軍国主義に絶対に戻らないと言う経済人たちの強い心意気に繋がっり、未曾有の経済発展につながったような感覚かと思います。

いずれも、私たちの国民の心底にあるエネルギーが吹きあげ、それら力を帆にはらんだ社会の動きとなりました。現在を同じように変革期だとすると、同じことが起こり、次の時代に向けて大きく舵がきられるでしょう。では、このいった時期に、なんとなく感じる「ザワザワ」「ムズムズ」「不安」な気持ちを感じる人たちは、この気持ちとどのように向き合うべきでしょう?これを、チャンス到来と捉え、私たちが前に進む力に変えるため、二つ方法があると思ってます。

1)知識を知恵に、知恵を胆力に軸を打ち立て、行動にする
知識はもちろん大事だが、誰かがこう言っていたというような集めてきた知識では変革期は乗りきれない。覚悟も生まれない。自らが積極的に経験することで、痛みを伴い身につけた知識は身になる。知識を知恵に、知恵を見識に、見識から胆力を導き、実践的な知を身につけ、軸をしっかりとたて、自らが時代を切り開く者となる。気付いた人間は、新しい時代に適応するためのチャンスです。

2)仲間を作る
どれ程知識を知恵に変えても、やはり一人では事は為せない。これは当然だとして、加えて人生という旅は仲間がいないと楽しくもない。議論は闊達にしながらも、同じ世界観、同じ理想を持つ仲間と時に励まし合いながら切磋琢磨する環境が必要である。現在、企業は、同じ世界観を共有する場、心からの仲間が集う場としての機能を失いつつある。地縁もない。語り合う場は増えてきましたが、行動を共にするための場が必要なのでしょう。

こういったニーズに対応するための場が必要だなと思ってます。
一人で、数百冊の本を読みながら、哲学・軸を打ち立てるのは、なかなか簡単ではありません。週に1冊年間50冊読んでも、500冊読むには10年かかります。またそれを自身の軸とする哲学に昇華することは、なかなか容易ではありません。なので、

「はたらく意味のアカデミア(仮称)」

 をスタートしたいと考えています。

・知識ではない実践知の軸を立てる
・表面ではない、志を同じくする仲間

これらは、皆さんがこの時代をサバイブする上で、必要な支えとなると確信しております。
*関心ある方おられましたら、個別にご連絡いただければと思います!sakka@fieldandstory.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?