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英検の大混乱に学ぶウィズコロナの入試対応

「ヘルスチェック」を受けてくださいと受験票に記載されているのを見て、「これは大混乱する」と直感的に思いました。その懸念と言うのは、大半の受験者はネットでのヘルスチェックを見落とすであろうというものでした。

私も昨日、英検の会場まで車で向かいました。長女が受験していたからです。着席時間の30分前に会場到着。そこまでは予定通りでした。雨だったこともあり、その時点で、すでに入り口から大行列ができていました。

通常の英検では、受験者は直接、指定会場と指定座席へと向かいます。場所がわからない受験生を会場スタッフがサポートする体制をとっています。

コロナ対応下ではじめて実施された昨日の英検は、入り口で「ヘルスチェック」の「チェック」が行われました。

オンラインヘルスチェックをしたか。

していれば、その証明となるネット画面を携帯や印刷物で提示する。

見落としていた大半の受験者は、その場で紙でヘルスチェック項目に記載するというオペレーションが取られていたのです。

受験する級ごとに、受験時間は「分散」するという対応は、取られていたものの、「入場」のオペレーションがパンクしました。

全国の会場でも、この事態は発生したようです。

ウィズコロナの時代の、「大規模試験」「大規模入試」について、私たちは、早急に対応をしなければなりません。

高校入試や大学入試。より大多数が受験する入試は、このままでは大混乱します。

1) オンライン入試への対応

2) 分散型入試の徹底

大規模での一斉受験は、ウィズコロナでは回避しなければなりません。コロナ・クラスターの発生要因になることは、素人でも一目瞭然です。

冬場の寒い時期での入試となれば、「換気」も難しい。

考えられる対策は、オンライン入試か、分散型入試。

「できない」ではなくて、この二つで「やる」しかないのだと思います。とはいえ、オンラインで「自宅」から受験可能とすれば、「カンニング」対応は、現行の技術では、防ぐことができません。

試験中モニターに、目線が集中しているかをモニターで確認するのでも、様々な問題が生じることでしょう。

入試は、待ったなしです。実施するしかないのです。

英検の混乱に学ばなければなりません。関係者は、ウィズコロナの入試方法について緊急プロジェクトチームを発足させ、今日から検討に入るべきです。

何より、受験者の健康を守らなければなりません

何より、受験者の平等を担保しなければなりません。

ウィズコロナが抱える緊急案件の一つです。私も対策案を練ります。





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