見出し画像

ITスタートアップ企業で3年過ごして、習慣化してよかった仕事上のtipsを書き下してみる。

はじめに

こんにちは、kenmaroです。

普段は技術記事などをキータで書いていたり、

twitterで個人開発について言及したりしています。

今回は、私がITスタートアップ企業で正式に働き始めてから3年が経つなあという節目であるため、

私がこの3年間を通して習慣化してよかったものを備忘録的に書き下していこうと思います。

これらの習慣は、周りの人から学んだことや、ネット上で見たものなどもありますが、最終的には自分が3年間働く上でいろいろ工夫しながら行き着いた習慣たちです。

もちろん全部完璧に毎日守ることができればいいですが、習慣とは必ずしも自分を縛り付けるものではなく、自分が良かれと思って自分に課しているものであるため、きついときはやらなくても全く問題ないわけです。したがって、私はこれから書くことはあくまで「習慣」として、自分を縛るルールにはしていません。

これを読んだ人の中で、一つでも明日から取り入れてみて仕事の効率が上がったり、それによって生活の質が向上したりすれば私としてはとても嬉しいです。

ITスタートアップで働いて構成された習慣

初めに、ITスタートアップ企業で働いたこととこの習慣がどう繋がるのか、

ということについて少しだけ書きたいと思います。

ここであえてITスタートアップ企業で3年働いてできた習慣だ、と書いた理由なのですが、大きく二つあります。

一つ目は、この習慣が果たして他の企業でも同じようにいい習慣となるか完全にはわからないこと。私は大企業やIT以外の職場で働いたことが残念ながらないため、これらの習慣がそれらの職場でも当てはまるかわかりません。人それぞれ大事にしていることは違いますし、置かれている環境もさまざまです。また、ライフステージの違いにより、自分がどこにどうエネルギーを使いたいか、使うべきか、ということも様々でしょう。

あくまでアラサーの私の個人的な習慣だということをご理解いただければと思います。


二つ目は、基本的には自分の中から生まれた習慣だということを強調したかったからです。スタートアップ企業で働く上で、大企業と働くことと大きく違うことの一つとして、手厚いメンター制度などがない、ということが挙げられると思います。また、同期もいないに等しいですし、大体は入社と同時になにかのプロジェクトなどへと配属し、そのプロジェクトを実行していく上でいろいろと学んでいくような形になります。もちろん自分より経験のある方や、優秀な方は周りにいると思いますが、それらの人は基本的にはかなり多くのプロジェクトを掛け持っていたりしており、新人の人に対して懇切丁寧に教えるような時間はないことが多いでしょう。

私もこのスタートアップあるあるに漏れない部類だったと思っており、だいたいは自分で調べたり、なにかタスクをやっていく過程で少しずつ学んでいったように思います。社会人経験もないままスタートアップ企業に入ったため、社会人としてのマナーなども自分で基本的には学ぶことになります。

少し長くなりましたが、言いたかったことは、そのような過程で自分が取捨選択していった結果よかったと思っている習慣なので、ここに書いておく意義もあるのではないかと思っているということです。

現在私が大事にしている習慣

それでは、一つずつ習慣となってよかったことを書いていきます。

朝出社前に筋トレ(運動)すること

これはいきなりヘビーかもしれませんが、私はかなり生活の質を向上させる意味で重要だと思っています。

筋トレ自体を始めたのは1年ほど前からですが、最初は夜にジムに行くことが多かったです。その後、朝に行くようになり、今では朝にジムに行ったほうが仕事の効率も上がるし、生活も良くなる気がしています。

筋トレをすること自体まずはお勧めしたいのですが、よりお勧めしたいのは、朝に行くことです。

朝に行くことを習慣化しようとすると、必然的に早起きになります。

私はそこまで早起きをがっつりできるタイプではないですが、大体8時前後にジムにいきます。私の場合、奇跡的に住んでいたマンションの徒歩1分くらいのところにエニタイムができたため非常にラッキーでした。

朝トレーニングをすることは早起き効果もありますし、目が覚めてすっきりとした状態で仕事に向かうことができます。

また、朝は比較的ジムに人が多くないためいい感じです。平日の朝にジムに大体行くようにすると、毎回ほとんど同じ人たちがいることがわかってきます。特に話しかけたりするわけではないのですが、心の中では「あの人いつもいるな、体もかっこいいし自分も頑張ろう」と思ったりしてモチベーションがあがります。

夜に行ってももちろんいいのですが、夜は何かとご飯に行ったり、仕事が遅くなったりして習慣化しにくいこともあるため、私はその意味でも朝にジムに行くことをお勧めしています。


軽めで栄養のある朝食を食べること

これは朝筋トレをするという習慣のあとにぜひやってほしいのですが、栄養のある朝食を食べることをお勧めします。私は社会人1年目は全く朝食を食べずに出社していた気がしますが、今では朝食は必ず食べています。このほうが午前中の仕事の能率も上がる気がしていますし、14時くらいまでかなり集中して仕事ができると感じています。14時くらいになってお腹が減ってくるので、そのタイミングでいつも昼食を食べるようにしています。

ここで、私はいつも「すき家」とか「松屋」といったチェーン店の朝食を食べることにしています。朝ジムに行った後に、通勤の道にちょうどこういうチェーン店があるので寄って食べてから出社しています。

あまり朝食をこのようにチェーン店で食べたことがない人や、抵抗がある人もいるかと思いますので、私がなぜこれをお勧めするのかを端的に3つ書きます。

一つ目は、提供が早いことです。朝はせっかく早起きしたのであれば時間を無駄にしたくないという意識が働いてしまうため、注文から1、2分でメニューが運ばれてくるこれらのチェーン店はとても重宝しています。(本当に最高だと思っています。)

二つ目は、朝メニューが豊富だということです。朝食にちょうどいいメニューがいろいろありますが、私がその中でも特にお勧めしているのが、すき家の「納豆まぜのっけ定食のご飯ミニ」です。これは私がどうこう説明するより一度食べてみてほしいです。野菜とかも取れますし、おいしいし、納豆と卵でタンパク質も取れますので、最強の朝食メニューだと思っています。ご飯もミニにするとお腹いっぱいにならないくらいで、朝食としてはちょうど良いと思います。

三つ目は、安いということです。上で紹介したメニューですと、360円です。価格が高いとなかなか毎日朝食として食べようとは思わないかもしれませんが、この価格帯だと簡単に食べることができますし、おすすめです。

以上、早い、安い、旨いというまさにチェーン店のキャッチフレーズ通りのことを書いてしまいましたが、朝食をしっかり食べて仕事に取り掛かるのは本当にお勧めします。


朝誰よりも早く出社する

ITスタートアップ企業だと、夜型の人が割と多いです。
また、フレックス制により、出勤時間が自由なことが多いです。

ですので、気持ち早く出社すると一番乗りになることが多いです。

会社によっては出社時間が決まっているところもあるでしょうし、ここはかなり会社によることはもちろん承知していますが。。

一番乗りをして清々しい気持ちで仕事に取り掛かるのは結構気持ちいいです。できる範囲でいいので、取り掛かりを早くする意味でも一番乗りを目指して出社するのを習慣化してみてはどうでしょうか。


朝一番目にその日にやりたいタスクを書きだす

これはかなりお勧めです。私は仕事を始める前、朝イチでまずその日に終わらせたいタスク、やりたいと思っていたタスクを紙に書き出しています。

1、2分くらいで終わるすごく単純なことなのですが、その日に何を優先的にやればいいのかを明確にしてから仕事を始めるのはかなり大事な気がしています。特にツールなどを使わずとも、紙に簡単にやるべきタスクを箇条書きするだけで効率化が図れます。ぜひ試してみてください。


職場ではエレベータではなく階段を使う

私の職場は7階に位置しているのですが、階段を使うことを始めてからは、極力エレベータ移動をやらないようにしています。

エンジニアの仕事は完全にデスクワークで完結しますから、仕事中はほとんど歩くことがなく、思ったより体への負担が大きいです。ご飯を食べに行くときや、なにか買いにコンビニに行くときなど、意識的に階段を使うことで少しでも代謝を上げることで、仕事に対する集中力を高めたり、疲れをリセットしたりできます。また、階段を登ったり降りたりするときの時間になにかいいアイディアを思いついたりすることも多いです。

また、大きなビルにオフィスがあるときなど、エレベータを待つ時間が長くなりがちです。エレベーターを待つくらいなら、その時間を使って階段で昇り降りしたほうが体にもいいですし、時間的な意味でもお勧めです。


朝から昼ごはんまでの時間をなによりも大事にする

朝食をきちんと食べていれば、私の場合14時過ぎくらいになるとお腹が減ってきます。

この時間帯までで、一番集中力のある時間はもう過ぎてしまったと考えていいでしょう。

午前中の時間帯からこの昼ごはんの時間までを一番大事にすることで、効率が上がります。

具体的には、1日のうちで一番大事なタスクや、思考力を必要とするタスクについては、この時間帯までに大方終わらせておくことが理想的です。なぜなら、この集中力と思考力が高い午前中から昼過ぎまでの時間帯は一番能率的な時間だと考えて良いからです。したがって、この時間帯にはなるべく自分のタスクができるような環境を作りましょう。

私はこの時間帯には以下のようなことを心がけています。

コーヒーなど自分の好きな飲み物を用意し、気分良く仕事すること。

重要かつ緊急性の高いミーティングのみをこの時間帯に配置し、可能な限りミーティングを避けること、仮に重要でないミーティングに参加しないといけない時は、極力オンラインで参加し、容赦無く内職すること。

昼ごはんは基本的に集中力が切れる時間帯までは食べない、食べるとしても食べ過ぎないようにすること。


などです。早起きをしたりして早くオフィスに来たとするならば、この時間帯は自分の努力によって意図的に作ったものであり、その時間をできるだけ大事にし、有効活用しましょう。誰かに邪魔されることもあるとは思いますが、必要であればこの時間帯の後に話を聞いたり、ミーティングに参加したりするといいと考えています。


眠くなったら潔く寝る

集中できる時間帯を超えたとき、私の場合は14時半くらいになると昼ごはんを食べます。

ここで食べ過ぎてしまうととても眠くなってしまうので、なるべくライトに食べるようにしています。そのように心がけていたとしても、眠くなってしまう時間は15時、16時あたりに訪れます。私は、そのような時は気にせずに仮眠を取ることにしています。15分くらいリラックスして目を閉じるととてもリフレッシュでき、そのあと集中することができます。眠い中1、2時間を無駄にしてしまうよりは、潔く仮眠をとりその後の能率をあげた方がいいと考えています。


やりきったと思ったところでもう少しだけやってみる

この習慣は、筋トレをすることによって身につきました。筋トレでも、自分がある種目を40回やると決めていたとして、40回終わるときに、もう一回だけ挙げてみようとか、あと10秒だけ長くやってみよう、というように自分を少しだけ追い込むことで成果が変わってきます。これを仕事にも応用すると、1日が終わりに近づき、やりたいと思っていたタスクが片付いた、もしくは終わらないから残りは明日やろうと考えた時に、いや、後少しだけやってみよう、というような気持ちが大事だと思っています。エンジニアであれば、明日調べようと思っていたことを10分だけ調べてから帰ろうとか、関数を一つだけ書いてから帰ろう、というように、自分がもういいやと思ったところから少しだけプラスアルファするような感じです。これにより、2つの効果があります。

1つ目は、次の日やることがより明確になることです。明日やろうと思っていたことを少しだけ着手することで、「ああ、こういうところが難しそうだ」とか、「ここはこういうことをやれば良さそうだ」と少しだけ当たりをつけることができます。次の日にタスクを書き出す時、少しだけやっていればスムーズにタスクを書き出すことができ、やることを明確にしやすくなります。これは、次の授業でどのようなことが出てくるかを少しだけ予習しておくような感じでしょうか。たった10分だったとしても、結構大きな効率改善が見込める気がしています。

2つ目は、塵も積もれば山となるという言葉の通り、少しの積み重ねが大きなアドバンテージになっていくことです。自分の考えている計画通りにタスクが進んでいるとして、少しだけ前倒しに進めることを毎日続けることで、結果的に一週間後にはより余裕を持った形でスケジュールを進めることができます。もし早く終われば、早めにフィードバックをもらうことができたり、早く終わった分もっと精度を高めたり、次の仕事に取り掛かったり、もしその週にやることがなければ他のことを勉強する時間になったり、ブログを書いたりすることができます。このように、計画よりも前倒しに何事も運んでいくことで、精神衛生上もよくなりますし、結果が出やすくなります。もちろん、本当に疲れている時はこのようにプラスアルファする必要もないですが、もし少しだけ余裕があるのであれば、10分ほど前倒しでやってみてはどうでしょうか、とりかかると楽しくなってもっとやってしまったりしてしまうので、あまり無理はしない方が良いですが。

また、ここで言及したいもう一つのポイントとして、「フィードバック」をなるべく早くもらうということがあります。自分が責任を持って完璧に仕事をしようとする気概ももちろん大事なのですが、やはり自分の感覚だけで何かを作ろうとすると、求められていたものと違ってしまうことが多いです。したがって、そのような齟齬をなるべく小さくするためにも、フィードバックをなるべく早くもらうことは大事です。一番避けたいのは、計画が終わりそうになる直前にフィードバックをもらいに行き、締め切りが近い状態で大きな修正をかけないといけなくなることです。この状況が起きた場合、精神的にもきついですし、それによって他人を責めるような思考に陥りやすくなります。そうなる前に、計画のかなり早い段階で数回フィードバックをもらうようにし、足りないところを的確に埋めるように進めた方が良いと思っています。


他人のやらなかったことを気にしない

これは、格言のようになってしまうかもしれませんが、端的に言えば、他人を責めない、というような思考の習慣のことです。

チーム内のメンバーだったり、上司、もしくはプロジェクトを進めている相手など、仕事を一緒にする人たちはさまざまかもしれません。そのような時に、

  1. 自分がやったこと

  2. 自分がやらなかったこと

  3. 他人がやったこと

  4. 他人がやらなかったこと

の4セクションにタスクが分類できるとします。
この時、多くの人はどこを認知することが多いでしょうか。

それは1と4です。

つまり、人間は自分がやったこと(自分の成果)、そして他人がやらなかったこと(他人がサボったこと、もしくは能力的にできなかったこと)をより認知し、自分がやらなかったこと(自分がサボったこと、もしくは能力的にできなかったこと)や、他人がやったこと(やってくれたこと、他人の成果)をあまり認知しない傾向にあります。結果として、自分の成果をより主張し、他人の出さなかった成果に対して責めてしまうことが多いのです。

その2セクションを考えるよりも、
「自分がやったこと」と、「自分がやらなかったこと」の2セクションについて考える方が遥かに建設的です。結局のところ他人のやることについてはコントロール不可能ですし、もし明らかに「他人がやらなかったこと」が多く、「自分がやったこと」が大部分を占めているにもかかわらず自分が評価されない状況があるとすれば、それは会社全体の問題であり、あなたが個人的にどうこうする問題でもないと思います。そのようなことにエネルギーを使うより、まずは「自分」がなにをやって、なにができなかった(もしくはやらなかった)のかについて、どうすればもっと改善できるのかを考えることが必要だと考えています。それができた上で、次に、「他人がやったこと」を認知し、「やってくれてありがとう」というようにポジティブに捉えるべきだと考えています。「他人がやらなかったこと」に関しては着目する必要もありませんし、(たとえ理不尽だったとしても)考えないようにした方が賢い選択だと考えています。


おわりに


今回は、私がITスタートアップの会社で3年ほど働き、(今の所)たどり着いている行動の習慣や、思考の習慣について書き下してみました。

もちろん、人それぞれ置かれている環境は違いますし、考え方の違いや、ライフステージの違いなどによって、どのような習慣が最適か、ということは異なると思っています。

大事なのは、どのような習慣を続けた方が「現在の自分」にとっては最適なのか、

ということを、変わっていく環境の中で考えながら、そのときに一番最適だと思われることをやっていくことだと思います。また、やっている間は没頭できるくらい頑張ってみる、ということに尽きる気がしています。

もし、読んでくださった人の中で参考になったという方がいらっしゃたらとても嬉しいですし、

どのような習慣を持って過ごされているのか逆にコメント等で教えていただければもっと嬉しいです。



今回はこの辺で。


kenmaro


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?