制作データで分かる性格

私は職業柄数多くの制作データを見てきました。
そして今では制作データを見ただけでその人の性格が良く分かるようになってしまいました。
表面上いい人そうでも、制作されたデータを見ると粗暴な性格が透けて見えます。

最もよく分かるのがIllustratorというAdobeのソフトで作られたデザインデータです。

レイヤーというセルアニメの階層構造のような仕組みがあるのですが、ここに一番性格が出ます。
キッチリしてる人は4~5個程度に纏め、それぞれの階層を分けた理由がはっきりしていて、とても扱いやすいデータになっています。
しかし、だらしない性格の人は無意味なレイヤー構造で、数もやたらと多かったりします。
整理整頓出来ないところがレイヤー構造に顕著に現れるのです。
そういったレイヤー構造だと作業時間も多くなり、無駄な残業も増える事でしょう。

また、Illustratorには画像を配置する事もできるのですが、ここにも性格が出ます。
面倒くさがってjpgデータをそのまま貼り付けたり、解像度等を全く意識せずに拡大したり。
知識的な部分ではなく、明らかに適当にやっているのはハッキリとその痕跡が現れるのです。
そんなデータを見るたびに「雑なつくりだな~」とため息をついてしまいます。

逆に凄く丁寧なデータの作りで、分かりにくい部分に注釈まで付けてもらえる事もあります。
普段の打ち合わせでは割と愛想は良くない女の子が、データの作りは正に良妻賢母。
はっきり言って惚れます。
あの娘、嫁に来てくれないかな~、などと思いながらデータの処理してる日々でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?