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【note版】簡単にスピードが出せるフォームを身につける方法

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上の写真は左がフォーム矯正前、右がフォーム矯正後です。

左太もも裏のハムストリングというところで肉離れを起こしてから、カラダのバランスが悪くなり早く走れなくなりました。

早く走れても3~4kmなら何とかなるのですが、それ以上の距離はスピードを維持することができません。

そんな時、ニッポンランナーズのヘッドコーチが撮影してくれた動画を元に原因を探りフォームを修正。

肉離れを起こしてからまだ一ヶ月半のタイミングでまだ無理はできませんが、サブスリーペース1km4分15秒に近いペースで楽に走ることができたわけです。

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今回はフォームを修正するためにどこに注意して走っていたかをお伝えしていきます。

■フォームを見て3つのことに気がついた

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この写真を見て感じたことは3つ。

1. カカトから着地している
2. カラダが後ろに倒れ気味
3. 肩にものすごい力が入っている

カカトから着地するということは、足がカラダの前で着地し、ブレーキをかけているということになります。
それではスピードは出せません。
なぜカカトから着地しているかというとカラダが後ろに倒れているからにほかなりません。
そしてカラダが後ろに倒れ気味だとストライド(歩幅)も必然的に狭くなります。
一歩で進む距離が短いということもスピードが出せない理由の一つです。
更に肩が力が入っているのは足が前に出ていかないので腕振りに頼らざるえない状況になっているためです。
腕を振ることに頼らなければならなければ、腕の根本である肩に力を入れなければ振ることができません。
しかし、人のカラダは不思議なもので、力が入れば入るほど関節の動きは鈍くなります。
その影響で上半身全体が力んでしまい窮屈なランニングフォームとなってしまっているのです。

では具体的に意識した2つのポイントについて解説します。

■修正したポイント その一:肩の力を抜く

まず修正したのは「肩の力みをとる」です。

別記事でこのことは記事にしています。

やったのは「旋段の手」と呼ばれるメソッドです。
「旋段の手」は「センダンのテ」と読みます。
この本に書いてあります。

手をこのようにするのが「旋段の手」です。

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これがやりにくければ指を「OKマーク」のようにしても同様の効果が見込めます。

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僕はこれをやると肩に力が入らないというより力を入れられないという感覚になります。

■修正したポイント その二:前傾姿勢を保つ

「旋段の手」をして肩の力が抜けると上半身の力が抜けます。
そうするとやりやすくなるのが前傾姿勢をとるということ。
言い方を変えると「前に倒れ込むように走れるようになる」ということになります。
早く走るためには使える力は全て上手く使うことです。
しかし効率よく長い距離を走るためには体力を温存しながら走らなければなりません。
では何の力を使えばいいのか?
前に倒れ込む力を使い、それを推進力に変えましょう。
「前傾姿勢」と考えてしまうと、腰から上だけ前傾姿勢なるだけで、前に進む推進力はほとんど生まれません。
そのため「前に倒れ込む」、もっと極端にいうと「全身が地面に倒れ込む」というイメージで走ります。
実際、先程の修正後のフォームは全身で前に倒れ込むイメージを持ちながら走っています。
走っている最中に気を抜くと胸から地面に倒れ込んでしまう、それくらいのイメージで走っていました。
これで倒れ込む力を推進力に変え、体力を温存しながら走る続けることができます。

■最後に

修正したポイントはたった2つです。
しかし走るフォームとスピードは劇的に変わったと思います。
そして、なかなかスピードが上がらないという方は「全身に力が入りすぎている状態」になっているのではないかと今回のフォーム修正で思うようになりました。
まずは肩の力を抜くことから始め、一つ一つ原因を潰し、フォームを固めましょう。
そうすると楽に走れるようになりますよ。


追記
こちらは動画で解説している記事です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。