見出し画像

話題のドリンク「MARUTEN(モルテン)」を飲んでみた。

画像1

ランニングをする方で、記録を狙ってレースに出る方には愛好者が多いスポーツドリンクがあります。

それがMAURTEN(モルテン)です。

非公認ながら世界で初めてフルマラソン2時間切りを達成したキプチョゲ選手も使用しているアイテムです。

世の中には色々なスポーツドリンクが販売されていますが、これだけトップレベルの選手に愛用されるスポーツドリンクも珍しいのではないでしょうか。

今回はマラソンランナーの間では話題のドリンクである「MAURTEN(モルテン)」についてお伝えします。

■「MAURTEN(モルテン)」を作ってみた。

画像2

まずはどんなものなのか、実際に作ってみました

今回作ったものは「DRINK MIX 320」というアイテムです。
同じドリンクのアイテムとして「DRINK MIX 160」というアイテムがありますが、「DRINK MIX 160」よりもさらに高濃度エネルギーが含まれています。
トップアスリートがフルマラソンの給水等で使っているのはこれだと推測します。

画像3

水500mlに一袋分を入れ入れた粉末が完全になくなるまで混ぜました。
全て溶け切るまで2~3分かかりました。
一部「ダマ」になってしまい、溶かすのに時間がかかっています。
丁寧にかき混ぜればもっと早く混ざるでしょう。
(かき混ぜている動画はこちらから)

全部溶かし切った後スプーンで液体を持ち上げてみましたが、通常のスポーツドリンクよりは「とろみ」があるかなと感じています。

DRINK MIX 160よりもさらに高濃度のエネルギーが含まれているDRINK MIX 320は、すでに多くのエリートアスリート達が使用し、結果を残しています。1回分でDRINK MIX 160の倍に相当する80gの炭水化物が含まれています。これは、本来吸収できると考えられている量の約3倍にあたります。ハイドロゲル技術により限界を超えた高濃度のエネルギーを吸収することが可能になりました。
(メーカーホームページより引用)
DRINK MIXを500mlの水と混ぜ、溶けるまで十分に振ります。ハイドロゲル技術が十分に機能するためには、適切な比率を守ることが重要です。スポーツの前、最中、直後などお好きなタイミングでご利用ください。
(メーカーホームページより引用)
私たちの研究では、体は1時間に最大90グラムの炭水化物を使用できることがわかっています。1つのDRINK MIX320で80gの炭水化物が含まれています。
(メーカーホームページより引用)

この説明を見る限り運動を継続するのに必要なエネルギーである「炭水化物(糖質)」が多く含まれていることがわかります。
糖質が多く含まれていることで液体自体に粘度が出たと推測します。

画像4

エネルギーも320kcalと米茶碗一杯〜一杯半分くらいのカロリーを摂取できます。
カーボローディングにも使えそうですね。
カーボローディングをすると体重が増えすぎてしまう方は重宝すると思います。

■「MAURTEN(モルテン)」を飲んでみた。

実際に自分の練習をする時にこの「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」を飲んでみました。

画像5

この日の練習はクラブの練習で「1000m+400m」を6セットやりました。
運動強度が高い練習です。

練習前に「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」を飲んでみましたが、味は「薄いガムシロップ」「砂糖水」という感じ。
とにかく「甘い」です。

運動している最中にこの甘い飲み物を飲むのはキツイかもと思い、クエン酸系のスポーツドリンクも用意しています。

実際1セット終わるごとに飲みましたが、「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」初体験のせいもあり、やっぱり甘さが気になりました。
そのため、「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」を飲んで、口直しにクエン酸系スポーツドリンクを一口飲むというルーティンで摂取しています。

効果を感じたのは3セット目くらいから。
最近は故障明けのため、練習の中盤からキツくなることが多く、いつもなら疲労を感じ始める頃なのですが、それをあまり感じませんでした。
フルマラソン30km以降に突然来る「ガクッ」と足にくるような疲労感はありません。

結局最後まで1000mは3分40秒前後、400mは80秒前後(ラストだけ72秒)で走れました。
フルマラソン2時間58分の記録を持つ故障明けのランナーの練習ということを考えればこの練習結果は上出来と言えるでしょう。

ダウンをやる前に残っている「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」を全て飲み、練習を終えました。
その後、強度の高い練習をした割にはお腹が空くことがなく、帰宅後の昼食も軽めで済んで「腹持ちの良さ」はかなりいいと感じています。

フルマラソンの給水に使われる理由がよくわかりました。

■最後に

市民ランナーが自分のスペシャルドリンクを給水所におくことはほとんどのランナーができないと思います。

そのため、レース中の給水で「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」の恩恵にあずかれるランナーは本当に一握りです。

では、スペシャルドリンクを置けないランナーは「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」をどのように活用するのがいいのでしょうか。

個人的には「レース前日」もしくは「レース当日朝」に500ml分飲んでおくというのが最適だと思います。
カーボローディングに使う一つのアイテムという位置付けです。

給水を止まって飲む方は小分けにしてレースに携帯し、給水所ごとに水に溶かして飲むのもいいかもしれません。
最後まで足が終わることなく走れることでしょう。

「MAURTEN(モルテン) DRINK MIX 320」は高価ですが、その分効果があります。
勝負レースの時には使いたいアイテムですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。