KENKENGOGO 竹中健司

竹中木版 竹笹堂の代表です。ー仕事と個人ー もっとみる

KENKENGOGO 竹中健司

竹中木版 竹笹堂の代表です。ー仕事と個人ー http://www.takezasa.co.jp https://takezasado.com

マガジン

最近の記事

スウェーデン ヨーテボリ

スウェーデンのヨーテボリの博物館に所蔵されている、 世界で一番古い日本のカルタの調査に来ている。 作り方と素材を調査して、復刻するプロジェクトだ。 日本の木版のワークショップを開催して、 国営テレビに紹介され、日本の木版を広めていく。 そのヨーテボリの場所は、この時期なのか知らないが、 アジア人を、ほぼ見かけない。そして、日本人が居ない。 (実際は、関空から一緒になってる日本人はいる) 気候が良い時期に、美味しい料理、 はじめてのスウェーデンに喜んでいる。 来週は、その

    • TORII

      鳥居が連なりトンネルみたいになっている。 みんなの願い、連なっている。 先はどこまでも続くように。 数が増えるとデザインになる。

      • kyo-box

        京都を上から見て、 歴史ごとに積み重なってるイメージ。 年代は色ごとに分けられ、 偶発的に重なった箇所は、 複雑な色合いが出てくる。 掛け合わせ技法で、 たまたまな色合いになる。 たまたまな色の積み重ね。 たまたまな歴史の積み重ね。

        • 作品説明「higashiyama biorhythm」

          作品を整理している時に、 スタッフから作品の説明を、 もう少し聞きたいと言われたので、 これから作品の説明をしていく。 作品の説明をあまりしてこなかったのは、 購入者さんに自分の解釈で遊んでもらうつもりなので、 作者の意図を言わないようにしていた。 でも、僕自身も作品整理していくうえで、 まとめていきたので少し説明していく。 町並みは人の営みとともに、 建物の大きさが変化していく。 人の時間とノリはイコライザーのように、 常に変化していく。 そんな短い時間を京都の東山が

        スウェーデン ヨーテボリ

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • KANKANGAKUGAKU 侃侃諤諤
          KENKENGOGO 竹中健司
        • KENKENGAKUGAKU 喧喧諤諤
          KENKENGOGO 竹中健司

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          お彼岸

          お盆とお正月は、 小さい頃から休み期間になるので、 これらを認識していた。 もうちょっと大人になって、 夏至と冬至を認識出来るようになって、 夏至からのさみしさと、 冬至からの喜びを感じられるようになった。 やっと今、 お彼岸を認識出来るようになって、 これらも起点のひとつとなった。 暦と自然の流れ。 自分のスケジュールに組み込んで、 生活を楽しんで生きていく。

          棚卸

          3月は年度末なので棚卸。 大掃除も兼ねて3日間営業停止。 3日間も集中して大掃除をすると、 いつも出来ないとこまで出来る。 でも、道具、版木、書籍、サンプルなどなど、 そこまで綺麗にしたかったので、 4月に、もう3日間追加して整理を実行する。 ここまで出来たら、 色んなロスも消えて、 これからの、仕事がはかどっていく。 その分の余った時間やお金やらで、 また、スタッフみんなで美味しい物を、 食べに行こう。

          神仏の版木

          神社さん、お寺さんの版木をお預かりして、 その版木に膠着した墨を除去したり、 欠けた部分を修復したりする。 その後、摺を行い、 綺麗に洗ってお返しする。 日本全国からお集まりになる神様仏様。 以前からこの仕事を行っていたが、 この頃、特に多くなってきた。 真言を唱えて、 版木に失礼のないように摺る。 その様な行為も喜ばれているのか、 口コミで、うわさされている感じだ。 少し夜遅くまで摺ってる時、 ふっと、我にかえる。 大勢の神様仏様がすぐ横に居はる事に気付く。 怖がりな

          危険なんで棄権

          京都マラソンの当日は、 冬の雨が降っていて、 現在の能力の6時間完走では、 待ち時間を含めて7時間以上、 冬の雨の中に居るしかなかった。 リハビリマラソンなのに、 次の週に寝込んでたら意味ないし、 今回は棄権した。 また来年に走ろうと思って、 新しいトレーニング方法を導入して、 体力の基礎向上をはかろう! 大文字山まで走って行って、 大文字の頂上まで登って、 走って帰ってくる。 でも、雨の日はやめとく。

          追悼

          さみしいなーって、思うことは余りなかったけど、 アニメの木版画を一緒に制作してた広田さんが亡くなって、 それから、さみしいなーって思う事がある。 久しぶりに呑みたいなーって思うし、 ほんまに居やらへんようになったんか? なんて思う時もある。 今度は、その広田さんと作らしてもらってた、 松本零士先生が亡くなった。 先生ともイベントを一緒にさせてもらったり、 呑む時なんかは色んな面白いお話しを聞かせてもうた。 小さい時に憧れた先生と呑めるなんて。 当時はそう思いながら、 これ

          アイススケート

          久しぶりにスケートしてみた。 意外と滑れる自分に喜びを感じた。 アイススケートは、 他のスポーツにも通用する体力をつけられるかも。 冬のトレーニングとして導入しようか考える。 フィギアかホッケーかスピードか、 マイシューズを手に入れようか。 京都アクアリーナの夏場は50mプール。 冬場はアイススケート。

          かきつばた

          NHKイッピンで紹介されたカキツバタの作品です。 白のカキツバタは京都市の北にある深泥池で自生している花です。 京都は遠い昔、沼地が多かったらしく、 その一部として残っているのが深泥池です。 紺色のカキツバタは、 そこから西に行った大田神社で自生しています。 この池も遠い昔から存在しているようです。 今では、二つの池の間は住宅地が連なっていますが、 昔は、そこらへんも沼地、湿地帯だったと思います。 人が作った歴史も古い京都ですが、 人の歴史が積み重なる前の京都から続く花

          新作 5:00AM

          毎年行っているハワイのダイアモンドヘッド下の、 サーフィンをしている風景の木版画を制作した。 作品を少し斜めに撮影すると、 その場所に居るような感じになった。 朝早くからドキドキしながらロカールの仲間と、 ゲッティングアウトしてポイントまでいく。 真っ暗で波の大きさも確認出来ない状態で、 500mほどパドリングで突き進んでいく。 遥かニュージーランドから届くスウェルは、 この場所で最高の波となって、 朝焼けの中、僕らと遊んでくれる。

          新作 5:00AM

          初版

          初釜の扇子の摺が終わるころに、 竹笹堂では年の初めの木版画教室を、 初版と呼んで、彫りはじめ、摺りはじめを行い、 そのあと新年会を開催している。 今年も無事に終了して、 早くに呑み始めて酔うので、 なるべく早く帰宅しようと、 今年から思っていた。 そして例年通りに、 二次会を開催して、 三次会にも突入してしまい、 歌いはじめまでしてしまった。 来年こそは早く帰れるようにと、 鬼にも初笑いを、はじめてもらった。

          年齢の一の位

          年齢の一の位が若いほど、 気持ちも若くなる。 29歳より32歳の方が数字で見ても、 言葉にしても年がいってるけど、 気持ちは32歳の方が若くいけてる。 29歳は20代の最終局面で、 20代の大先輩なんで、 なんか年をいった気がする。 それは20代の仲間の後半やから。 でも、32歳になってしまえば、 30代の若輩ものになるので、 気持ちが若くなれる。 30代の仲間の前半やから。 89歳と91歳。 うん、91歳の方が気持ちが晴れやか。 10年ひと昔とすると、 10年の年代で

          あてにならない明日はない

          今やらないといけない事。 今やると明日疲れる事象。 もう少し先に目を向けると、 進むか、休むかを決断出来る。 でも、明日に任せると、 詰まった思考も改善出来て、 より良い答えを導き出せる事がある。 もし失敗しても、 先の未来で今後はどうすべきだったのか、 今後の行動を見つけることが出来る。 視線を遠くにもって、 見るようで見ない状態に出来れば、 明日に任せることが出来る。 しんどい時は、 明日の自分に任せてみよう。

          あてにならない明日はない

          テレビ撮影

          NHKのテレビ取材があった。 今回は、京版画の技術を深く取り下げてもらった。 あらためて技術的内容をまとめると、 なかなか言葉に出来なかった事が、 言葉として伝えられた。 言葉に出来れば、 自分だけの認識ではなく、 竹笹堂のみんなとも共有が出来た。 テレビの撮影によって、 いつも自分を再認識出来て、 またアーカイブも出来ていく。 見直しをして、 仲間に伝える。 継承する過程において、 メディアは広報要素だけではなく、 僕を手助けしてくれる要素もある。