KENKENGOGO 竹中健司
ぼくのこと
しごとのこと
東京を歩きながら呑みながら、 ゆっくり散歩してみた。 知らない場所に知らない庭園があった。 ニューヨークのセントラルパークからの景色の様だった。 歩かないと分からない土地の風景。 他にも庭園があるようなので、 東京へ行く時の楽しみにする。
作品が仕上がった。 もうちょっとで完成だ。 途中の感じ。 最初はめっちゃ上手く出来てる! 上手くいってないなー。 完成した時は上手く出来なかったな。 って思ってしまって。 凄く不安でアンニュイだ。 全部やり直したい。とか思う。 それは細かいところまで神経を尖らせて制作し、 すべての画面のいいとこ、悪いとこを把握していて、 全体像として作品の仕上がりを確認しにくいためで。 パーツばかり気がいって、 作品として見れないので、 バランス悪く見てしまってるからだと思う。 2週間
針時計で毎日を過ごしている。 数字表示の時計だと時間が少なく感じる。 針時計だと分量で時を計れるので、 迫られる感じが無い。 車のメーターも針の方で見てる。 距離時間などを計算するときは数字表示に変更している。 時間はあるのか無いのか、 今中はとどまっているのか、動いているものなのか、 今のいが見えてくるのは経験的作用なのか、 すでに知っているものなのか、 居場所の認識と残りを同時に理解出来るバランスを保つ。 このバランスが保っている状態を継続するために、 時間は分量と
数年ぶりの歩行者天国になる祇園祭。 竹笹堂の縁側に聞こえてくる祇園ばやし。 どこの山鉾の祇園ばやしなのか、 区別をつけられないが、 いつもより活気がみなぎっている。 屋台の人たちも嬉しそうだ。 町内の人たちも少し上がり気味だ。 僕も少し気持ちを抑えてるのかもしれない。 今日は宵々山。
和紙に滲み止めを施すため、 ドーサ引きという加工を行う。 膠にミョウバンを入れてドーサ液を作り、 刷毛で和紙に塗る。 雨の日はイオンの関係で、 この作業を行わないので、 ドーサ引きを行う時は天気予報ばかり見てる。 梅雨明けが早い。 チャンス、でも台風、 波乗りに行くか、 いや摺るか、思たより早く台風居なくなる。 ドーサ引きか、 こんな感じで合間なのか、 何の合間なのか、 と思いながら、 本日はドーサ引きを行う。
六甲山のアスレチックに行ってきた。 現状の体力がわからない状態なので、 難しいのは最初飛ばして、 なれてきたころからから、 難易度の高いのに挑戦した。 丸太を上から抱きかかえながら進むつもりが、 くるっと半回転して水に落ちそうになった。 なんとか尺取虫のように進み、 どうやったかわからないが、 水に落ちずにクリア出来た。 ギャラリーから拍手喝采がおこっていた。 ギャラリーが期待を込めて、 ロープを引っ張って、 浮きに乗って進む種目へ進む僕を見ていた。 どちらの期待感があっ
祇園祭の山鉾には御幣が飾られています。 御幣(ごへい)は、紙垂(しで)です。 私たちは和紙を裁断した時に出る余った紙を、 紙垂と呼んでいます。 今回は御幣をモチーフにした新作を作りました。
浮世絵の摺る仕事が多くあり、 この8月までその予定で詰まっている。 毎月毎月納期にあわせて摺り続けている。 同じことの繰り返しで、 さらに技術が向上していく。 修行の様な状態で、 毎月毎月最後の方はボロボロになっている。 ふと体重をはかるとと3キロ痩せていた。 運動もしていないのに、 身体の形が変わっていく。 9月ぐらいに新しい作風に挑戦する。 溜めた技術とエネルギーをそこで開花させる。 繰り返しの力の凄さが、 あらためて身に染みる。 アーシャも変えてみよう。
ちょっと前の関西テレビの撮影で、 ジャニーズの子と共演した。 木版仕事は三者協業の仕事の説明をする時に、 絵師・彫師・摺師がいます。と伝えた上で、 そのとりまとめのプロデューサー的な存在に、 版元があります。と言った時に、 彼に向けて指をさして、Youーって流れで言ってしまった。 たぶん、僕の頭の中でプロデューサーって言葉から、 Youーって繋がったと思う。 その所だけカットになっていた。 先日、違うジャニーズの子が撮影に来た。 6月にKBS京都で放映される番組の収録で
庭の梅の木にめじろがやってきます。 梅には、うぐいすな感じですが、 密を吸いにめじろがやってきます。 綺麗な綺麗な黄緑色で、 めっちゃ、ちっちゃいです。 この頃は、慣れたのかな。 近くに居ても逃げないです。
和紙を裁断する時に、 裁断するようの薄い包丁を使います。 木の定規の上に足で押して和紙を抑えて、 その定規に沿うように包丁を引きます。 なかなか難しくて、 この裁断方法をする人は稀になりました。
芸能人さんとの写真などあげることは稀なんですが、 森脇さんが男前やったなーって思ったので、 今回はあげてみました。 KBS京都とか京都マラソンとかで、 お見かけすることはあるのですが、 お話ししたのは初めてで、お顔をじっくり見たのも初めてなので。 やっぱ、あごのラインやなー。 タレントの方々は頭の回転が速いので、 なるべく、ゆっくりしゃべろうとしても、 僕もしゃべりすぎてしまいます。 5月1日に放映予定だそうです。 ま、お上りさんみたいにならん程度で、
版木には、その版木の摺る色の配合を記載しておきます。 そうする事によって、次回に摺る時の色作りが楽になります。 分量を細かく記載する事ではなく、 どの絵具を使用して混ぜたのかがわかるようにです。 でも、それを信用しすぎると違う色になったりもします。 見本の作品にてらし合わせながら、 色の退行を考えながら、 版木に記された配合を参考にしながらです。 多角方面から考えることが重要です。
さぶさの終わりがけで、 あったかくなったと思ったら、 さぶい時が、また来る。 この時の気の緩めで、 より、さぶく感じる。 木版仕事の最後の摺でも、 もう終わりやなー。と、ほっとすると、 失敗したりして最後の最後で台無しになる。 他のことでも、どんなことでも、 最後の最後に気を緩めるとアカンようになる。 あの気の緩みが好きなんやけど、 長く感じるから、急いでやってまうと慎重さが失われる。 ここが締められたら、 もっと色々、成功すんにゃろなー。
木版に使用する版木の基本は山桜です。 山桜は真っすぐに伸びて、 花が咲くときも葉(茶色系)があります。 ソメイヨシノは花だけになって綺麗ですが、 真っすぐに伸びないので、 版木に使用するには不向きです。 桜の種類の中でも、 大島桜が最良と言われています。 大島桜も葉(緑系)と一緒です。 河津さくらが咲いています。 これから色んな種類の桜が、 その時期にあわせ咲いてきます。
古い版木の修復、復刻などの専用ページを作りました。 昔の版木を修復し残された跡から技術を学び、 そしてそれらを未来の作品に移す。 過去と未来の間に今を置く。 その考え方、行いは、「中今」と神職さまから学びました。