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キャビネットのIR聞き比べ

今回はスピーカーキャビネットのインパルスレスポンスにスポットを当ててみました。

IRでキャビシミュレートする前と処理後の音源でチェック出来ます。

近年インパルスレスポンスImpulse Response (略してIR)という言葉自体、宅録ギター界隈?でも随分と一般的になって来ました。

ギターアンプシミュレーターのハードウェアやソフトウェアでは、IRを使うものが多くあります。LINE6 Helix,Fractal Axe FX,Positive Grid BIAS, 等など。独自のキャビネットシミュレーターの他にサードパーティーのIRも読み込めるようになって、よりパーソナルでリアルなサウンドメイクが出来るようになりました。

IRとは?

ザックリ言うと「Aという音色をアンプのキャビネットを通して聞くとABCという音色に変化する。それを空間音響特性を時間軸の変化含めキャプチャーしたもの」がキャビのIRという感じですね。。(強引)

もっとザックリ言うと、アンプシミュレーターにおける結構重要な部分に使われるもの。

知識としてはこんなんでいいと思います。個人的には。

ようは、キャビネットの音を再現させるために使う短いオーディオデータ。と言えるでしょう。


IRでキャビシミュレートされる前の音。

ギターアンプからスピーカーキャビネットに繋がる前の音、ようはキャビシミュレートされる前の音がコチラになります。

お聞きの通り、お世辞ににもギターらしくいい音とは言えませんね。


IRでキャビシミュレートされた音。

コチラになります。IRは自分で作成したデータを使いました。


断然リアルさが違って来ますね。これがIRを使ったキャビシミュレートされた音なんです。

この後いくつかのマイクでの違いや、キャビネットの種類など音源ありで詳しく解説していきます。


今回はLINE6 HelixにOvaltoneのHarmonics Boost を繋ぎ、基本の音色を作りました。

本来ならHelix内部でキャビシミュレートするのですが、今回はそこはパスした音を、DAW(Cubase Pro9) にレコーディングして、Mix IR2というIRデータを読み込むプラグインを使い、複数のマイキングで比べて聞けるようにしてみました。



ここから先で色々なIRを使った音源を使い、IRによる違いなど解説していきます。


前説が長くなってしまいました。。

ここからは音メインで飛ばしていきます。

音の流れは上に書いたように、ギター(フェンダー・アメプロストラト)〜Helix、(センドリターンにHarmonics Boost)〜Cubase9内でMixIR2にIRを読み込んで聞き比べられるようにしました。

キャビネットモデルはEVHでスピーカーもセレッションのEVHとなっています。

フレーズはダブルで2回弾いていますが、全て同じ素材になります。

使ったマイクのIRは、

SHURE SM57、ゼンハイザー421、ロイヤーR121リボンマイク、ノイマンU87 コンデンサーマイク、SM57とAKG414のミックス等、�聞き比べ出来るようにしています。



基本のSM57

ギターアンプの録音と言えばまずSHUREの57と言われるほど、一般的に多く使われるマイクです。



ハイミッドが特徴的なゼンハイザー421


ロイヤーR121 リボンマイク


ノイマンU87 コンデンサーマイク


SM57とAKG414のミックス

複数のマイクを使って収録することで、立体感や音の深みのようなものを得る事が出来ます。

SM57,R121にAKG414をオフマイクで。

アンプから少し離れた所でマイキングするオフマイクの効果。

このようにIRの種類を変える事で、音色を変えることが出来るんです。

今回は主にマイクの違いを上げてみましたが、マイクの距離や角度によっても音に違いは出ますし、データ収録した環境によっても違いが出て、その結果出音にも大きく影響してきます。

ですので、基本はあり物を選んで使う方が時間がかからず良いかと思います。

ちなみにスピーカーおよびキャビネットのIRを販売しているサイトで有名どころは、、

ç

https://ownhammer.com/store/

Red Wire

http://www.redwirez.com/

ChopTones

https://www.choptones.net/

スピーカーでも有名なセレッションも。

https://www.celestionplus.com/

など、海外のサイトが多いですね。

僕はこういう事が好きなのと仕事でもありますので、自分で混ぜ合わせたりしていますが、、。ただし慣れるまで時間はかかります。
エンジニア的な耳の使い方や、アナログシンセにも通じるような「混ぜ合わせの極意」みたいな感覚も必要になりますし、、。

いずれにせよイコライザーやリバーブなどで再現するのは難しいところですし、かなり奥が深い分野になります。

更に複雑なミックスを施してリアルな感じを再現する事は可能ですが、

あくまで「ある一定の条件での音」をサンプリングしたものなので、当然ながら本物の生音とは種類が違うものになります。

レコーディングにおいてはとても便利に使えるIRデータですが、アンプからの生音と同じではないという事は認識しておくべきだと、僕は考えています。

*もしもこの記事がお役に立てたなら、SNS等で拡散して頂けると幸いです。

今回は以上になります。

では。














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生演奏も大好きなIT系ギタリスト。マジメ、テキトー、集中、散漫が同居。麺類大好き。家のご飯が一番好き。田舎暮らしで宅録なブログや、スタジオ、ライブ等職歴は→https://takuroku.club/profile/