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レコーディグ後に音色のニュンスを変えるアイデア。IRデータ編。〜気が付けば第30号。


レコーディングした後に音色のニュアンスを変える方法は色々とありますが、アンプを鳴らさずにラインでレコーディングする場合にスピーカー(キャビネット)シミュレート部分だけは掛け録りせずに、後でいじれるようにしておくと何かと便利です。

レコーディングする時はモニターにスピーカーシミュレートをかけておくと良いですね。
ラインのバリバリの音だと弾きにくいですし、雰囲気も出し難いですからね。

レコーディングする時にある程度イメージを持って音色を作る事はとても大事ですので、そのイメージから大きく離れず、でもニュアンスは変える。今回はそこがポイントですね。

又、ニュアンスを変える選択肢が細かく多過ぎると、元のイメージから離れてしまい、「異質のもの」になってしまう恐れもあるので、パパッとチョイス出来るようなアイデアです。

今回はこの音色でこんなフレーズを弾いてみました。


マガジン本編では8種類の音源を聴き比べられます。

キャビのモデルは変えません。IRデータを有効的に使うアイデアです。

では行ってみましょう。


複数のIRデータを使います。

IRデータ(インパルスレスポンスデータ)。ざっくり言うと「音の特性を記録したオーディオデータ」の事なのですが、スピーカーシミュレートにはよく使われるデータなのです。
詳しくは http://www.line6.jp/blog/4786/ この記事がわかりやすいと思います。

IRのことだけでかなり長い文章になってしまいますので、ここでは省きますが、
IRデータはLINE6 HelixやFractal Audio Axe FX、ZOOM G5n、BIASでも使われています。

いわゆるキャビネットモデルを変えても当然音がガラッと変わるのですが、選択肢が多すぎるのと、音が変わり過ぎるため、逆に迷ってしまう事もあるんです。音作りの段階や音の実験する時にキャビネットモデルを色々と切り替えて音を作るのはもちろんアリなのですが、「ニュアンスやオケ中でのテイストを少し変える」と言う意味では少々トゥーマッチとも言えるんですね。

又、実際のアンプを使ったレコーディングを想定すると、音色を少し変えるのにキャビネットを変える事はあまりしませんし、あまり現実的な手段とは言えません。

アンプシミュレーターの機能としてキャビネットを変える事は簡単に出来るのですが、出来るからと言って、いつも必ず使わなければならないわけではないですからね。

この辺りは「テクノロジーを思い通りに使うのか、テクノロジーに動かされるのか」的な話にもなるのですが…。



IRデータはネット上に多くあります。


自分でIRを作る事も可能ですが、データを作るレコーディング環境がそのクオリティに大きく関係してくるので、無理して自作しなくてもフリーから有料のものまでキャビネットのIRは沢山出回っていますので、それを利用する方が手っ取り早く良いデータが見つかると思います。

ネット検索すれば沢山出てきますが、Red WirezやOwnhammer、ChopTonesなんかは有料ですが質の高いデータが入手出来ますよ。OwnhammerやChopTonesではKemper,やAxe Fx,用のオリジナルデータも販売しています。

もう想像は出来るかと思いますが、「キャビネットは変えずにマイクを変えてニュアンスを変えると言うことをIRデータを使って再現」するんですね。

IRデータには大抵「どのキャビネットにどのマイクをどのくらいの距離で立てたか」がファイル名になっていますので、それをパパッと変える感じです。

ちなみにRed Wirezのデータはマイキングがかなり細かく録られてまして、そこでまた悩んでしまうので、、いくつかのデータを用意しておいてその中からチョイスするのがオススメです。


実際に録音してIRを変えてみました。

録音のラインは、ギターからOvaltoneのバッファー、Ovaltone blue editionを通って、BIAS Headへ、BIAS Headではクリーントーンセッティングでスピーカーシミュレートはバイパス、それをオーディオインターフェースへ入力しています。
その音をレコーディングするのですが、弾いている時にApollo Twinのアンププラグインのスピーカーシミュレート部分だけ使ってモニタリングしました。

このあたり、もう少しスマートな流れにしようと思案中です、、、。

キャビネットシミュレーターの機能でマイキングがバーチャルで細かく設定出来る物もありまして、それはそれで音作りのパラメーターの一つとして使えますし、微妙な変化も得られるのですが、今回はオケ中でクッと変えて聴き比べもパパッと出来るのが目的でもあるので、IRでマイクセットを変える方法を選びました。


では録音したものをお聞きください。


421のみ


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