須藤憲司さんの「ハック思考」を読んでみた

世界のルール
【時間 × お金 → 成果】
ハック思考では
【時間 × お金 × ハック思考 → 成果】
ハック思考で転換効率を劇的に上げることができる。ハック思考という考え方ひとつで同じお金、同じ時間でも成果は飛躍的に上がると書かれている。

「巨大システムにもスキマが必ず存在していて、そこを巧みにハックすることでもっと世界を良い方向に動かすことができるのではないか」
冒頭で書かれているこの言葉。普通を普通と感じず、さらに世の中を便利にしようという考えにとても共感する。
人と人やシステム同士、会社同士には必ずスキマが存在するし、ある程度の隙間がないとうまくいかない。だからこそハックするチャンスでもある。
世の中にあるもので完璧なものはない。完璧ではないからこそ改善の余地は絶対にあるという言葉だと思う。
これからの世の中にとても必要なこと。それは常識を疑う力だと思う。それはなぜかというと常識にとらわれていると今の状況を受け入れることになり本書に書かれている「ハック」ができなくなるのではないかと思うし、ハックできるタイミングやきっかけを逃しかねないからだ。

「世界を世の中の人とは違った目で見つめていて、その視点が正しいと後から世の中の人が気付いた」
これは有名な哲学者や著名人の人達や成功者に対しての言葉。
世の中の普通や常識とは政府やメディアに操作されて広まって定着したもの出しかないと考えている。日本の教育が他の人と違うことをやれないような教育になっている。他の人と違うことをおこなうと不安になるように教育されている。
だからこそ常に【違う角度からみる】癖をつけることをお勧めする。と言われてもたぶんできないと思う。現に私もできていないと感じているからだ。
それをできるようになるための一つのアドバイスとして世の中の普通や常識がなぜ普通とか常識と言われているのか、その根拠や理由を考えてみると少しだけ違う角度から見るきっかけになるのかもしれない。
物事に違和感を感じたときには本書でも書かれている下記方法で察してみると面白いと思う。私もやるようにしている。

「観察・考察・推察・洞察 という4つの察する力」
ハック思考に必要な4つの察する力。これが習慣化すると
「変化・法則・転用先の制度」が高まり、違う角度で物事を見られ考えられるようになり、成果が飛躍的に上がるようになる。

ここで観察するうえで必要な見方の説明もしている。それは、
「3つのメガネをかけ分ける。鳥の目・虫の目・魚の目」この3つの視点を意識することで視野が広がる。見方が変わることで考え方が変わる。
※3つのメガネの説明。
・鳥の目:高い視点。広い視点。全体観。
・虫の目:深い視点。狭い視点。詳細把握。
・魚の目:流れを読む。客観。相対性。大局観。

「方法の引き出し。言葉。身体性。お金と時間。組織。認知」
方法の引き出し:増やすために「観を鍛える」こと。観を鍛えるとは様々な見方、考え方の引き出しを増やすこと。考え方の引き出しを増やせれば方法の引き出しも必然と増える。
言葉:言葉にできないことは理解できない。逆に言葉にできることは理解できるし、理解できることは言葉にできる。
お金と時間;冒頭でも書いたように【お金×時間=事業成長(成果)】の=をグロース=転換効率(ギアを上げる)=ハック思考となる。

世の中の見方や発想とは違う見方をして他とは違う切り口で問題解決することが限られた時間(平等に与えられた時間)を有効利用し、頭一つ抜き出る方法ともいえる。
このハック思考には生まれ持ったものは必要ないと感じる。必要なのは訓練と継続のみなのではないだろうか。私もいち早くスキマを見つけてハックできるようにしたい。

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